12月13日のNHK-FM「世界の快適音楽セレクション」のテーマは“大蔵ざらえの音楽”として、今までのテーマに入らなかったがぜひとも流したい曲が特集されていた。
一番良かったのが、
シューベルト物語
ニック・クラウス(ニッキー)
1969年7月
である。
最初にシューベルトの“未完成交響曲”が流れて、アレッと思っていると、物憂げでロマンチックな巻き舌の歌が始まった。その後も未完成交響曲と歌が交互に流れ、しかも歌は日本語と英語のバイリンガルである。
ゴンチチさんの解説によると、この曲は子役として活躍したアメリカ生まれのニッキーが水中バレエダンサーを経てその後さらに英語教師に転身し、その英語教師時代に出したレコードという。
「見事なバイリンガル歌謡ですね」
と評されていた。
英語教師がレコードを出すというのもすごいが、もともと子役として活躍していたので人脈や話題性もあったのだろう。
クラシック音楽+バイリンガル歌謡
という非常に新しい分野の歌謡では?このジャンルの曲をもっと出したら面白かったのに。
番組の選曲をしている湯浅学さんが「ぜひ流したい」とずっと思っていたがなかなかテーマに合わず流せなかったものという。湯浅さんのナイス選曲である。
「世界の快適音楽セレクション」で「クラシックな音楽」というテーマをやるのはどうだろう。クラシック音楽をテーマにしたクラシック以外のジャンルの曲を特集するのである。
とばすぜ ハイウェイ シューベルト物語 (1993)
http://chitlin.exblog.jp/4380939/
はてなキーワードによると、湯浅学さんはかなり著名で活躍されている大家の方だった。
「幻の名盤解放同盟」所属ということだが、確かに“幻の名盤解放歌集”に『シューベルト物語』は収録されている。
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