OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

双生児 江戸川乱歩(ネタバレ注意)

(ネタバレ注意)
 果たして双生児が入れ替わって周囲の人間が気付かないことあるのでしょうか。
 ミステリー小説としては面白いのですが、現実にはあり得ないと思います。
空想科学読本」というものがありますが、もし「空想推理読本」という企画があったならば検討してほしい。
 それから、指紋のネガというのはそんなに自然に偶然取れるものでしょうか。
 作中ではさる医学博士がさんざん研究して判明した事例が語られています。
 これは現実にあった事例なのでしょうか。

 wikipedia:双生児 (1999年の映画)

青空文庫 図書カード:No.57187 双生児 江戸川乱歩
 https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/card57187.html
  https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/57187_60205.html


ブクログ
  https://booklog.jp/item/7/057187
  https://booklog.jp/item/1/B01NBJBIXZ
読書メーター
  https://bookmeter.com/books/11487423

狐人日記
 双生児/江戸川乱歩=双生児、ドッペルゲンガー、二重人格。肉親憎悪と同族嫌悪について。
  http://nanatoshi.com/book-report177/

なぜDNAが同じ一卵性双生児でも指紋はまったく同じにならないのか?
  https://gigazine.net/news/20160210-identical-twins-identical-fingerprints/
 
OLDIES 三丁目のブログ
山田貴敏版少年探偵団 (3)呪いの指紋”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/01/30/210053
“黄金仮面 江戸川乱歩の最高傑作”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/20141030/p1
“盲獣VS一寸法師 触覚芸術のアウトサイダーアート”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/20180707/p1

少年少女・ネタバレ談話室(新)(ネタバレ注意!)
 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 空気読まないネタバレ検討会
  http://sfklubo.sblo.jp/article/188405599.html
 コスプレ探偵・畔柳博士@江戸川乱歩『蜘蛛男』(ネタバレ注意!)
  http://sfklubo.sblo.jp/article/188405598.html
【屋根裏の散歩者】天井裏から毒薬/【芋虫】幽体離脱
  http://sfklubo.sblo.jp/article/188405562.html


        
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風と雲と虹と 最終回 久遠の虹 将門は生きている そして純友も生きている

 

  


 ひとまず本拠地へ退却した将門(加藤剛)達は軍議を開く。
 もはやここには興世王米倉斉加年)はいない。
 軍事面の軍師というより、外交や内政面の参謀といったところか。
  

 翌朝、出陣。
 将門軍400に対して藤太・貞盛連合軍4000!!
 

 騎馬隊・歩兵入り乱れての乱戦!複雑でどうなってるのか分からないくらい。
 よく撮影できましたね。
 この立派な鎧兜の武者は比較的よく映されていましたが、最後には後ろから刺されて殺されました。
 一体どちらの軍に属する誰だったのでしょうか。
 

 勝ち戦だった前半の合戦で三宅清忠(近藤洋介)が一足先に討ち死に。
 将門軍の中で死を看取ってもらった唯一の人となりました。
(将門始め他の武将はあっという間の討ち死にです)
 思えば三宅清忠は将門が京都の藤原忠平仲谷昇)邸で働き始めた頃からの長いお付き合いでした。
 しかし田原藤太(露口茂)は馬から降りず部下に弓矢で殺させるとはひどいんでねえの?
 

 将門軍の奮戦により藤太軍の陣形が崩れ、退却!!
 

 藤太が残兵を集めていると知った将門は休むことなく追撃戦を仕掛ける。
 将門軍100に対し藤太軍300!!
 

