さて、次の大河ドラマは『義経』。
義経については、あまりにもメジャーすぎて「何を今さら」という感じである。
私はマイナー好みなので、定番ものの信長、秀吉、家康などにはあまり関心がない。
マイナーな素材の『毛利元就』や『炎立つ(第1、2部)』、意外と素材にされることのない『太平記』はベストスリーである。
一般的に評価が低いと言われている『花の乱』も、家庭内ドラマはともかく、守護大名同士の迫力あるぶつかり合いや駆け引きは面白かった。
新選組については、好きな人はよく知っているのだろうが、私にとってはこれがほぼ初めてだった。
コメディタッチの三谷脚本がツボにはまった。深刻な内容だったら拒否反応が出たかもしれない。
源義経といえば、幼い頃は牛若丸で、寺で天狗に鍛えられ、五条大橋で弁慶と戦い、兄に協力して平家を倒し、兄に裏切られ、奥州藤原氏に逃げ込み、攻め込まれ、中国に渡ってジンギスカンに……。
筋が見えてきて面白くない。
それに、『炎立つ』の第三部があまりにもひどすぎた。第一、二部は100点満点をあげられるが、第三部はひどかった。
あの第三部によって私の源義経に対するイメージが悪くなった。
あんな感じで一年間やられたらたまったもんではない。
源平合戦なら、負ける側の平家方を主人公にするとか、源氏側なら、源為朝や木曽義仲を主人公としてやってくれれば、私好みの物語になるのだが、多分視聴率は取れないだろう。とにかくマイナー好みです。
『義経』のポイントとしては、主人公が人気狙いというのは見え見え。
しかし主人公だけではドラマが成り立たない。
敵役がどれだけ光れるか、ということがポイントとなるでしょう。
◆
源頼朝 ・・・中井貴一
義経を裏切る頼朝が第一のポイントでしょう。この頼朝が、義経以上の人気と支持を得ると成功するのではないでしょうか。
『炎立つ』の頼朝は、ジメジメ陰険な感じがして、これでは救われません。
中井貴一は、何と言っても武田信玄の実績があるのだから、ひょっとして主役を食うかもしれません。
木曽義仲 ・・・小澤征悦
義経のライバル、木曽義仲。この役者さんは知りませんが、木曽義仲は重要な役です。
義仲が義経以上の人気と支持を得れば、今回の大河は成功するのではないでしょうか。
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平清盛 ・・・渡哲也
義経の最初のライバル、平清盛。これは大御所の登場です。
『信長』も『秀吉』も見てましたが、織田信長といえば、緒形直人より渡哲也を思い出します。
『秀吉』で、竹中直人の熱演怪演に負けずに存在感を示していた渡哲也!
清盛死去まで主役を張るつもりでいれば、今回の大河は成功するのではないでしょうか。
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小泉孝太郎 はともかく、平家方には他にも
平宗盛 ・・・鶴見辰吾
平知盛 ・・・阿部寛
がいて、他にも
後白河法皇 ・・・平幹二朗
藤原秀衡 ・・・高橋英樹
の大御所が参加。
若者に人気のアイドルを起用する一方で、大御所も加えている。NHKは本気で勝ちに来ている。
こう見てくると、見ないでは済まされなくなってきた。
ということで、アンケートご協力お願いします。
2005年大河ドラマ『義経』は見る予定ですか。
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NHK大河ドラマ『義経』を脇役中心に観ていくレポート 目次
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『新選組!』をもっと楽しく観よう会 目次
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20041115