『消費増税で日本崩壊』斎藤貴男・著
「勤労人口の圧倒的多数を占めるサラリーマン層がいかに税金について無知であるのか」
と前書きで述べられています。
著者自身、会社勤めと独立フリーを繰り返した経験を述べられています。
独立自営していると確定申告のため納税に敏感になったが、会社勤めを始めると源泉徴収されるため、どうしても会社任せになってしまうという。
そういえば私も会社勤めだから、給料は手取り収入にだけ関心があり、税込みいくらもらってるかとか、税金で幾ら引かれたのか無関心でした。
しかし、消費税に関しては無関心ではいられません。
サラリーマンの税金知識がないことに付け入って、消費税増税が必要だという洗脳が行われています。
今後、騙されないように、サラリーマンも税金について勉強していくことが必要だと思います。
第１章 消費増税でサラリーマンの生活は破壊される！ は必読です。
文房具卸しの中小企業 間島商店（仮名）に勤務する田上氏（４０さい 仮名）を主人公としたシミュレーションドキュメント。
消費税増税のために多くの人の生活が狂っていく悲劇がリアルに描かれています。
これは数年後の我々一般庶民の姿かもしれません。
短いですが、非常に分かりやすくリアルに描かれています。
書店で本書を見かけたら、この章だけでも立ち読みしてください。
そしてもっと消費税について知りたくなったら、立ち読みをやめて購入して下さい。
本章を読むと、消費税は、中小企業に犠牲を強いているということが分かります。安売り競争に少しでも着いて行くため、消費税分を価格に転嫁できないため、中小企業がかぶることが多いようです。
今でさえ中小企業はどんどん潰れていっているのに、この先消費税が上がれば、どうなるのでしょうか。
本章を読んでから、町やネットで中小企業を見る度、思うようになりました。
人のこと心配する前に自分のことも心配しないといけないのですが。
消費税増税で生活崩壊、消費税増税で日本崩壊、これは決して大袈裟な表現ではありません。
数年後に確実に起こる現実なのではないでしょうか。
■[日々の哲学]消費増税で日本崩壊２ 消費税で正社員減少・派遣社員増大
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20121003/p1
平成２６年４月１日 消費税８％まであと何日？ http://counting.hatelabo.jp/count/40440
平成２７年１０月１日 消費税１０％まであと何日？ http://counting.hatelabo.jp/count/72110
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