 将門軍が押していたが一瞬、風向きが変わる。
 風向きを読んだ藤太軍が矢を射かける。
 

 その時、藤原純友緒形拳)と鹿島玄明(草刈正雄)は妙な胸騒ぎがした。
 

 矢が刺さる。
 回想シーンも未来の夢を見るシーンも最後の言葉を言い残す間もなく、ほぼ即死に近い状態だった。
 将門の夢と理想があっけなく一瞬で終わったということを象徴する最後か。



 その夜、石井の館は炎上した。
 第35話の豊田炎上も辛かったけど、今回は本当の敗北なので本当に悲しい。
 

 全員いなくなったけど、「ただ、あの方だけが……」
と登場したのは興世王。笑うところではないがちょっと面白いタイミングでの登場。
 

「わしは武者ではないが恥は知っている」
と舌を噛み切り自害。
 この『風と雲と虹と』に限らず歴史上でも現代日本でも恥知らずが責任を取らずにのうのうと居座り続けているわけですが、この態度は潔い。
 大河ドラマ平清盛』で、保元の乱に敗れた藤原頼長山本耕史)も舌を嚙み切って自害しました。
 公家の自害は舌を噛み切るのが作法なのでしょうか。
 しかし余程の力で噛まないと死ぬところまでいかない気がします。

クニの部屋 -北武蔵の風土記
 舌を噛み切った“藤原頼長”は自死したのか?
  https://blog.goo.ne.jp/kuni-furutone118/e/118a12142511a18836d51f3fd9fdd0a5
 



 将門の死を知った藤原純友緒形拳)は引き上げることを決定。
 しかしくらげ丸(清水紘治)と鮫(丹古母鬼馬二)は納得しない。


 切りかかるくらげ丸と鮫の二人を素手で投げ捨てる純友。
 純友は武道の達人か!?
 しかし人が大勢集まると色々な考えを持つ者がいます。派閥争いも起こります。組織をまとめるのは大変ですね。
 そしてくらげ丸は後に尼子国久として転生し、尼子経久に仕えるのであった。
 

 純友についての資料は乏しく、その消息は定かでないという。
 純友に関するシーンは瀬戸内海の明るい景色と勇壮な音楽で始まり、解放感ありました。
 藤原純友のシーン中心にまとめた大河ドラマ総集編『藤原純友』を編集すれば、また違った楽しみができると思います。
 

 将門の妻子を捕えよ、と命令する源経基(菅野忠彦)。ここまで憎々しい演技も見事だ。
 


 源護(西村晃)と詮子(星由里子)がここへ来る途中、雷に撃たれて死亡したという知らせが来る。
 思えば第一話では藤原時平が落雷で亡くなり、その直後に将門が生まれています。
 それにしても源護の一族も坂東平氏の争いに介入したために大損害を受けました。
 やはり穏便に平和に交渉するのが一番ですね。


 良子(真野響子)と豊田丸は伊和員経(福田豊土)に連れられて東北に向かった。
 その後の消息は知られないという。
 

「小次郎どのは死んではおらん。生きている」


「おばば。虹だ」
 

「シーッ」
 

「小次郎の殿の駒音じゃ」
 

 

 将門は今もなお生き続けている。

 昨年2月から見始めて1年3か月ほど見続けてきて、ついに最終回を見終わりました。
 悲しい結末で辛いものです。
 前半は将門と純友が2人の主人公のようになっていましたが、後半は将門と田原藤太の物語となっていました。
 田原藤太は最大の敵役でもあるし、もう一人の主人公とも言えます。
 田原藤太は思うところを言葉や態度には表さないタイプで、心の中でどう思っているのか想像するところに面白さがあります。
 私も若い頃は単純で考えが浅かったので、若い頃に観ていたら田原藤太がよく分からなかったと思います。
 ところが人間関係で色々失敗して色々反省した今見ると、藤太の複雑な心境が分かるような気がします。
 あの状況で軽々しく発言して誤解されたり言質を取られたりしてはまずいことになります。
 やはりあのように心の内を見せずにどっちつかずの態度でいるのが正しいのではと思ってしまいます。
 藤太が将門を自分の若い頃のようだと言う場面があります。将門が民人に人気があることを羨むようなシーンもあります。
「若い頃は知らない。年を取ればできない」
というような言い回しを外国語学習の例文で読んだことあります。
 将門と藤太が協力すれば良いコンビになっていたのではないでしょうか。

