OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

オビを外さないで

 吾輩はオビマニアである。オビといっても、本のオビである。
 キャンペーンの時に一律に巻かれるオビではなく、新刊時に巻かれる、その本の内容について書かれているオビのことである。
 だから欲しい本があると、オビがなくならないうちに、発行された直後に買うことにしている。
 昔は新刊時を逃すとなかなかオビが付いている本を購入するのは難しかったが、便利なもので今ではアマゾンマーケットプレイスを利用することができる。
 品切れ絶版になっている本でも、マーケットプレイスには数冊出品されていて、親切な出品者だと「帯付き」と付記してくれている。例え値段が少々張っても、帯付きのを購入する。
「帯なし」と表記してくれている出品者は親切だけど、購入の検討は後回しになってしまう。
 帯についての表記がない出品者は、不親切ではあるが、「帯なし」よりも購入順位は上になる。もしかして帯がついているかも、と思わされてしまうのである。
 帯と表紙さえ付いていれば、少々破けていても日焼け・変色があっても書き込みが沢山あっても構わないのである。
 書き込みを嫌う人がいるようだが、私は前の持ち主がどんな風に考えていたか上から目線で読むことができるので結構好きである。中古なのだから書き込みはいいのである。しかしオビだけは外せない。これだけは譲れないのである。
 
 先日検索していたら、ヤフーオークションで面白そうな本を発見した。残念ながらオークションは終了していた。
 初版の本で、何とオビ付きである。開始価格が500円で、落札者は一人のため、500円で落札されている。
 もし知っていたなら、2000円でも3000円でも出してオークションに参加していたのに。
 
 この本を検索してみると、アマゾンマーケットプレイスでは4000円近くで出品されている。しかも親切に「オビなし」の注意書きが。
      
 安く買って高く売る“せどり”は構わない。
 しかしオビを捨ててしまうのは許せない。
       
 本を愛する皆様。オビは本の貴重な一部ですよね?
 オビを守れ!
  
SF KidなWeblog “驚天動地、奇想天外なSFの粋”
  http://sfkid.seesaa.net/article/104245114.html
「このオビのために、私は640円+税32円余分に費やしたのである。」
 
 




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