OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

『姿三四郎』を見て格差社会と戦いについて考える!?

◆◇【少年少女世界の名作文学ブログ・完全版】◇◆
第15回配本 『姿三四郎』を見て格差社会と戦いについて考える!?
(メルマガ 少年少女世界の名作文学ブログ・速読み版 の完全版です。)
  http://nazede.gozaru.jp/mmm.html

(その前にお知らせ)
 新しくメルマガを創刊します。
三四郎』な人生論  http://www.mag2.com/m/0000254139.html
 どうか登録お願いします。m(_ _)m

 前回を発行してから3か月以上たちました。気が付けば今年も終わろうとしています。こんな忙しくて慌ただしい時期にいつもと変わらないメルマガを発行してすみません。私自身は盆も正月も季節感も関係ない単調な生活を送っているもので。
 というわけで、本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。良いお年を。
 
 ということで、今回のメルマガは『姿三四郎』をテーマにします。
 というのは、先日12月6日(木)にテレビ東京系で2時間のスペシャルドラマとして放映されたからです。テレビ東京では柔道の大会を放送していたので、それとタイアップしての企画でしょうか。

愛と青春のドラマスペシャル 姿三四郎 [DVD]

愛と青春のドラマスペシャル 姿三四郎 [DVD]

 このメルマガで読んでいる小学館の文学全集にも『姿三四郎』が収録されていたので、これを機会に読んでメルマガで取り上げてみることにしてみました。
 
==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==* 書誌的事項 *==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*
  
◆少年少女世界の名作51(名作55巻版)日本編7(1974年)

  ◇姿三四郎  富田常雄(原作) 柳柊二(絵)
==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==*==
  
 テレビ東京のドラマでは、姿三四郎役に加藤成亮、その一番の友人・左文字大三郎(本ドラマオリジナル)役に風間俊介という、ジャニーズ所属の役者が配されていました。こう配役を書くと、検索から来られるファンの皆様がいらっしゃるかもしれません。芸能関係に疎い私なので、この記事では役者に関してはほとんど触れることはできないので、申し訳ありません。あらかじめお断り・謝っておきます。
 
 さて、今回あえて『姿三四郎』をドラマ化したテレビ東京の蛮勇は、素晴らしいものだと賞賛に値すると思います。黒澤明の映画を筆頭に、過去何度も映画化・ドラマ化された本作品は、日本人の必読書・一般教養ともいえる名作文学・国民的文学・大衆小説・娯楽小説の名作ともいえるものです。ところが最近、忘れられているような感がありました。この空白期間が長過ぎると、本当に忘れ去られる恐れがありました。
 今ここでテレビ東京がこの名作を再発見したことは、とりあえずこの名作を次世代に継承するための種が蒔かれたということなのです。
 とりあえず私などはこのドラマ化を機に、名前だけ知っていたこの作品を読み(一部分だけですが)、こうやってブログやメルマガに書きました。
姿三四郎』の名前すら知らなかった若い女性も、これを機会にこの小説の存在や大まかなあらすじを知ることになりました。
 古くからのファンも若い世代も、世代を超えてこの作品を語る機会を得たわけです。
 だからこの作品に自分なりの思い入れを持っている古くからのファンの皆様も、今回のドラマのあらを指摘するのではなく、温かく見守ってほしいところですね。
 そして今後も、こういった忘れられている名作の再発見が試みられることを期待します。
   
hongming漫筆 「姿三四郎」 【テレビ東京。2007年12月6日放送】
 http://plaza.rakuten.co.jp/hongming/diary/200712090000/
 色々検索し、やっと同意できるブログ記事を見つけました。

愛と青春のドラマスペシャル 姿三四郎 [DVD]

愛と青春のドラマスペシャル 姿三四郎 [DVD]