 一度は刑に服した藤太が許されて地主となっているというのも面白い境遇です。
 思えば藤太にとって現在の境遇は不満はないのです。体制が変わるというのはリスキーでもあります。
 そのリスクを冒してまで若い将門の革命を手助けするかどうかということでしょう。
 そして役人を殺した罪人である藤太を社会復帰させた当時の政権は懐が広いというものでしょう。
 藤太のみならず、将門も純友も懐柔して取り立てようとしていました。
 将門も純友も懐柔には応じませんでしたが、藤太は政権への義理を優先して反乱を鎮圧しました。
 殺さずに生かして活用するというのは実利があるのです。
 そういう点から見ると、反対する者は問答無用に馘首してしまう現在の政権や大阪のヤンキー独裁は異常だと言えるでしょう。

 物語のラストが第一話のアバンタイトルにつながる構成はうまい。
 しかし、「将門は生きている」というのは、今聞くと負け惜しみのような感もあります。
 しかし放送当時はまだまだ未来に希望を持つことができてリアリティあるフレーズだったのでしょうね。
 現在の日本はこの番組の放送当時と比べて、国際的地位も政治も社会もモラルも比べようもないくらい劣化しています。
 政治に至っては源経基(菅野忠彦)レベルやそれに劣る連中が政権を牛耳っています。
 本来ならとっくの昔に豚箱に入っていなくてはならない犯罪者が次期首相の最有力候補として偉そうに妄言を垂れ流していること自体が日本のモラルの劣化を象徴しています。
 これでは現在と未来に夢も希望も持つことはできず、「将門は生きている」というフレーズも空しく聞こえてしまいます。
 まあ私ごときが何を言っても「蟷螂の斧」「小男の腕立て」「ごまめの歯軋り」でしょう。
 私はこのドラマの登場人物で言うと、第11話で無謀な行動をして逮捕されてしまった紀豊之(綿引洪)あたりか?

 今読み返すと紀豊之は「悪政に対して民の怒りが起きないのは、政府を宗教的に信仰しているからだ」と言っています。
 それは第51話で貞盛が田原藤太を説得した時に言った仮説に通じるものがあります。
 それを知ると紀豊之も行動こそ無鉄砲でしたが思考の方向性は間違ってはいなかったようです。その後はどうなったのでしょうか。
 田原藤太のように許されて学問を続けていたらいいのですが。

風と雲と虹と 第11回 餓狼の頭目
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/04/19/164036

 さて、主要登場人物でその後の消息が描かれていない人も多くいます。
 平四郎将平(岡村清太郎)とかや(遠藤真理子)は、最初は良子一行と行動を共にしていたようですが、途中で別れたみたいです。若いので逃げのびた可能性が高いです。
 平良文渡辺文雄)や将門の母 正子(新珠三千代)はどうなったのでしょうか。
 憎たらしい平良正(蟹江敬三)は途中でフェードアウトしてしまうし。
 平良兼長門勇)の遺児達は今回名前だけ登場。
 貞盛の弟・繁盛(佐々木剛)はどうしたのでしょうか。
 第27話では血気に逸って貞盛の裏切りのきっかけを作ったくらいなのに、いつの間にかフェードアウトしていました。
 今回の合戦では藤太・貞盛軍の末席についていたのでしょうか。
 そうだとしたら、4000の大軍が300に減った合戦で生き残っていたのかどうか心配です。
 佐々木剛氏が多忙のため出演が難しかったのではないかと思って調べました。
 
風と雲と虹と 1976年1月4日から12月26日
宇宙鉄人キョーダイン 1976年4月2日から1977年3月11日まで
 
 重なっていますが、どうなんでしょうか。

 菅原景行(高橋昌也)もフェードアウト組。学者だから政治ごとには関与しなかったのでしょうか。
 けら婆(吉行和子)は当初は京都で興行をやっていましたが、最後の方では興行は部下任せにしたのか引退状態でした。
 そして藤原純友もまた、その後は不詳ということでした。
 藤原純友もまた生きている。今もなお生き続けているのです。


 

  風と雲と虹と NHK大河ドラマ・ストーリー

雑記帳
 大河ドラマ風と雲と虹と』第52回(最終回)「久遠の虹」
  https://sicambre.at.webry.info/201007/article_28.html

戦国放題 こたつ城
風と雲と虹と」8(47~52)
  http://kotatu.jp/hyo/sakuhin/masakadozakki/47-52.htm

14風と雲と虹と76 過去ログ
『麒麟がくる』で考える社会と人生
毛利元就 過去ログ
新選組! 過去ログ
平清盛 過去ログ

 wikipedia:風と雲と虹と
#平将門 #風と雲と虹と 
ツタヤ
  
NHK大河ドラマ平将門』『藤原純友
  http://sakai.areablog.jp/blog/1000026345/p10648332c.html
 

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風と雲と虹と 第51回 激闘 生涯で最も恐ろしい敵・田原藤太!

