OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

活弁集 流行歌・映画説明集(1)

 活弁集~流行歌・映画説明集(一) 活弁集~流行歌・映画説明集(一)

 第2、3巻の弁士は全て泉詩郎さんのようですが、この第1巻は色々な弁士が語られています。
 10のトラックがあります。1から8までは3分前後と短い。
 1はあらすじ紹介で、2から8までは部分の抜粋。
 9と10に至ってようやくたっぷりと聴ける。
 9は終わり方が中途半端。これで完結なのかまだ続きがあるのか。
 10は完結してハッピーエンドに終わります。
 10のタイトルは「人妻椿」。しかし主人公の人妻の名前は嘉子さん。
 そういえば『少女椿』というマンガもありました。

少女椿 丸尾末広
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/20161227/p1
 
 これも主人公の少女の名前は椿ではなくみどりちゃん。
「椿」というのは運命に翻弄される女性の暗喩なんでしょうか。

 wikipedia:人妻椿

 活弁集~流行歌・映画説明集(一) 活弁集~流行歌・映画説明集(二) 活弁集~流行歌・映画説明集(三) 活弁集

日本コロムビアオフィシャルサイト
活弁集 流行歌・映画説明集(1)
  https://columbia.jp/prod-info/COCJ-35202/
 
1.アントニークレオパトラ / 弁士:染井三郎
2.雪之丞変化 / 弁士:伍東宏郎、泉詩郎
3.吉良の仁吉 / 弁士:熊岡天堂
4.安中草三郎(榛名の梅ヶ香) / 弁士:生駒雷遊
5.原田甲斐 / 弁士:国井紫香
6.月形半平太 / 弁士:加藤柳美
7.木村長門守 / 弁士:鈴木光太郎
8.御存知喧嘩安兵衛 / 弁士:伍東宏郎
9.乙女十九 / 弁士:泉詩郎
 (挿入歌)
 「春の大空」唄:霧島昇
 「乙女十九」唄:二葉あき子
10.人妻椿 / 弁士:泉詩郎
 (挿入歌)
 「人妻椿」唄:松平晃
 「片羽鳥」唄:音丸

イラスト:下田浩一
 
染井三郎

閑話休題 弁士列伝 伍東宏郎1
  http://kaitenkyugyou.blog87.fc2.com/blog-entry-8.html

遊行七恵の日々是遊行
「熊岡天堂の映画説明を聴く」/「ミュージカル映画の世界」
  http://yugyofromhere.blog8.fc2.com/blog-entry-3476.html

 wikipedia:生駒雷遊

国井紫香

加藤柳美

鈴木光太郎:片岡一郎さんのツイート
  https://twitter.com/katsudobenshi/status/63047881971613696

 wikipedia:二葉あき子

 wikipedia:泉詩郎

名弁士歴伝
  https://www.matsudafilm.com/matsuda/c_pages/c_c_2j.html
 
ブクログ https://booklog.jp/item/1/B001D08OP4
  
活弁士、山崎バニラ カツベンは古くて新しいエンタメです”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/02/05/072818
“映画『カツベン!』活動弁士は現代でも通用するエンタメだ!”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/12/17/210254
“カツベン!ノベライズ版 片島章三”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/01/18/200853
寺山修司と DAI-DO-GEI”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/03/02/184115


        
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風と雲と虹と 第7回 女盗有情

 吉永小百合出演 大河ドラマ 風と雲と虹と 完全版 第壱集 DVD-BOX 全7枚【NHKスクエア限定商品】 吉永小百合出演 大河ドラマ 風と雲と虹と 完全版 第弐集 DVD-BOX 全6枚【NHKスクエア限定商品】 風と雲と虹と―平将門の時代 (1975年)

 間違えて先に第8話を観てしまいました。とばしてしまった第7話を視聴。
 将門(加藤剛)が廃屋を見学して退出した第6話からの続きです。
 退出する将門を見送る貴子(吉永小百合)と乳母(奈良岡朋子)。
 将門について、礼儀正しいという好印象を持った様子。
 乳母は藤原氏の専横を苦々しく思っているよう。
 そしてこのような世でも誇り高く生きるよう貴子を育ててきた様子。
 

