『夢をかなえるゾウ』は、単発ドラマ版が新聞のTV欄の紹介でされていて、この単発ドラマ版は秋から始まる連続ドラマ版につながっている、とかいうようなことが書かれていて、どんな風につながっているのか興味を持って見ることにした。原作本に対する関心もあったので。
wikipediaで見ると、単発ドラマ版は「男の成功篇」 、連続ドラマ版は「女の幸せ篇」 ということになっている。
両方比べると、「男の成功」の方が単純で分かりやすい。
時間の限られたスペシャルドラマなので、始まりから終りまで一気に一直線に進んでいき、結末も脱サラ独立して子どもの頃からの夢だった写真家になって成功する、という非常に分かりやすい展開だった。
しかし13話にも及ぶ連続ドラマ版は長丁場で、その間グダグダとした展開もあり、どうやって結末をつけるのかと気になる広がりを持っていた。
そして結局、生き生きと毎日を過ごすことで周囲の人を元気にさせる存在になることが幸せだという風に終わった。
ううむ、「女の幸せ」とは複雑である。私は男だからストレートに単発ドラマ版のように独立して成功するという方が分かりやすい。
ギター教室に通うとか英会話に通うとかいっても所詮趣味の範囲であるし、登山の楽しみは分からない。
同じ神様にコーチを受けても、野上耕平(小栗旬)と星野あすか(水川あさみ)の得た幸せは、全く違う質のものだった。
自分を持たずにフラフラして辛いことが重なって大変だったところからここまで成長したのだから、確かにこれは人間的成長であり、成功なのか。
星野あすかの成長により職場に活気が生まれ、多くの人がいい方向に向かう一方で、網田和哉(丸山智己)のみは社内での扱いが悪くなって降格のようになっているし彼女とも別れたようで、強敵キャラから転落して一人だけ沈んだようになっていた。
確かに企画が前のように出てこないと悩んであすかから搾り出せ、と言われていたが、その後あすかが見た企画ファイルは出来が良かったようで、立ち直ったかのように思っていたが。
星野あすかと網田和哉の関係は複雑で、何で会社を辞めさせようとした嫌味な男を助けようとしたり好きになったりするのか、単純な私には全く分からない。これがドラマ的展開というのだろうか。
こんなことが分からないくらいだから私は成功からほど遠い負け組下流ワーキングプアなんだろう。
こんな風だから例えガネーシャが現れてコーチしてくれても着いていけんだろう。
というか、それじゃ駄目なんだけど。目指せ成功!
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wikipedia:夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ 公式サイト http://www.ytv.co.jp/yumezou/
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http://allabout.co.jp/interest/book/closeup/CU20080821A/
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