 

  


 とりあえず坂東独立戦争が一段落したので、将門(加藤剛)は慰労会を開いて兵士達を農村に返します。
 興世王米倉斉加年)が微妙な位置に座っています。浮いているようです。

 

 そのことを知った田原藤太(露口茂)は
「あの男らしい」
「やがてそれが必ずあの男を討つ」と。
 藤太さんはこのドラマでは予見者的存在ですね。
  

 田原藤太(露口茂)を貞盛(山口崇)が訪れる。
 

 藤原惟幾(横森久)・藤原為憲中島久之)も連れて来て藤太を説得。
「人々の心の底には、より強い権威に寄りすがりたいという気持ちが実は強いのではないか。
 いや、うち続く戦乱の世となれば、きっとそうなる。
 そしてそのより強い権威とは、公(おおやけ)です。
 私は公の実質を言ってるんじゃない。信仰です。
 公に対する人々の信仰。
 それはまだ決して消えてはいないのです。」
 前回の将門と違って外交・軍事交渉の基本に則った説得なので説得力あります。
 まるで赤壁の戦いを前に孫権を説得する諸葛亮
 前回の将門もこのようなタイプの交渉を行うべきだったのです。
 しかし貞盛も第27話あたりでこの交渉力を侘田真樹(藤巻潤)や繁盛(佐々木剛)に使って和平論を説いてほしかったですね。
 やはり言葉を適切に使わないと他人を動かせないという現実がありますから。

風と雲と虹と 第27回 折れた矢”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/tairanomasakado27

 それにしても、「公」とはいわゆる「錦の御旗」ですね。
 貞盛の言う通り、公に対する信仰は明治維新や昭和初期の軍国主義時代を経て今でも生き続け、いや、強化されていっているように思います。
 そういえば大河ドラマ第51作『平清盛』(2012年)には「王家」という呼び方に対して国士様達が騒いでいました。『風と雲と虹と』放送時は戦後民主主義が強かった時代だからいい時代だったでしょうね。
 

 その夜、非常に悩んだ末、決断!
「小次郎将門。わしの若い頃そのままのような。」
 かなり悩んでやつれていることは分かるのですが、やはり結果が全てですね。
 将門と貞盛のプレゼンテーション・交渉力の差もあるようです。
 ここまで迷うのだったら、もう少し将門のプレゼンテーションが優れていたら・もう少し貞盛の交渉力が下手だったら……と思ってしまいます。
 現代社会に生きる我々の教訓になるようです。
 

 藤太が密かに兵を動かしていると知った将門陣営は愕然と。
 

 一方、二股工作をしていた藤原恒利(今福正雄)は藤原忠平仲谷昇)に面会かなって感激。
 

 武蔵(太地喜和子)と季重(沢竜二)を騙して検非違使に差し出す。
 刀での戦いなら相手が多くても勝てたでしょうが、弓矢で狙われるとひとたまりもない。
 季重は弟と同じく弓矢で殺される。
 何とか逃げ出した武蔵は鹿島玄明(草刈正雄)に救出され、純友(緒形拳)と最後のお別れができた。
 しかし藤原恒利はひどい奴です。
 娘の夫となっていたかもしれない純友が選んだ人を騙し打ちするとは。
 恒利の行動原理は人ではなく、自分の利権だということが分かります。
 利権の切れ目が縁の切れ目。
 