 藤原忠平仲谷昇)の手紙を寺の住職に持って行くよう命令される将門。
 第6話で上司の大中臣康継(村上不二夫)にあれだけこっぴどく叱られたのに何事もなく勤務して命令されています。
 一度の失敗でめげてはいけませんね。
 門番とちょっとした押し問答はありましたが、はじめてのおつかいは何とかうまくできた様子。
 帰途において第6話で取り逃がした盗賊の一味が屋敷に押し入るのを発見。
 

 指揮をしていた盗賊季光(無双信)を弓で狙撃。
 いきなりの闇討ちなのですが、大勢の敵と戦うには仕方のない方法です。
 

 武蔵(太地喜和子)はジャンプ技が得意で鞭の使い手。
 

 一番の強敵は季重(沢竜二)。
 将門の助っ人が駆け付けたことにより季重は逃亡。
 

 追いかけていくと、なぜか三宅清忠(近藤洋介)がいた。


 武蔵一味も三宅清忠も藤原純友緒形拳)とつながっていた!
 

 純友は武蔵と季重に、季光の仇討ちは待ってくれと頼む。
 将門は俺の大望に必要な人間であり友人だ、と。
 その大望についてはまだ言えない、今言っても信じてはもらえない、と。
 この大望は次回第8話に将門に明らかにするのですね。
 
 しかしあの骨のありそうな同僚であり先輩の三宅清忠が武蔵一味とつながっていたとは。
 第6話で季重が将門を狙ってわざと外したのは、三宅清忠に遠慮していたからなのですね。
 それにしても、なぜ女性リーダーである武蔵を差し置いて季光が指揮をとっていたのでしょうか。
 まあ将門が最初に弓で奇襲するのは指揮役となるだろうし、武蔵が死んでしまってはその後の進行に都合が悪いからでしょうな。ちょっと気の毒なやられ役です。
 ところで季重さんは時々分かりにくい言葉を話します。
 感極まると生まれ故郷の方言で話すという設定なのでしょうか。
 武蔵あたりの方言はあんな感じなのでしょうか。
  

 後日、将門はけら婆(吉行和子)に案内され、山中の廃屋にたどり着く。
 廃墟愛好家垂涎のシーンが多いですね。
 そこに現れたのは藤原純友だった!
 
 ここから第8話に続くのですね。
 将門が純友たちと宴会を始めている間、けら婆は着けて来た季重と戦うわけです。
 しかしけら婆達も武蔵達も藤原純友とつながっているのだから、お互いにつながりがありそうなものですが。
 二つのグループにはつながりはなかったのでしょうか。
 第8話で純友がけら婆がいないので「どこへ行った」と聞くと美濃(木の実ナナ)が
「ちょっと邪魔を片付けて」と答え、
「おばばのことだ。任せておこう」
と答えるシーンがあります。
 手下同士が戦ってますで。
 反体制勢力はまとまった方がいいと思うのですが。
 
 海と風と虹と(上) 平将門 (上巻) (新潮文庫) 平の将門 (吉川英治歴史時代文庫) マンガ日本の歴史〈10〉将門・純友の乱と天暦の治 (中公文庫)
 
 風と雲と虹と NHK大河ドラマ・ストーリー
 
雑記帳
 大河ドラマ風と雲と虹と』第7回「女盗有情」
  http://sicambre.at.webry.info/200910/article_19.html
「将門雑記(風と雲と虹と)」1(01~07)
  http://kotatu.jp/hyo/sakuhin/masakadozakki/01-07.htm
 
風と雲と虹と 過去ログ
麒麟がくる 過去ログ
毛利元就 過去ログ
新選組! 過去ログ
平清盛 過去ログ

 wikipedia:風と雲と虹と
  twitter: #風と雲と虹と  #平将門
ツタヤ
  
NHK大河ドラマ平将門』『藤原純友
  http://sakai.areablog.jp/blog/1000026345/p10648332c.html

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石原千秋 『学生と読む『三四郎』』

 学生と読む『三四郎』 (新潮選書) 学生と読む『三四郎』 (新潮選書) 

