ハルさん (創元推理文庫)
ハルさんは47歳の人形作家。
一人娘のふうちゃんが産まれてすぐに奥さんの瑠璃子さんを亡くし、男やもめでふうちゃんを育ててきた。
今日はふうちゃんの結婚式の日。
瑠璃子さんの墓参りをし、タクシーで結婚式場に向かいながら、今までふうちゃんを育ててきた中で印象的だった事件を回想します。
消えた卵焼き事件 (幼稚園)
夏休みの失踪 (小学4年生)
涙の理由 (中学2年生)
サンタが指輪を持ってくる (高校3年生)
人形の家 (大学1年終了後の春休み)
それぞれの事件でハルさんは危機に陥りますが、そんな時、瑠璃子さんの幻が現れて事件は解決します。
死んだ人が探偵役って、ありですか?
しかし、右脳・左脳の役割分担などの通俗的脳科学の本を愛読する私がここで、科学的説明をつけたいと思います。
ハルさんの左脳がパニックに陥って機能不全になった時、それまで左脳のコントロール下に置かれていた右脳が解放され、高速回転し、瑠璃子さんの幻を伴って解答を導いたのではないでしょうか。
芸術家であるハルさんの右脳(芸術脳)が発達しているのは当然のことなのです。
ということは、やはり本書の探偵役は瑠璃子さんではなく、ハルさんなのであります。
ふうちゃんは大学卒業と同時に結婚。
今は婚期が遅れる傾向があるから、結構早い結婚です。
この早い結婚も、ふうちゃんの成長が早くてあっという間だったという効果をあげています。
結婚後は海外で働く夫に着いて行く予定とは、今頃の結婚事情とは違いますね。
第五話 人形の家
で、ハルさんは、搭乗ゲートから出てくるふうちゃんを迎えています。
一度最後まで読むと、この場面が違って見えますね。
それにしても、浪漫堂さんは結婚されたのでしょうか?
代々続く肖像画の続きがないのは悲しいのですが。
ハルさん (創元推理文庫)
wikipedia:藤野恵美
ミステリ読書録 藤野恵美/「ハルさん」/東京創元社刊
http://blogs.yahoo.co.jp/belarbre_820/31222720.html
黒夜行(短歌ブログになりました) ハルさん(藤野恵美)
http://blacknightgo.blog.fc2.com/blog-entry-2447.html
本を読む女。改訂版 # 「ハルさん」藤野恵美
http://blog.zare.boo.jp/?eid=703684
ちょっとお話 ハルさん 著 藤野恵美
http://mimidorihitorigoto.blog3.fc2.com/blog-entry-882.html
■ほのぼの日常系ミステリー
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ヒネリなんて全く必要ないハートウォーミングストーリー
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ブクログ
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