 
姿三四郎 [DVD]
 ↑私の子ども時代にアニメ化されていたようです。これは気付かなかった。
  フイルムコミック版もあり、復刊リクエストされています。
  
(あらすじ)
 文明開化の世、柔術は時代遅れとなり、廃れていた。一方、古い柔術を捨て新たに「柔道」を掲げた矢野正五郎が登場、紘道館を設立する。
 柔術家の闇討ちを撃退した矢野に感服し、弟子入りした三四郎。やがて四天王の一人として数えられる存在となり、紘道館の台頭を快く思わない柔術諸派からの刺客やアメリカのボクサーなどの強敵との戦いの日々が続く。
 一方、柔術家の娘である乙美と華族の令嬢・南小路高子の間でも、三四郎を廻っての争いが始まっていた。
 
姿三四郎<普及版> [DVD] ←マシンガンではありません。有名な冒頭のシーン、蓮の花です。
 
(感想)
 三四郎の最初のライバルともいうべき存在は、良移心当流の免許皆伝・檜垣源之助。師匠である良移心当流の当主・村井半助(橋本さとし)よりも強く、態度が大きい不遜な男です。村井師範の娘・乙美を狙う、三四郎とは恋敵でもあります。
 警視庁で行われた武術試合で村井半助に勝利した三四郎の前に檜垣が登場、因縁が勃発します。
 
「頭がすぐれ、学問もあり、皇宮警手であった。」
「その実力は専門家の間でも(乙美の)父の村井半助をはるかにしのぐとされていた」
「維新以来、全面的に傾きかけた柔術の唯一の挽回者とし、麒麟児とみなしていた」
 
と、原作でも描写されている檜垣。
 
「全流派が団結して、大道場を作って国民を吸収すれば、日本の柔術は新しい国民の魅力になる。」
「先生、ぼくは柔術を統一しようと思いたちました。できないことはないと思います。」
 
と理想と野望を師匠に熱く語る檜垣。なかなかの人物です。柔術という旧体制内での改革を目指す檜垣。彼にしてみれば、柔術を捨てて新しく「柔道」というものを始めた紘道館というのは柔術界の裏切り者であり、矢野一派を敵視し、のけ者にして消滅させる、と息巻きます。
 紘道館を柔術という幕府を倒そうとする新興の倒幕勢力とすると、檜垣は幕府を守ろうと立ち上がった新選組というところか。
 
 ドラマでは檜垣(波岡一喜)は、警視庁の道場や師匠の葬式でも無精ひげを生やして黒いコートで身を包んで三四郎に突っかかるという、いかにも敵役といった登場で盛り上げてくれます。
 私が読んだ本では物語はこの檜垣との戦いがメインとなっており、檜垣との決闘がラストの盛り上がりとなっていました。
 だからこのドラマでも檜垣との戦いをたっぷりと描くのかと思っていました。しかし淡々と物語が進み、1時間ほどで檜垣との戦いにあっけなく決着がついてしまいました。
 とすると、残りはこのドラマオリジナルかと思いましたが、色々検索してみると、どうやら私が読んだのは、原作を抜粋したものでした。
 原作は、文庫本(講談社、新潮社)で3冊にも及ぶという大長編のようです。子ども向けの名作アンソロジーに全部収録できるはずないわな。
 原作では檜垣に勝った後も次々と強敵が現れ事件は続いていくという、少年ジャンプやロールプレイングゲームを思わせる展開です。
 
姿三四郎 (1) (講談社漫画文庫) ←本宮ひろ志がマンガ化しています。
 
 ドラマでは次に、アメリカのボクサーと賞金1000円を懸けての異種格闘技戦を行います。こんなハチャメチャなこと、原作にはないだろう、このドラマオリジナルの脚本に違いない、と思いながら見ていたのですが、どうやら原作にも描かれているようです。この原作が出版されたのは1942年から1944年にかけて。何と戦時中です。戦時中にもこのような柔道とボクシングの異種格闘技戦を描いた小説が描かれ、出版されていたとは驚きです。
 そもそも出版当時はこの敵役のボクサーの出身国であるアメリカと戦争しているのだから。物語の舞台は明治時代だから、アメリカからボクサーが来日してもおかしくはないのですが。出版当時の読者は、敵国アメリカのボクサーに勝つ三四郎に自分を重ねて快哉を叫んだのでしょう。
 
