- 作者: 川上徹也
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: 単行本
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本のタイトル、雑誌の見出し、名作CMなど、著者が収集した名作キャッチコピーを77に分類して分析した、いわばキャッチコピーの分類事典。
「ヒント63 情報を体系化する
法則化してまとめることで、理解しやすいフォーマットになるのです」
と自己言及しています。
繰り返し読んでマスターしてみたい。
そしたら今より少しはツイッターでのつぶやきの切れ味が良くなるかな?
「ヒント53 ことわざ・格言・慣用句を利用する」
地口、というんですか。
とり・みきさんのマンガで、
「地口はギャグの基本なのに」
というセリフがあって、妙にそれが引っかかってました。
それはともかく、ここに挙げられている文例が非常に面白い。
ちょっと脱原発キャッチコピーに応用してみます。
【梅は咲いたか、脱原発はまだかいな】
【転ばぬ先の脱原発】
【寒くても脱原発タイ】
【暑くても脱原発タイ】
【地震国に原発】
【学者に原発マネー】
【マスコミに原発マネー】
【井の中の原発ゆでガエル、大海を知らず】
【脱原発を笑うものは原発に泣く】
【脱原発派よ、大志を抱け】
【親しき仲にも脱原発】
【菩薩も高速増殖炉の誤り】
【原子炉に海水を注ぐ】
【焼け原子炉に海水】
あと、章末コラムで、人間が権威に弱い例として、「ミルグラムのアイヒマン実験」について述べられています。
悪用されないように、種明かしの知識は必要ですね。
かつての小泉純一郎、そして現在の橋下徹など、キャッチコピーのうまい政治家が人気を得る傾向があります。
悪い奴らはキャッチコピー力を使ってるぞ。
レジスタンス派も言葉を磨く必要があるのではないでしょうか。
■[日々の哲学]橋下徹『わが交渉』 最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20120301/p1
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