NLP速読術~1冊10分で本が読める!時間がなくてもスキルアップ&試験合格~
- 作者: 松島直也
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2010/01/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「NLP速読術」とはテクニックでありプロセスではなかろうか。もっと突っ込んで断言すると、心理学を応用した科学的飛ばし読み、無意識を利用した飛ばし読みの技術ではないだろうか。
私がまだ小学生か中学生の頃、加古徳次さんが速読術という術を日本に紹介した。いわゆるキム式速読術、右脳速読術である。
スーパー速読学 (1984年)
この流派から色々な流派が派生し、またそれらに対抗して“左脳速読”という触れ込みで登場したジョイント式速読法(新日本速読研究会)も登場。その後も多種多様の速読が登場し、百花繚乱である。
それら速読流派が前提としているのが
「飛ばし読みではない」
である。
今までの速読法は、「飛ばし読みではない速読」ということにこだわりすぎたのではなかろうか。
そのことが、かえって速読の妨げになっていたのではないだろうか?
(斉藤英治式速読は、読む対象や目的によって読書法を使い分ける、という方法を提唱していた)
私も今まで長年、飛ばし読みではない速読を目指してきて挫折を繰り返してきた。
それだけではない。最近では本を1冊読み終えることすらほとんど不可能のような状態に陥ってしまっていた。
1冊完読を目指すあまりに最初の方だけ読んで肝心のところまで辿り着けなかったり、挫折感を味わってきた。嫌というほどその繰り返しであった。
今の自分にとって1冊の本を読み終えるということがどれだけ大変なことになっているか。高い山に登山するような心境である。
それなら飛ばし読みでもいいので読みたい部分・必要な部分だけ読んで達成感を味わう方が精神衛生上よほどいいし、実利も上がる。
「NLP速読術」とはその飛ばし読みの技術をNLPだとか心理学用語を使って理論武装し、システム化したところがブレイクのキーポイントではなかろうか。
変にこだわって速読がマスターできない人にとって、発想の転換を促す書だと思う。
まず本書を使って実際に応用することもできる。私もアマゾンの封を開けて本書を読み始めて20分程度で読み終えることができた。時計を取り出す時間もなく正式な読書時間を測ることができなかったのが残念。
今後この読み方を利用して読書量を増やしていきたい。
また、これを繰り返していくことで、飛ばし読みでない速読もできるようになるかもしれない。
また、この速読法は小説や文学作品に使えるかどうか。小説や文学作品も部分的に読むという読み方があってもいい。1冊まるごと熟読することにこだわって結局読み始めることができなかったり、途中で挫折するよりははるかにましである。飛ばし読みでない速読をマスターするまでの移行的措置として飛ばし読み速読でもいいではないか。
NLP速読術セミナー http://www.nlpjapan.com/firsttime/seminar11.html
↓似たアプローチの読書法なんだろうか?今度読んでみたい。
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- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
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