 幾つかの事件を通じてお互い愛し合っていることを知った三四郎と乙美(本仮屋ユイカ)。しかしここに華族令嬢・南小路高子(中越典子)が登場し、波乱を起こします。
 実は乙美は、新旧柔術の威信をかけて三四郎と試合をし、敗北した良移心当流の当主・村井半助の一人娘です。村井師範は三四郎との試合の後寝込み、やがて死んでしまうのだから乙美にとっては三四郎は親の敵ともいえる人物です。
 ところが村井師範も乙美も三四郎を尊敬し、家族のような付き合いが始まります。
 村井師範の一番弟子である檜垣源之助が村井師範からも乙美からも嫌われていることと大違いです。こういった人望のなさが檜垣の決定的弱点だったのでしょう。
 
 相思相愛の三四郎と乙美の間に立ちはだかった華族令嬢・高子。
 南小路光康子爵(小日向文世)の娘さんです。
 村井師範が三四郎に密かに告げたことによると、乙美は実は村井師範の実の娘ではなく、南小路子爵の娘だった!だから乙美と高子は腹違いの姉妹ということになります。
 そしてこの姉妹の間で、三四郎を廻っての静かな・しかし熱い戦いが始まるわけです。
 おてんば娘の高子は父親不在をいいことに、好き勝手やっています。父親の権威が絶対だった時代、しかも華族の家庭で、こんなことがありうるのでしょうか。
 まるで現在の昼のメロドラマのようなハチャメチャな展開。これこそ原作にはない、今回のドラマのオリジナルの脚本ではないかと思って見ていましたが、検索してみると、やはり原作に描かれているようです。
 この原作、すごすぎます。そのまま現代のドラマとして使えるんではないでしょうか。しかもこれが描かれ、出版されたのは戦時中。アメリカとの戦いも始まって戦時体制が厳しくなってきた時期です。そんな時期に出版されていたとは奇跡のような話であります。
 姿三四郎 (2) (講談社漫画文庫)
  
 三四郎は高子ではなく乙美を選びます。身分より愛を選んだわけです。
 階級差が歴然としている時代、立身出世を求める者であれば、玉の輿を狙ったかもしれません。しかし三四郎は立身出世や玉の輿より武道の道、そして初恋の人を選びました。
 今でこそ納得できる選択ですが、当時すなわち、物語の舞台である明治時代や、この小説が発表された戦時中の一般的見解として、この選択はどのようなものだったのでしょうか。
 
 物語では華族階級の高子が身を引き、その後嫉妬に駆られて異常な行動に走ります。
 華族階級の人物をこんな悪く描いてしまって、大丈夫なんでしょうか。
 戦時中は軍人が力を持っていて軍部批判は重罪になりました。華族はどんな位置づけだったのでしょうか。まあ検閲の末出版されたのだから、特に問題なかったのでしょうが。
(同じ頃映画化された映画版(黒澤明監督・藤田進主演)は、情報局国民映画参加作品に選ばれたそうです。)
  
 それにしても、華族の令嬢が平民の男を好きになるというのは、あり得る話でしょうか。
 現代でこそ、身分だとか階級だとかの差はあまり意識されていませんが、身分制度が固定されていた江戸時代では全くあり得ないことです。明治時代になって四民平等ということで階級制はなくなりましたが、人の意識はそう簡単に変わるものでしょうか。
 
 日本では戦後の高度成長期を経て総中流化とも言われる社会となり、大きな格差のない時代が続きました。
 しかし現在、非正規雇用や不安定雇用、ワーキングプアなどのため、格差は拡大化の傾向にあります。身分制・階級制の時代に逆戻りしています。
 そのような時、この『姿三四郎』を読んで
「俺も上流階級の女性と付き合えるかもしれない」
などと虫のいい妄想に浸る奴はおらんだろうな。
 姿三四郎は、あれだけ柔道に打ち込み、突出して強かったからこそ、子爵令嬢に見初められたのである。玉の輿に乗るには、それだけの努力と能力が必要なのです。
 だから芸は身を助く。ワーキングプアになっても、何か一つのことに熱中し、極めることができればそれが何らかのきっかけになるのではないか……。これは私自身が自戒を込めて思ったことです。
姿三四郎 (3) (講談社漫画文庫)
 