 それにしても藤原忠平に面会を許されて舞い上がって仲間を売ってしまった恒利は、貞盛の言う
「より強い権威に寄りすがりたいという気持ち」「公への信仰」
を体現しています。
 貞盛は適切な評論家ですね。
 そういえば第30話で鮫(丹古母鬼馬二)と折り合いが悪く乱闘騒ぎを起こした紀秋成(平田守)は、第33話では紀淑人(細川俊之)が持って来た宣旨に平伏し、純友は「この男はいなくなるな」と思います。
 その後、紀秋成は登場しないようだから、やはり帰順したのでしょう。この紀秋成も
「より強い権威に寄りすがりたいという気持ち」「公への信仰」
を持った人間の見本です。
  
風と雲と虹と 第30回 遊女姫みこ”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/kazetokumotonijito30
 
風と雲と虹と 第33回 凶兆”
   https://diletanto.hateblo.jp/entry/2020/10/28/195046
   

 藤太の敵対がはっきりしたので将門は先手を取って攻撃に出る。
 しかし藤太の見事な用兵により兵が分断され、多治経明金内吉男)と文屋好立(大宮悌二)が率いる後詰めが壊滅。
 将門は一旦退却を決意。
 退却戦は厳しいということは、戦国時代のドラマを見ていると分かります。
 しかし将門軍の見事な撤兵に藤太も貞盛も圧倒されて手が出せない状態。
 

 追撃を主張する藤原為憲中島久之)に藤太は
「口を慎めこわっぱ!」
と一喝。
 これがかの有名な「黙れ小童!」のルーツのようです。
 
2位は「黙れ、こわっぱ!」最終回直前!「真田丸」視聴者が選ぶ名ゼリフ1位は?
  https://thetv.jp/news/detail/95586/

黙れ小童! とは【ピクシブ百科事典】
  https://dic.pixiv.net/a/%E9%BB%99%E3%82%8C%E5%B0%8F%E7%AB%A5%21

 普通、後詰めの方が安全かというイメージがあるのですが、先陣と中軍をやり過ごして脆弱そうな後詰めを狙い撃ちした藤太&貞盛の作戦勝ち。手強い敵は避けて弱いところを狙うというのも立派な兵法です。
 藤原為憲中島久之)に学ぶ気があるのであれば、机上の孫氏の兵法よりも活きた藤太の兵法を間近で見られて勉強になるのでは?
 
 しかしもしここに鹿島玄明(草刈正雄)がいたなら、藤太軍の伏兵を発見して知らせてくれていたでしょう。
 玄明は現在京都で義賊行為をしていて不在なのだった。
 それなら、けら婆(吉行和子)はどうしている?
 他の傀儡を傭兵として派遣してほしかった。
 
 ただでさえ兵力が圧倒的に少ない将門軍の半分が早くも壊滅。
 やはり田原藤太&平貞盛連合軍は強い。
 今まで戦ってきた源氏や平氏軍とは全く違います。
 ラスボス・田原藤太を得た貞盛が名参謀としての能力を開眼。
 本当ならばこの二人が将門に着いてくれれば良かったのですが。
 そういえば、今まで将門と敵対していた源氏や平氏軍はどうしているのでしょうか。
 藤太軍の片隅にくっついているのでしょうか。
 そして毎度書いていることですが、中立を守っていた平良文渡辺文雄)や将門の母 正子(新珠三千代)はどうしているのでしょうか(しつこい)。
 ともかく、緒戦でここまで大敗してしまうとは絶望的です。
 そしてついに残るところあと1回。
 将門の最後を観るのは辛いところですが、見届けたいと思います。


 

海と風と虹と(上)

海と風と虹と(上)

  風と雲と虹と NHK大河ドラマ・ストーリー

雑記帳
 第51回「激闘」
  http://sicambre.at.webry.info/201006/article_30.html

戦国放題 こたつ城
風と雲と虹と」8(47~52)
  http://kotatu.jp/hyo/sakuhin/masakadozakki/47-52.htm

14風と雲と虹と76 過去ログ
『麒麟がくる』で考える社会と人生
毛利元就 過去ログ
新選組! 過去ログ
平清盛 過去ログ

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#平将門 #風と雲と虹と 
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NHK大河ドラマ平将門』『藤原純友
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