21日の昼、職場の食堂のTVで放送していたのは時代劇だったので、見ることもなく見てしまった。
悪の政治家と悪商人が面談していて、その商人の屋号は越後屋。
絵に描いたような名前の悪役である。
越後屋というのは、時代劇に出てくる悪い商人の代名詞的な存在となっている。
「越後屋。おぬしも悪よのう」
「お代官様こそ」
というやりとりが定着している。
嘉門達夫の『クラシック替え歌メドレー』でも、上のやりとりがヘンデルの「ハレルヤ・コーラス」の曲に乗って歌われている。
替え唄クラシックメドレー?ダン ←私は大好きです
青春 フォーク替え唄メドレー ←こんなのも出てたのか!
以前、インターネットで非合法なドラッグを売って逮捕された人がいて、その店の名が「越後屋」といった。
「時代劇に出てくる悪い店の名前の代名詞である越後屋という名で商売したかった」
というコメントが新聞に載っていました。
かほどさように越後屋という屋号は、時代劇の悪い商人という意味合いで使われることが多いのだ。
番組・時代・地域を越えて登場する悪の政商・「越後屋」。
江戸時代(時代劇では大概江戸時代が舞台である)、日本は藩に分かれていて、地方分権の時代であった。時代も場所も違う時代劇の舞台を越えて普遍的に現れる越後屋はいわば国を超えた多国籍企業なのである。
江戸時代の政治や経済は、多国籍企業コンツェルンである巨大政商・越後屋に支配されていた!何ていう陰謀論が成立する。
しかしあまり時代劇を見ない私が本当に時代劇で悪い「越後屋」を見たのは今日が初めてである。
統計的に、本当に時代劇で「越後屋」が悪い商人として登場することは多いのだろうか。
中には良い「越後屋」さんがいてもおかしくない気がするが。
そういえば水戸黄門は人前では「越後のちりめん問屋の光衛門と申します」と名乗っている。これなんかは良い「越後屋」さんといえるのではないか。
なお、現在インターネットで検索すると、「越後屋」を名乗る店は多数存在している。時代を超えてメジャーな屋号である。
時代劇研究家の方が本格的に「越後屋」の研究に着手することを期待する。
そして番組ごとに「越後屋」が登場した回の記録やあらすじをデータベース化していってほしい。「越後屋」の謎本というのも面白い企画である。
果たして、イメージ通りの役割で登場することは多いのだろうか。
※越後屋関係で色々検索していると、こんなのを見つけました。
http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=3426
すごく気になる。一度食べてみたい。
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(追記1)
『賢一の部屋 恒河沙』様の“ふぉとえっせい”コーナーの“越後屋、そちも‥”というページには
http://yoshitsugu.hp.infoseek.co.jp/echigoya.htm
「1960年代にTV放映された、大川橋蔵の「銭形平次」あたりから、悪徳商人と言えば越後屋という定説ができあがったようである」
という記述があります。
堀井憲一郎氏がある時期に時代劇を見て調査した結果、悪徳商人の屋号で多いのは、1位は大黒屋であって越後屋は3位というデータが出たという。
(追記2)
ありゃま商会 の回覧板 おぬしも悪よのぅ〜〜な土産
http://yorodzu.seesaa.net/article/31084747.html
Yahoo!知恵袋>越後屋、そちもワルよのう…w っていう文章
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011235235
Yahoo!知恵袋>よく時代劇等で悪役として「越後屋」が出てきますが
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/service/question_detail.php?queId=7597623
Yahoo!知恵袋>「越後屋」が時代劇で悪役となっているのは、やはりちゃんとした根拠があるのでしょうか。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1410479934
教えて!goo>「越後屋」と悪代官
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=208053
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