OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

《メルマガ》カプライトについて

 以前、無料メルマガ発行スタンドについて比較していたことがあった。テーマはニッチを押さえているが、肝心の中味は非常に中途半端でほとんど役に立たないような記事であるのが残念。
 このたび、新しいメルマガ“『三四郎』な人生論”をカプライトを利用して発行させて頂くことにしたので、無料メルマガ発行スタンド比較において、カプライトの項目を立ててみることにした。目標・全無料発行スタンド!
  
BIGLOBEメルマガ カプライト  http://kapu.biglobe.ne.jp/
 

★┓メルマガ紹介ページについて 
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 メルマガ紹介ページ見本
 “『三四郎』な人生論”
 http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/13788.html
 
 メルマガ紹介ページにおいて、バックナンバーが最大過去4回分しか表示されない仕様になっているのが残念。
 いくら長く発行を続けていても、保存されるのが最新4回分だけなのである。
 もちろん、バックナンバーは非公開の方がいいという方や、自分のサイトで公開したい、という方もいるから一概には言えないが、メルマガ発行スタンドの方でもバックナンバー保管ができる、という選択肢がある方が利用者にとって親切とも言える。
 また、バックナンバー表示画面において、リンクが生きていないというのは、発行者にとっても読者にとっても不便。少し前のリニューアルによってまぐまぐやメルマ!でもリンクが生きるように改善されたので、メルマガ発行スタンドのバックナンバー画面においてリンクは生きるというのが多数派となりつつあるから、カプライトにおいてもその流れに遅れないように願いたい。
 
「■発行者のホームページ」画面が新画面で生成されるのはいい。リンク先が同一画面がいいか新画面生成がいいかは人によって違うだろうが、私は新画面生成の方が好きである。だからリンク先をクリックする際、いつも右クリックである。
 一方、「■バックナンバー」においては、同一画面で表示される。この違いは、意味があるのだろうか。私としてはどちらも新画面生成方式で統一してほしいところである。
 

★┓ 新規発行までの流れ 
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 発行する際、
BIGLOBEカフェ会員(無料)
に登録することになる。そうすると一つの会員アドレスによって複数のメルマガが管理できることになる。
“『三四郎』な人生論”を例にとって、新規発行までの流れを見てみる。
 
●発行申請
  ↓(1週間以内)
●メルマガ登録完了通知('08.01.15)
 メルマガ個別紹介ページ作成される
  ↓
●“メルマガ新着情報”コーナーに掲載される('08.01.22)
  ↓
●公式メルマガの「本日のおすすめ」メルマガ として掲載される('08.02.06)
 
 上の記録を見て分かるように、発行申請から公式メルマガで新着メルマガとして紹介されるまで、おおよそ1月かかることになる。この辺、まぐまぐと比べて長めである。
 
 そもそも、まぐまぐでの新規発行の場合、登録完了通知のメールに、
 ◆公式誌に新着メルマガとして紹介される日
 ◆新着メルマガ読者数ランキングの基準
も掲載されているので、それを目標に励むことができる。
 しかしカプライトではそれがないので、肩透かしをくったような感じになる。
 しかも公式サイトの新着情報コーナーに掲載されるのも公式誌で新着として紹介されるのも、まぐまぐに比べると遅く感じる。
  

★┓ 公式誌での新着メルマガ紹介について 
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 カプライトは読者向けの公式誌を週6回、発行している。そのうち4回で分野別に新着メルマガを紹介している。形式だけを見ればまぐまぐ並みの充実度である。

カプライト・ニュース @monday (暮らし/生活/趣味)
カプライト・ニュース @tuesday (コンピュータ/コミュニケーション)
カプライト・ニュース @wednesday (ビジネス/経済/教育/文化)
カプライト・ニュース @friday (レジャー/エンターテインメント)
   http://kapu.biglobe.ne.jp/kaijo.html より

 カプライトニュースはどの曜日号も役に立ったり面白い独自の連載記事があってなかなか読みがいがある。その中に、新着メルマガ紹介コーナーがあるのだが、タイトルは
■ ソムリエ山中の「本日のおすすめ」メルマガ
となっている。
“新着”ではなく“おすすめ”という名目なのはちょっと得したような気にはなるのだが、残念なことに、最大5誌までしか紹介されないのである。
 新規発行数が最大規模のまぐまぐですら、全ての新規発行メルマガが公式誌で紹介されているというのに、新規発行数がまぐまぐより少ないと思われ、しかも週4回発行しているので1誌当たりの割り当てはそう多くないはずなのに、全部紹介してくれないというのは残念。
 どうせ全部紹介してもそんなにスペースは違わないだろうに、何で全部紹介してくれないのだろうか。
 幸い“『三四郎』な人生論”は5誌のうちの1つに選ばれていたのだが、これで紹介されなかったら非常にショックだったろう。わずかのスペースをケチって発行間もない発行者をがっかりさせるのは罪なことである。
  

★┓ 基準は不明 新創刊メルマガ読者増加数上位3誌ランキング 
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 木曜発行の「ウィークリー・カプライト・ニュース」は、「ラクドル田代沙織の“カプ喜利道場”」という非常に面白い連載がある。ブログのコメント欄に大喜利形式で投稿し、入選者に座布団が付与されるのである。
  http://blog.kapugiri.jp/
 この木曜号に、
週間ランキングニュース
 ☆☆☆新創刊メルマガの中で読者増加数上位3誌をご紹介いたします。☆☆☆

