OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

サカイにひとつだけの花

 前回、「上方演芸」の寄席芸特集について書いた。
■[日々の冒険]「音曲漫才」は面白い
  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060722
 その関連で、「上方演芸」の番組予定ページで、
7月27日の放送が
  「サカイにひとつだけの花」 桂あやめ
と告知されていることを知った。
 http://www.nhk.or.jp/osaka/guide/kamigataengei-hall.html
 
 堺市在住の私も「世界に一つだけの花」になれなければ、せめて
「堺に一つだけの花」くらいにはなろう、と思って、いつかこのフレーズを使ってやろうと思っていたのだが。
 
 録画して見た。
 この創作落語、「世界に一つだけの花」が流行していた頃に創作されたものだという。
 やはりプロの芸人はファストレスポンスだ。
 
 堺にある花屋で、花達が話しているという趣向。
 何で堺なんだろう。桂あやめの出身地かと思って検索すると、兵庫出身だそうである。
 歌にひっかけたシャレということか。
 
「なー、今の歌、ウソくさいと思えへんか?」
と店先の花達があの歌を茶化しています。
 実際はお客様に手に取ってもらいたいと必死に主張しているようです。
 そして自分が一番きれいだと言って相手をけなして喧嘩してメチャクチャになってしまいます。
 
 桂あやめが実際に花を持って、人形芝居のように花を持って声色を使って話しています。
 物を持って人形芝居のように喋らすというのは面白い趣向です。色々なことに応用できそうな方法です。
  
 同じ花屋の店先の花を見ても、みんな仲良くしていると思うこともできるし、いややはりケンカしていると思うこともできる。
 人気の流行歌も別の方向から見るとこんなこともできるという。
 創作落語とは面白いものです。
 それに、桂あやめはなかなかいい声をしている。
 顔も落語家らしく面白く、見ているだけで笑える。おもかわいいというところか。
 ということで、「サカイにひとつだけの花」も良かったけど、もちろん本家の「世界に一つだけの花」もいい歌です。

世界に一つだけの花

世界に一つだけの花

 
 この日もう一つの出し物
探偵物語」 桂小春團治
も、ハードボイルド探偵小説を落語風に演じるという、これもまた面白い趣向だった。
 それならSFを落語風に演じるとどうなるか?
 例えば、『日本沈没』を落語風に演じるとどうなるんだろうか?
 創作落語も色々な可能性がありそうだ。
 
『上方演芸』、次回8月2日24時(3日0時)の演目は、またまた
「必見!寄席芸ワールド」
だそうである。これもぜひとも見なければ。
 毎回サイトで演目のチェックが必要となりそうである。
 




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