治安の悪い都の夜道を、女装して笛を吹きながら歩くとは、襲ってくれといっているようなものではないか。
徳子(中越典子)の入内について話し合う平家の奥方達。大勢で話しているうちに妙案が浮かぶ過程が面白い。
うつぼ、とは、女の名としてはまた奇妙な名前である。結構グロテスクで凶暴な魚ではないのか。
確か忍者ものの名作『仮面の忍者赤影』で、卍党の別名をうつぼ忍群と言っていたのではないか。
車の中で「遮那王」の名を聞いて眉をひそめる時子(松坂慶子) 。
確か「遮那王」とは、鞍馬の寺に入ってから覚日律師(塩見三省)に付けてもらった名前ではないだろうか。
何で時子が知っているのだろうか。寺から報告が行っていたのだろうか。
義経と常盤の出会いは、何だか不自然。何であんな所で常盤が舞いを舞っていたのだろうか。
また鬼一法眼(美輪明宏)のような、幻の存在かと思った。
そもそもあの場所は鞍馬寺の下の石段なのか、それとも都の近くの良く似た場所なのか。
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