OLDIES 三丁目のブログ

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心を上手に透視する方法

 心を上手に透視する方法 心を上手に透視する方法 
    
著者はドイツ在住のマインドリーダーで、マインドリーディングのステージショーを行っているという。
マインドリーダーとは、人の心を読む人で、ショーでは、考えていることを当てたり、物が隠された場所を当てたりするらしい。
そのステージショーの様子が少しだけ紹介されています。何でここまで分かるのだろうと驚きます。まるで超能力や霊感のようです。
昔、FBI心理捜査官といって、ジョー・マクモニーグル師やナンシー・マイヤー師やノリーン・レニア師といった方々が登場する特番がありましたが、それを思い出します。
本書の著者によると、マインドリーディングにもコツがあって、ほんの少しの手掛かりから推理しているといいます。
本書では、そのマインドリーディングのコツを紹介しているということです。
       
本書の前半では、マインドリーディングのコツを紹介し、後半では、他人を操作したり、自分に暗示をかけて自信をつける方法を紹介しています。
本書で明かされているマインドリーディングのコツは、ほんの初歩的なものです。
シャーロック・ホームズがやっているような、少しの手掛かりから推理していく方法です。
例えば、目玉が動く方向から考えている内容を推理したり、星座にちなんだネックレスから星座を当てるといったような。
とすると、FBI超能力捜査官にも種があったのかな?
しかし、アマゾンのカスタマーレビューで批判している方もいるように、本書で紹介された方法を全部使っても、例で紹介されたような、マインドリーディングショーの種が全て解明されるわけではありません。
例えば、人の名前などはどうしたら分かるのでしょうか。
その辺の種は企業秘密ということなのでしょうか。
しかしいくら種があるとはいえ、パフォーマンスとして行ってお金まで取れるというのはすごい。
最後の部分では超能力や霊感もあるのではないでしょうか。
(これ、占いにも通じることではないでしょうか。
 占いもある程度までは方法論がありますが、最後には占い師自身の霊感で占っているというような。
 霊感がなくて理論だけで占っている私としては霊感は欲しいものです。)
       
面白い例として、著者がショーで行う手相リーディングの例があります。
著者は手相を当てて毎回拍手喝采されるそうです。
実は、言ってることは毎回同じそうです。
誰にでも当てはまりそうなことを言うと、皆自分のことを言われているように思うそうです。
バートラム・フォアという大学教授も実験の末、論文で書いたそうです。
「占いによる性格分析は、特定の個人について出されたものでなくても、当たることがある。その人自身が、その内容が当たっていると思えばそれで十分なのだ。」
      
この方法、コールドリーディングといって、最近知られるようになりました。
本書でも言及されています。
       
その他、気になったエピソードなど。
     
wikipedia:賢馬ハンス
 心理学関係では有名な話らしい。私は初耳。
            
 ある記憶力のいいマジシャンは、その年に知り合ったほとんど全員にクリスマスカードを送っていた。出会った時に話したことなど細かく書いていて、もらった人は彼の記憶力のすごさに驚いたという。実はクリスマスカードは、出会ったその日に書いていたのだそう。
 年賀状に応用できるエピソードです。
    
 ギプス固定中に筋トレのイメージトレーニングをすると、筋力が低下しないという。
 これをダイエットに応用できないものだろうか。
       
wikipedia:ギルバート・キャプラン

 マーラー:交響曲第2番
    
 始めるのに遅すぎることはない、という例で紹介されていました。
 知っていました?
  
 あと、ニールス・ボーアの学生時代の物理のテストに関するエピソードが紹介されていますが、本当なのでしょうか?
都市伝説のようなものだったりして。
    

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