OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

速読読書

確実に身につく速読の技術

確実に身につく速読の技術 付録のCD-ROMは、SP速読学院で販売しているソフトの抜粋版です。 全ての機能を使用しようと思ったら、SP速読学院から高額なソフトを購入しないといけません。 私が以前紹介した安いソフト『速読術 トレーニング ソフト【…

世界一楽しい速読・楽読

世界一楽しい速読: 全脳開発トレーニング楽読講座51分DVDつき 本書は、付録にDVDがついていて、楽読の訓練方法を一通り体験することができます。 訓練の流れのイメージがつかめて良いと思います。 楽読とは、平井ナナエという方が創始した速読の流派らし…

第三の目で本を読むインサイトリーディング

anemone(アネモネ) 2018年 10 月号 [雑誌] アマゾンで何かを検索した拍子に出てきました。 「第三の目で本を読むインサイトリーディング」 という見出しが気になって購入。何せ速読関係の情報には目の色が変わるのだ。しかし見事にアマゾンに踊らされてるの…

白昼夢・指輪 江戸川乱歩

白昼夢 本当に白昼夢のような話。 筆者の経験を回想したような記述にしているのがポイント。 「香具師の口上にしては余りに熱心過ぎた。宗教家の辻説法にしては見物の態度が不謹慎だった」 「その男は、何々ドラッグという商号を持った、薬屋の主人であった…

十八時の音楽浴 独裁政治の崩壊を描くアンチユートピアSF!

十八時の音楽浴 優雅なタイトルですが、物語は独裁体制のアンチユートピアを描いています。 定期的に洗脳音楽を聴かされるとか国民はモニターで監視されているとか、オーウェル『1984年』(1949年刊行)を思わせる描写も。 物語開始早々、独裁政権に重要な役…

燈台鬼 大阪圭吉 水産試験所の研究者が挑む怪事件

灯台鬼 人里はなれた辺鄙な地方の小さな入り海に建つ灯台で、嵐の夜に起こった怪事件。 謎を捜査するのは、入り海の向こう側に建つ臨海水産試験所に勤める研究員の語り手と、その上司の東屋(あずまや)氏。 専門の探偵ではないようですが、探偵趣味があるよ…

スポーツ速読完全マスターBOOK

スポーツ速読完全マスターBOOK (DVD付き) 日本における速読の元祖・加古式速読の本にも速読はスポーツにも役に立つという話は載っていたような気がしますが、スポーツへの効果を前面に出したところがこの流派の特徴でしょう。 ドーピングなんかするよりも速…

「植物人間」「穴」蘭郁二郎

植物人間 蘭郁二郎作品によくある、マッドサイエンティスト遭遇パターンの物語。 今回登場する吉見博士は、植物から3つ子の美少女を創造したのだった。 1940(昭和15)年11月号発表作品。 手塚治虫『ロストワールド』(1948年)に、ブタモマケル博士が植物…

足の裏・息を止める男 蘭郁二郎

足の裏 親の遺産で風呂屋を開業して覗き行為を行う変態心理の持ち主・景岡秀三郎の物語。 『足の指紋』で人を見分けるという記述が出てきます。確かに手相は人それぞれだから、足の指紋や足相で人を見分けることは可能かもしれません。 で、「足相」で検索す…

『落穴と振子』EAポー

落穴と振子 宗教裁判で有罪と判定された語り手が処刑されそうになる話。 異常な処刑の方法が次々と。 こんな処刑の方法を考えるポーはかなり独特の発想力を持っていたのだろう。 で、ポーは名探偵ホームズの原型たるデュパンのみならず、怪盗ルパンの原型も…

女難・号外 国木田独歩

女難 ある男が語った、盲目の尺八吹きの数奇な人生。 彼は12の頃、母に連れられて占い師に見てもらったのです。 老人は私の顔を天眼鏡で覗のぞいて見たり、筮竹をがちゃがちゃいわして見たり、まるで人相見と八卦見と一しょにやっていましたが、やがてのこと…

マリー・ロジェエの怪事件 デュパン式推理法の教科書

マリー・ロジェエの怪事件 マリー・ロジェ殺人事件について、新聞記事をもとに推理していくデュパン。 現実に起こった事件をもとにしているという。 新聞記事だけでここまで推理していくとはすごい。 この作品でデュパン式推理法をマスターすれば、私も新聞…

一房の葡萄・碁石を呑んだ八っちゃん 有島武郎

一房の葡萄 ここに登場する人々はみんないい人です。語り手はクラスメイトの絵の具を取ったことについて良心の呵責を感じ、それを発見したクラスメイト達は乱暴もせず暴言も吐かずに許してくれます。そして先生は性善説に立って問題を解決します。ファンタジ…

文豪が書いた空想科学探偵心理文芸小説

微笑 天声人語で少し触れられていたのが興味深くて読んでみました。 大東亜戦争中の物語です。この戦争が舞台ということは、殺伐としていたり戦時中の窮乏生活を描いているのかと思いきや、語り手の梶やその友人の高田は著名な作家で浮世離れした生活をして…

運命論者/画の悲み 国木田独歩

運命論者 晩秋の海岸で遭遇した奇妙な男が語る数奇な運命。 ミステリー小説や「あなたの知らない世界」を思わせる語り口。 江戸川乱歩ならぬ、国木田独歩の世界です。 昔見た「あなたの知らない世界」の再現ドラマで、霊に復讐される男が 「よりによって何で…