 嫉妬に狂った高子嬢は、九州在住の柔術家・津久井譲介(要潤)を騙して、三四郎への刺客として送り出します。
 津久井からの決闘の誘いに、重い肺病で倒れた乙美を看病している三四郎は応じようとしません。しかし果たし状のことを知った乙美は、三四郎に戦いに向かうよううながし、三四郎は決闘の場に向かいます。
 
 ここら辺の心理状況は、どうなのでしょうか。もし自分が重病で闘病中の時、恋人に果たし状が来た場合、何を思い、どのような行動を取るか。
 もちろん本音は恋人にはずっと見守って欲しいであろうし、また恋人を危険な目にあわせたくない、という心理もあるでしょう。
 家庭を持ってしまうと、女性は家を守ろうという心理が強くなるでしょう。
 例えば、快傑ゾロのその後を描いた映画『マスク・オブ・ゾロ』では、ゾロに変身して危険な行為をしているディエゴ・ベガ氏の身を案じ、ベガ夫人は危険な行為はやめてくれ、と頼んでいます。
 ■『マスク・オブ・ゾロ』(映画版)
   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060226
 マスク・オブ・ゾロ (ハヤカワ文庫NV) マスク・オブ・ゾロ(二枚組)DCE [DVD]
  
 これらはいわば生存本能と感情と本音を司る右脳が考えること。
 建て前・体面など色々な理屈を司る左脳を優先させると、それと相反する行動を取ったりします。
 乙美は、戦っている三四郎が好きだったし、今回は私も一緒に病気と闘うから行ってくれ、と頼み、戦いに意味を見つけることができずに迷っていた三四郎は迷いから覚め、戦いに向かいます。
 
「決闘」「戦い」を「仕事」に置き換えると、現代に生きる我々にも切実な問題となってきます。
 家族や恋人が生死をさ迷う病状の時、果たして我々は、仕事を取るか、看病を取るか。逆に自分が闘病中の時、家族や恋人を仕事に送り出すことができるのか。
 
 実は檜垣源之助との決闘の際、負けた檜垣が三四郎に、今回はお前が勝ったが、今後もお前には次々と敵が現れるだろう、と予言します。
 
「勝ち続ける限り、お前は何一つ守ることなどできないのだ!」
 
 確かにその後三四郎の前には、強敵が次々と現れます。その後の展開を予言するかのような言葉です。この言葉が三四郎の心の奥底に引っかかります。
 私が読んだ本では檜垣はこのような恨みの言葉を発していません。それどころか檜垣は改心して三四郎と和解しています。これこそこのドラマのオリジナルの台詞でしょう。
 決闘しても乙美を守ることができるのか。三四郎は乙美を守るため、津久井との決闘に躊躇します。
 実は乙美は、過去に三四郎が檜垣との決闘に向かうのを止めようとしています。危ない決闘なんかやめて私を守って、ということでしょうか。しかし自分が重病に倒れた今回、私を守るためにも一緒に戦って、と頼みます。この心理的変化、分かるような気もします。置かれた状況や流れによって人間の心理は変わるわけです。
 また、物語としては、これでこそ盛り上がる展開といえます。戦いによる成長を描いた物語として、こうでなくてはいけません。この小説が発表された時代が戦時中だということも考慮すると、この流れは必然的と言えます。
 
 しかし、物語やドラマや映画ではなく、現実の社会生活を考えてみるとどうでしょうか。
 私にはなぜか、このドラマで檜垣が三四郎に言い放った負け犬の遠吠えのような恨み言が、意外と真理を突いているように思えるのです。
 