 成城大学2年生が1年かけて『三四郎』を読解したゼミの実況レポート。
 大学教育の裏話なんかも描かれています。
 紹介されている大学生のレポートはすごい。
 よく出来たレポートばかり掲載されているのでしょうが、それにしてもこんなレポートが毎年生み出されていたとは。
 学生のレポートとして埋もれてしまうのは惜しいようなレポートもあります。
 これらの指摘は学会で共有されているのでしょうか。
 毎年提出されたレポートは先行研究としてゼミ生は知っているのでしょうか。
 もし読んでいたらダブらないように書かなあかんのでそれもまた大変そう。
 毎年『三四郎』を扱っていると、偶然同じようなことを書くというケースはないのでしょうか。
 夏目漱石の『三四郎』は掘っても掘っても掘りつくせない井戸のような名作なんですね。

 ともかく文学の研究とは簡単ではない。適当に感想書いてるだけではただの感想文なんです。
 私も『三四郎』については思い入れがあったので感想文を書いたことありました。
  
三四郎』な人生論
  http://sanshirou.seesaa.net/category/4385159-1.html
  
 しかしそんなのはただの感想文であって、とても「書評」「研究」「批評」とまではいえないレベルです。
 よく「書評ブログ」などと銘打って軽々しく「書評」を名乗る傾向がありますが、軽々しく「書評」とは言うべきではないと思います。
 私もよく本の感想をブログに書くのですが、自戒したいと思います。
  
■[日々の冒険]今後軽々しく“書評”を書けなくなる本
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/20110820/p1
  
 そして本の感想を書いている以上、レベルを上げていくために努力しないといけないと。
 石原先生の著書を始め、文学研究の本も読んでいくべきだと思いました。

 ところで本書には「研究」と「批評」の違いについて説明された部分があります。
 私は同じものだと思っていたのですが、専門家からしてみれば、区別されているようです。
 違いが分からない人は本書を読んで勉強しましょう。
 
 少女病
  ↑田山花袋少女病』も少し触れられていた。これも読んでみたい。
 
 なぜ『三四郎』は悲恋に終わるのか ――「誤配」で読み解く近代文学 (集英社新書) 夏目漱石『三四郎』をどう読むか: 文芸の本棚 『三四郎』の世界―漱石を読む 国文学 解釈と教材の研究 <1981年10月号 第26巻 第13号> 特集・漱石「三四郎」と「こころ」の世界

 小説入門のための高校入試国語 (NHKブックス) 教養としての大学受験国語 (ちくま新書) 大学受験のための小説講義 (ちくま新書) 生き延びるための作文教室 (14歳の世渡り術)
 
 wikipedia:三四郎 wikipedia:石原千秋
  
石原千秋 『学生と読む『三四郎』』 | 新潮社
「自分の力」で小説を読む能力が身につく! 最良のテクスト読解入門。
  https://www.shinchosha.co.jp/book/603561/
三匹の迷える羊たち
 読書感想「学生と読む『三四郎』」
  http://blog.livedoor.jp/sheep_tmc/archives/50757048.html
こんな私でも、中学校の教員やってます。
『学生と読む「三四郎」』を読んで
  http://comayuge.blog118.fc2.com/blog-entry-13.html
こだわりとあきらめのメモ
“学生と読む三四郎
  https://pluteus777.hatenadiary.org/entry/20081204/1228394967
本の泉
 漱石を読み返すための3冊
  https://www.yurindo.co.jp/static/izumi/back/20060629.html
夏目漱石三四郎”108年目のプロポーズ 深読み読書会の書籍化希望
  http://yorodzu.seesaa.net/article/444983174.html

ブクログ https://booklog.jp/item/1/4106035618
読書メーター https://bookmeter.com/books/559864
本が好き! https://www.honzuki.jp/book/27098/
  
■[名作文学]【百年読書会】『坊っちゃん』その後おれはうらなりになった
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/20090709/p1
■[名作文学]朝日新聞再掲 夏目漱石「こころ」を読んで
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/20140925/p1
 
“うらなり先生の見た坊っちゃん
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/20150404/p1
“『うらなり』で考える日本人の国民性”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/20150405/p1
 
三四郎』な人生論 http://sanshirou.seesaa.net/
 
“灰猫ホームズの推理競争 「吾輩は猫である」殺人事件”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/20150617/p1
“『吾輩は猫である』殺人事件 (河出文庫版)”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/20161113/p1



        
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