日本の戦国時代における中国地方の“三国志”を描いたNHK大河ドラマ『毛利元就』。
今年のNHK大河ドラマは『毛利元就』だ!
大内・尼子両家に対抗するために安芸の国人達が結成した第三勢力たる「安芸国人領主同盟」。
しかし領土拡大に野心を燃やす尼子経久(緒形拳)が各国を調略し、切り崩し、毛利家は孤立しつつあった。
経久は奥方の実家の吉川家から、美伊(富田靖子)を元就(中村橋之助)の嫁にすることを命じる。
今回の隠れた見どころは、近習・木村(小日向文世)でしょうか。
今までは遠景とか形式的な脇役で顔もよく分からなかったのですが、今回、冒頭で杉の方(松坂慶子)に話しかけられて答えるシーンがあります。ほとんど顔が映らないアングルだったのですが、最後に顔がアップで映ります。
私、リアルタイムで観ていたのですが、小日向文世さんがこんな役で出演されていたとは覚えていませんでした。
(以下、個人的覚え書きメモ。ネタ晴らし注意!)
第9話と10話で毛利に合力した吉川家がいつの間にか尼子べったりになっていますよ。油断ならぬ時代です。
経久の正室・萩の方(高畑淳子)は吉川家の出ゆえ、妥当なところか。
吉川家の当主・吉川元経(ダンカン)の奥方は元就の異母妹・松姫(梓真悠子)のはずですが、このラインは太くない様子。
経久は毛利との縁組みを画策しますが、これは毛利家と戦って亡ぼすというのではなく、臣下として組み入れて共存するという戦略なのでしょうか?今一つ経久の意図が分かりません。
吉川との縁組みには当然、大内家とつながっている井上元兼(片岡鶴太郎)は反対。
志道広良(中村梅雀)は大内・尼子との両面作戦として大いに賛成。
どちらかのクビが一つ切り落とされてももう一つのクビが残れば成功、と志道らしくない不謹慎な発言をして杉の方(松坂慶子)に叱られるシーンも。
尼子閥の桂広澄(草刈正雄)・渡辺勝(榎木孝明)・相合元綱(西島秀俊)の反応は今一つ分かりません。
相合元綱は元就のライバル役なのだから、もう少し心境を描いていれば存在感あるライバルとなっていたのに。
一方、相合の方(松原千明)は雪の方(一路真輝)に不満を訴える。
この2ショットは珍しい。
元就が狩りをしていると、尼子経久とその配下に囲まれる。
経久登場のシーン、馬に乗って飛んで現れたような描写。
「快傑ライオン丸」を思い出しました。
快傑ライオン丸- 風よ光よ Kaiketsu Lion Maru- Kaze yo! Hikari yo!
http://youtu.be/tzBdtqrGbco
武田元繁(宍戸開)を討ったのはすごい偶然だな、と挑発しますが、このシチュエーションもすごい偶然です。
周到な計画を立てても滅多に有ることではありません。
結局、縁組みが成立。
しかし初夜の儀式は成立せず、別々に休むことになる。
1話完結の番組の結末としてはこれでオチになっていいけど、現実問題として、翌朝からどうやってけりをつけるのでしょうか。
元就の初恋というと、森田剛時代の「第6回 恋ごころ」で、なつ(松本恵、のち松本莉緒と改名)とのエピソードがありました。
美伊との結婚に乗り気でないのも、なつとの思い出を引きずっているということなのでしょうか。
■[毛利元就97]大河毛利元就 第6回 恋ごころ
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20130215/p1
wikipedia:安芸国人一揆
↑見逃していた・忘れていた重要なシーンを再確認しよう!
名作を見直すことは大切だ。
毛利元就97 過去ログ
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/archive?word=%2A%5B%CC%D3%CD%F8%B8%B5%BD%A297%5D
■[毛利元就97]NHK大河ドラマ『毛利元就』検定〜〜〜〜〜〜!
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20130119/p1
夜盗虫の朝寝坊
■[録画鑑賞][『毛利元就』]#11「花嫁怒る」
http://d.hatena.ne.jp/yotomusi/20051003/p2
wikipedia:毛利元就 (NHK大河ドラマ)
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