 実は私は少林寺拳法を習っています。少林寺拳法は守主攻従・不殺活人の護身術であり、勝ち負けを重視するものではありません。
 少林寺拳法の開祖・宗道臣は言いました。
 
「トーナメント方式で勝ち負けを決めるとなると、結局はチャンピオンは一人じゃないか。たった一人のチャンピオンをつくるために少林寺拳法を作ったわけじゃない。少林寺拳法は自分の身を護れればいいんだ。俺が強い弱いとか、勝ち負けなんて、知れているんだ」
「われわれは釈尊の教えと達磨の教えをもとに自己確立と自他共楽を説いておる。だから乱捕りも自分のためにやる。人と競ってどうこうではない」
 
 戦いを続ける限り、敵は現れる。勝ちにこだわる限り、いつまでも安楽な境地に達することができない。私にはこのドラマオリジナルの檜垣の言葉が、いささか乱暴ながら、少林寺拳法の考えに通じるのでは、と思えるのです。
 
少林寺拳法
 http://www.shorinjikempo.or.jp/about/impress.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E6%9E%97%E5%AF%BA%E6%8B%B3%E6%B3%95
 
少林寺拳法 [DVD]  少林寺拳法~究極の護身術~ [DVD]  少林寺拳法のススメ  図解コーチ 少林寺拳法 (スポーツシリーズ)
   
 原作では決闘の後三四郎と和解して気持ちよく別れた檜垣源之助でしたが、このドラマでは負けを認めずに負け犬の遠吠えのような恨み言を投げつけるし、その後、三四郎と戦う予定のボクシングの王者に簡単に負けてしまうなど、一体どうしちゃったのかというくらいに気の毒な扱いを受けていましたが、最後にいい場面で再登場し、活躍してくれました。何でここで唐突に現れるのかという疑問もありましたが、最後にその謎が明らかになります。しかし実際のところ、三四郎津久井が本気で決闘している最中では檜垣が二人の決闘を止めるのは難しかったのではと思われます。
 
姿三四郎 (アニメ日本の名作) 続・姿三四郎<普及版> [DVD] 姿三四郎と富田常雄
   
史伝西郷四郎―姿三四郎の実像 (1983年)
姿三四郎の手帖 (1965年) (双葉新書)
良移心頭流中村半助手帖―姿三四郎の好敵手 (1980年)
 
 さて、『姿三四郎』の原作ですが、柔道成立の史実に基づいた小説です。講談社と新潮社から文庫で全3巻として出ていたようですが、現在絶版となっているようで、復刊ドットコムで復刊リクエストされています。
 本作品の評判が良かったので、後に少年時代の三四郎を描いた『少年姿三四郎』という作品も書かれたようです。
 そういえばドラマでは乙美と夜店を歩いているとき、「三四郎さんの子ども時代はどんな感じだったの?」「普通……だったな」というような会話がありました。
 
 映画化やドラマ化は、何度もされているようです。私が読んだ本の解説では、

姿三四郎』といえば、いままでにもテレビ、映画、まんが、読み物などで、みなさんはよく知っていますね。

と書かれているくらいです。
 しかし私が子どもの頃はもう、名前だけはかろうじて知られている程度で、学校や公民館の図書館にも本は影も形も姿もない状態で、忘れられた存在になっていました。一度スペシャルアニメが放映されたようですが、気が付かなかったですね。
 
姿三四郎』のマンガ化やドラマ化についてのまとめサイトのようなページを作成してみました。非常に時間がかかり、映画の項目は書けずにギブアップ。いずれ追記するかもしれません。
 http://healthy.g.hatena.ne.jp/keyword/%e5%a7%bf%e4%b8%89%e5%9b%9b%e9%83%8e
 
 私が生まれる前、アニメで『紅三四郎』というのもあったようですが、再放送も見たことありません。
 
紅三四郎 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E4%B8%89%E5%9B%9B%E9%83%8E
 

紅三四郎【完全版】 (マンガショップシリーズ 182)

紅三四郎【完全版】 (マンガショップシリーズ 182)

