■[能力開発]やはり手帳は大切
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060103
で書いたように、手帳の活用は時間や心の有効活用に必要だと悟りました。
それで、遅まきながら手帳に関する本を読んでみようとしたわけです。
まず、タイトルが面白そうだと思って手に取ったのが『一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法』。
有意義な本で、
「もう少し早く読んでいれば良かった、手帳無しで行き当たりばったりの生活をしていた今までがもったいない」
と反省することしきり。
本書は、3つの部分に分かれます。
1)92ページまでが、手帳術について。
2)180ページまでが、仕事・勉強・情報・タイムマネジメントなどについて。
3)残り最後までが、経営・マネジメントについて。
3つの本にできそうなことが1冊の本に詰め込まれています。
著者の熊谷正寿さんは叩き上げの起業家であり、その方が語る2)の仕事術など、3)の経営論などは実践的で勉強になります。
しかし本書の一番の中心部分は、タイトルにもなっている1)の手帳活用術でしょう。
タイトルでは「一冊の手帳」と書いてますが、実際には
「三つの手帳で、夢を現実にする」
ということで、
「夢手帳」
「行動手帳」
「思考手帳」
の3冊を組み合わせ、活用する方法です。
この、複数の手帳の組み合わせという概念が新鮮でした。
しかしながら3冊分を1冊に凝縮した構成なので、説明がやや駆け足的なところがあります。
熊谷式手帳術は、3冊の手帳にやりたいことリスト、夢・人生ピラミッド、未来年表など各種のツールを使いこなす方式なので、これだけの記述では分かりづらいところもあります。
だから続編として手帳術をビジュアルに解説した『図解 一冊の手帳で夢は必ずかなう』があるのだと思います。
あと、面白いと思ったのは、速読術について書かれていることです。
最近の例で言うと、速読術の本なんていうのを、わざわざ検索して購入しました。私はとにかく、たくさんの本を読みたいので、この種の本が「読む効率を向上させる」目的で必要なのです。
二十代のころに設定した「速読術を身につける」という目標はいまだクリアしておらず、いまなお研究を続けています。
この熊谷さんをしても速読術のマスターは難しいのか。
あと、数字の見直しは月に1度だけでは駄目で、「見通し管理」で何度も見直してその都度見通しを立てる、という方法は実践的。この「見通し管理」方式は、色々な場面で応用できる。
『太陽活動と景気』という本を読んで、この説を未来予測に活用してうまくいったという話も面白い。
あと、引用。
(運の)つく人は人相がよい。明るい。あたたかい。人を責めない。はつらつとしている。感謝、早起き、明朗。
ちなみに私は、睡眠だけは必ずしっかりとるようにしています。会社を上場させる前は三時間程度プラス昼寝だけでしたが、今では必ず六時間以上は睡眠をとるようにしています。手帳にも「六〜七.五時間は睡眠をとる」という目標があります。
頭を休めること、体を休めることも、当然大切なのです。
熊谷式手帳は公式サイト http://www.kumagai.com/ で販売しています。
少々高価で手が出ないのですが、考え方は著書を読んで活用させて頂こうと思っています。
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