わが青春・思索者の日記 三木清

わが青春 三木清の大学時代の回想記。短い文章ですが、色々な人名が登場します。一流の人間は学生時代から一流の交友関係を持っているのですね。 「大学時代、私は一年ほどかなり熱心に詩を作ったことがある。できるといつも谷川徹三に見せて批評してもらっ…

「牛肉と馬鈴薯」「春の鳥」国木田独歩

牛肉と馬鈴薯 明治倶楽部なる社交クラブに岡本誠夫なる文筆家が竹内という男を訪ねて来るところから物語は始まる。 こういう社交クラブというのはよく分からないのですが、ヴェルヌ『八十日間世界一周』でフィリアス・フォッグが通っていたようなところでし…

「あの時分」「少年の悲哀」国木田独歩

あの時分 国木田独歩の作品は、誰かから聞いた話というパターンが多いのですが、本作品は作者自身を思わせる“窪田”さんの体験談という形式で書かれています。 大学時代を回顧して、主に樋口と木村という同宿者について書かれています。 樋口については、佐藤…

「武蔵野」「詩想」国木田独歩

武蔵野 国木田独歩は夏目漱石の4歳年下でほぼ同時代人のようですが、本作品の文章は難解。文語文に近い。一読して意味が取りにくいのですが、何度でも咀嚼して味わいたい作品。 『読書百遍意自ずから通ず』 というのがふさわしい、何度でも再読し音読したく…

私の果樹園・軽蔑された翻訳 三木清

私の果樹園 「豊かな果樹園をつくるのは 貴い魂にふさわしい仕事だ。」 三木清さんは家庭菜園でも持っていたのかと思えば、著作を果樹になぞらえたものだった。 しかも味わい深い詩です。三木清はこんな詩も書いていたのですね。 『如何に読書すべきか』では…

動かぬ鯨群 大阪圭吉 本当に恐ろしいのは……

動かぬ鯨群 遭難したはずの捕鯨船・北海丸の砲手・小森安吉は生きていた!しかし殺された! その裏には捕鯨に絡む恐るべき陰謀があった!! 小森安吉の殺人捜査のため、水上署や水産局が活躍!この時代の水上署や水産局は立派ですねえ。ほとほと感心します。…

如何に読書すべきか 三木清

如何に読書すべきか 日本屈指の知識人・三木清師の読書論。 戦前に書かれたものらしいですが、今でも十分通用します。 ただ、ここで書かれている“読書”とは、教養としての“読書”であって、エンタメ的な小説(ミステリー・SF・風俗関係など)ではないでしょ…

『キンドルEASY速読法』というKindle本

335ページ超!キンドルEASY速読法コンプリート版!速読を用いてアマゾンランキング1位になった話も紹介!大きな文字と豊富な画像で分かりやすく速読訓練を解説!Amazon電子書籍・キンドル端末・スマホ対応!特典付録:視野拡大&眼球移動&逆連想!3つの発展…

盗まれた手紙 エドガー・アラン・ポー

青空文庫 図書カード:No.42338 盗まれた手紙 http://www.aozora.gr.jp/cards/000094/card42338.html http://www.aozora.gr.jp/cards/000094/files/42338_15651.html 大臣は手紙をどこに隠したのか? 一番いい隠し方は隠さないことだ、というトリック。 頓知…

生きている腸(はらわた) 海野十三

生きている腸 “腸”は“はらわた”と読むようです。時代を感じさせる読み方。今、こんな言葉使う人いるかのう。 主人公のマッドサイエンティスト・吹矢隆二は医学部7年生。 それなのに風変わりな一軒家を借りて態度もでかいし研究成果もすごい。 一体どんな人…

とむらい機関車 大阪圭吉

とむらい機関車 “「八百屋お七」ミステリ”というんですか。 悲しいね切ないね。 wikipedia:象皮病 wikipedia:大阪圭吉 今月の新刊採点 とむらい機関車 http://www.webdoku.jp/shinkan/0112/b_tomurai.htm 黄金の羊毛亭 ミステリ&SF感想vol.110 > とむらい…

書物の倫理 三木清

http://booklog.jp/item/7/050537 冒頭、「本の箱は捨ててしまう」と書かれていて、衝撃的だった。 私なら箱やカバーどころか、オビや折り込み広告の類いまで大事に取っておきます。 本は大事に扱うので、汚れるのも嫌なのです。 よく、 「何度も読むので本…

日本一かんたんな速読術?確かに

日本一かんたんな速読術―逆聴リーディング 某リサイクルブックチェーン店で帯付き・CD付きの美本があったので購入。 この出版社・この著者の本で毎度のことながら、速聴・逆聴で頭の回転を早くして速読できるようになるという本。 テキストはジグ・ジグラ…

新案探偵法 小酒井不木 ミステリ落語?

新案探偵法 奇人と呼ばれる生理学者・鯉坂嗣三君が考えた新案探偵法。 パブロフの条件反射の実験から思い付いた、犬の嗅覚を使った方法です。 サイコメトリー・残留思念を読むのではなく、いわば“残留臭気”を嗅ぐのです。 実地に応用した第一の事件は見事に…

暴風雨の夜 小酒井不木

暴風雨の夜 青空文庫 図書カード:No.48056 暴風雨の夜 小酒井不木 http://www.aozora.gr.jp/cards/000262/card48056.html http://www.aozora.gr.jp/cards/000262/files/48056_39014.html 「怪談会」で、医師のM氏が語った不思議な事件。 そもそも「怪談会…