紅三四郎 DVD-BOX

紅三四郎 DVD-BOX

 
 あと、セガサターンのCMで藤岡弘、が演じた「せがた三四郎」というのがあるようです。このCMが放映されていた時期は浪人中か何かでテレビをほとんど見なかった時期なので、このCMは見たことありません。
 
せがた三四郎 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9B%E3%81%8C%E3%81%9F%E4%B8%89%E5%9B%9B%E9%83%8E
 
お宝・名作マンガの制作・復刊◆マンガショップ
  http://www.mangashop.co.jp/
様からの12月7日のメルマガで、テレビ東京の『姿三四郎』ドラマに触れ、
「昭和30年代、40年代の漫画の主人公の名前は“三四郎”が多い」
ということが書かれており、マンガショップが復刊させたマンガの中でも
 
紅三四郎[完全版]』吉田竜夫/九里一平
『大空三四郎[完全版]』高森朝雄/吉田竜夫
『マッハ三四郎[完全版]』久米みのる/九里一平/吉田竜夫
『おれとカネやん[完全版]』梶原一騎/古城武司
『カワリ大いに笑う!』牛次郎/桑田次郎
の主人公は三四郎だそうです。

これは『姿三四郎』の人気の影響でしょうか?
ちょっと皆さんにもご意見を聞いてみたいと思います。
「いやただの偶然」「三四郎は『姿三四郎』の三四郎からじゃない」
「他にもこんな三四郎がいるよ」などご意見をお聞かせください。

ということですが、どうなんでしょうか。
 確かに私の子ども時代も、
『1・2の三四郎小林まこと
『プラレス三四郎』原作/牛 次郎 絵/神矢みのる
という作品がありました(読んだことはありませんが)。
 
 しかし、何と言っても一番有名な“三四郎”は、夏目漱石の『三四郎』の主人公・小川三四郎でしょう。
 
 ということで、今度夏目漱石の『三四郎』を読んで思ったことを書いていくメルマガ“『三四郎』な人生論”を始めることにしました。

三四郎』な人生論
  http://www.mag2.com/m/0000254139.html
夏目漱石の『三四郎』を読むと、何だか自分のことを書かれているようで恥ずかしくていたたまれない気分になってくるのです。『三四郎』を初めから読んでいき、思ったことなどをつらつらと書いていきます。人生至るところ三四郎あり。私も三四郎、あなたも三四郎

 ぜひ登録お願いします。m(_ _)m

 【http://meloh.net/e/rvwfg.html
  ↑目指せメルマガキング!今人気のメルマガがまる分かり!
本格メルマガランキング・メル王に参加しています。
  ランキングにワンクリックのご協力お願いします。m(_ _)m

  




 ↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m
 
姿三四郎テレビ東京) http://www.tv-tokyo.co.jp/sugata/
姿三四郎 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%BF%E4%B8%89%E5%9B%9B%E9%83%8E
富田常雄 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E7%94%B0%E5%B8%B8%E9%9B%84
富田常雄「薔薇の紘道館」の姿三四郎のモデルとしての西郷四郎
 http://www.iscb.net/mikio/9709/25/index.htm
二人散脚 姿三四郎
 http://www18.ocn.ne.jp/~bell103/mokuzi.html
ラママーケット 姿三四郎 http://dramarket.whimpackage.com/2007/11/post_335.html
教えて!goo姿三四郎』のラスト30分のネタバレ御願いします。
  http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3580905.html
横澤彪のチャンネルGメン69】NEWS加藤成亮、目に夢がなかったな
  http://news.livedoor.com/article/detail/3428833/
 
復刊ドットコム 復刊リクエスト投票No.34838 姿三四郎
 http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=34838
復刊ドットコム 復刊リクエスト投票No.6120 姿三四郎<全2巻>
 http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=6120 

 【http://meloh.net/e/rvwfg.html
  ↑目指せメルマガキング!今人気のメルマガがまる分かり!
本格メルマガランキング・メル王に参加しています。
  ランキングにワンクリックのご協力お願いします。m(_ _)m

  




 ↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m