OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

ガリバー旅行記 第四部まで尻上がりに面白く

愛読しているメルマガ「世界の名作を読みながら速読力を身に付ける」
  http://www.mag2.com/m/0000144067.html
では、このほど、『ガリバー旅行記』が終了しました。
 全347回!1年近く読んでいたわけですね。継続は力なり。
   
ガリバー旅行記 (ジョナサン・スイフト) (全347回)
 http://www.servicemall.jp/sokudoku/BN/s/0187001.html
 http://www.servicemall.jp/sokudoku/BN/s/0187347.html

  
 ガリバー旅行記というと、小人の国に行って、眠っている間に地面にくくりつけられていたというシーンが有名ですが、実はガリバーは4回の航海を行っています。
    
 wikipedia:ガリヴァー旅行記

  
 私が読んだところ、第一篇 リリパット渡航記 、第二篇 ブロブディンナグ渡航記、第三篇 ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブおよび日本への渡航記、第四篇 フウイヌム国渡航記、と、後になるにつれ、より面白くなっていくように感じました。
 第二編では、自分が小さいという危険な状態であり、スリルを感じる展開でした。
 第三編は、奇想天外な科学が登場し、マッドな発明家が色々と登場し、喜劇的でした。
 何より第四編が味わい深い。
 理性的な馬の形をしたフウイヌム人達の世界では、人間のようなヤフーが醜悪な存在として存在しています。
 このヤフー達の醜悪なこと。
 ネット上でヘイトな言説をまき散らしているいわゆるネトウヨとかネトサポとかいう連中を思い出しました。
   
 スウィフトは風刺としてこの作品を書かれたようで、作品中で色々なことを当てこすっているようですが、どういう意味なのか、解説がないと分かりかねます。
 解説書も読んでみたいと思いました。
   
 現代の日本も悪い方向に向かってすごい速さで進みつつあります。
 現代の日本を風刺した“現代日本ガリバー旅行記”が描かれることが必要ではないでしょうか。

 wikipedia:ガリヴァー旅行記


ガリバー旅行記」について
  http://www.cityfujisawa.ne.jp/~m-itazu/gulliver.html


青空文庫 ガリバー旅行記 原民喜
  http://www.aozora.gr.jp/cards/000912/card4673.html

ブクログ http://booklog.jp/item/7/004673

BOOK.asahi.com
  http://book.asahi.com/book/SRDS:BT000011200800100101.html

 ガリバー旅行記 ガリヴァー旅行記 (岩波文庫) ガリバー旅行記 (角川文庫) ガリヴァ旅行記 (新潮文庫)

 『ガリヴァー旅行記』徹底注釈(本文篇・注釈篇) 『ガリヴァー旅行記』を読む (岩波セミナーブックス) あなたの知らないガリバー旅行記 (新潮文庫) 近代文明への反逆―『ガリヴァー旅行記』から21世紀を読む
 空想旅行の修辞学―『ガリヴァー旅行記』論


 ガリバー旅行記 (角川つばさ文庫) ←現代版ガリバー旅行記
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