というコーナーがある。
 新規発行メルマガで読者数ランキングを行うというのは、まぐまぐ並みである。
 まぐまぐの新規創刊ランキングは一時期非常に過熱したことがあって、ランキング入りのための相互紹介というのが盛んに行われていた。
 それと同じ仕組みがカプライトにあるということで、これは隠れた狙い目ではある。
 とはいえ、このランキングの基準については詳細は明らかにされていない。
 まぐまぐでは、新規登録完了通知のメールに、新着メルマガ読者数ランキングの基準が詳しく記されているのだが、カプライトでは何も記されていない。
 メールで問い合わせてみると、

「読者増加ランキング」の基準につきましては、一週間の集計期間を
設け、その期間の集計で読者数の増加が多い順に掲載しております。

ということであった。
 ということは、この期間外に100人読者を増やしても、期間内に増えなければ、期間内に10人増やしたメルマガに負けるということになるのだろうか。
 重ねて質問すればもっと詳しいことが分かるかもしれないが、これ以上追及する気にはなれない。
 カプライトには“ウィークリーランキング”のコーナーがあるので、これがヒントになるのだろうか。
   http://kapu.biglobe.ne.jp/ranking.html
  

★┓  発行者にとってのメリット
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 カプライトからメルマガを発行するメリットについて私の思うところを述べる。
 上に記したように、カプライトは、NECビッグローブというメジャーが運営していることから、発行ツール自体は充実している。公式誌というソフトも非常に充実している。
 しかし、運用面としてはまだまだそれら充実したハードやソフトを生かしきれていないのではないか。
 折角まぐまぐ並みに充実したハードや公式誌があるのだから、それらをもっと活用すれば十分まぐまぐと肩を並べられるのではないか。
 まずは、発行申請から公式誌での新着掲載までの期間が長すぎるというのは改められないのか。また、運が悪ければ新着メルマガとして紹介されないというのは、発行者の意欲をそぐことになる。
 さらに、新規メルマガのランキングの基準が明らかにならないものか。
 
 しかし実際のところ、公式誌で新着メルマガとして紹介されても、まぐまぐほどの効果が期待できないというのが正直なところではないだろうか。また、新規メルマガランキングで紹介されたメルマガの読者数を調べても、それほどのものでもないというのが正直なところである。
……と発行スタンドに責任を転嫁するのは恥ずかしいことやで。
 面白くて有意義なメルマガを出し続けていれば読者は自然に増えて行く!という気構えでいくのが正しい発行者の姿勢ではなかろうか。
  

★┓   読者にとってのメリット
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 カプライトからメルマガを購読することのメリット・デメリットについて私なりに考察する。
 例えば、あるメルマガが、まぐまぐからもカプライトからも同時に出ている場合、まぐまぐではなくカプライトから購読することのメリットとデメリットについて。
 自動的に送られるようになる公式誌については、カプライトの公式誌には面白い連載があるのでいい。あまり長くないので時間を取られないのも良い。(ここだけの話、まぐまぐの公式誌は長すぎて読みきれないというのが正直なところ。)
 
 カプライトのメルマガは送信者が全て
kapu@bcs.biglobe.ne.jp
となる。だから「ツール > メッセージからルールを作成」において、カプライトのメルマガをフォルダに分類することができる。
 しかし、メルマガ個別の番号がついていないので、「送信者」をクリックしてメルマガごとに並べ替えることができないのが不便である。ここはマガジンIDもつけてほしいところである。
 
 さらに、これは発行者のモラルの問題ではあるが、まぐまぐ以外のスタンドからの発行も確実にされるのか、という心配がある。
 以前、情報起業などの方面に関心がある者ならば誰もが知っているほどの超メジャーなメルマガが、まぐまぐとM社から発行していると言っておきながら、M社からは通常号を配信せずに広告掲載の特別号だけを配信するというモラルに欠いた行為をしていたことがあった。
 このような実例を見ると、確実に読みたいメルマガはまぐまぐから購読する方が確実ではないか、と思ってしまう。
 発行者の立場になって考えるると、読者数が少ないスタンドからの発行作業が面倒くさくなる、というのも分からぬでもないのではあるが。
 ここはもう、発行者のモラルに期待し、読者の方でもリテラシーを向上していくしかないであろう。あえて多数派であるまぐまぐからでなく少数派のスタンドから購読するということは、何らかの意志があるのでしょう、ということで、発行者が扱いに差をつければ声を上げていきましょう。
 
……ということで、メルマガを発行するにしても読むにしても、まぐまぐ以外の選択肢もあるということは知っておいて損ではない。時と場合によって他のスタンドの活用も考えてみましょう、ということです。
  
  
 ★情報発信研究会 情報発信について考える http://nazede.gozaru.jp/jouhouhassin.htm
  




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★┓ 参考リンク
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INTERNET Watch BIGLOBEメールマガジン配信サービス「カプライト」を17日から開始
   http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/1999/1216/biglobe.htm
    ↑カプライトの創設日は1999年12月17日のようだ。
カプライト 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88
内職!お小遣い稼ぎ情報館 > 無料メールマガジン配信スタンド
  http://www.otoku-kan.com/melmaga/haisin_stand.html
「メルマガ発行にはBIGLOBE会員登録が必要なため発行者は少ないですが、読者が以外に多いのでかなり穴場的なメルマガ配信スタンドです。 」
ARI/エー・アール・アイ > リンク集 IT・WEB関連 無料メールマガジン
  http://www.ari-web.com/link/it/mm.htm
「読者の潜在的な数の割には、メールマガジン発行数(種類)が少ないように見えます」
  




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