OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

パンドラの匣 太宰治の最高傑作

 パンドラの匣 『パンドラの匣』あとがき


 太宰治の最高傑作は何かと問われれば、私は、『パンドラの匣』だと思います。
人間失格』や『斜陽』は不健全です。
 高校生以下の人及び心理面に弱さを持つ人には、『人間失格』や『斜陽』は毒だと思います。
 そんな方々でも安心して読める、いや、元気付けてくれるのが本作品です。
 本作品には、日本が一番希望と可能性に満ちていた時代の健全な若者の心が描かれているのです。
 主人公・ひばりと彼が文通している友人のコンビは、不健全でサイコなキャラが多い太宰治の小説中、最も健全なコンビではないでしょうか。

(幕ひらく)
 小柴利助が喀血して「健康道場」に入門するまで。
 2日続けて血を吐いた夜の不安な気分が描かれています。
 血が止まったと思ったら空襲警報である。
 当時は結核は致死率が高い病気でした。
 若いのに致死率の高い病気にかかり、戦況も良くないようで、今後どうしようと滅茶苦茶に畑仕事に没頭していると、母親から身を清めてラジオ放送を聴くように言われ、玉音放送が流れます。
 結核にはかかったけれど、戦争は終わったのです。
 戦争が終わったという開放感、これがこの作品全体を流れています。
 手塚治虫も色々な自伝的マンガで描いていますが、一般的庶民としては、1945年の終戦とそれに続く新憲法軍国主義独裁制からの解放であり、新憲法を喜んで受け入れたのです。
 軍国主義独裁制が終わり、民主主義の時代が始まる。
 こういった時代背景が舞台になっているのも、私が本作品が好きなところです。

(健康道場)
 主人公・ひばりが入所した病院(健康道場)は、薬を使わない行動療法で結核を治療する新療法を行っています。
「院長の事を場長と呼び、副院長以下のお医者は指導員、そうして看護婦さんたちは助手、僕たち入院患者は塾生と呼ばれる」
 物資不足に対応するために田島院長(清盛)創案の新療法で非常な好成績をあげ、医学界の注目の的となっているという。
 ひばりが入室した4人部屋「桜の間」の同室者をユーモア交えて描写。
 大月松右衛門殿(越後獅子)に木下清七殿(かっぽれ)、西脇一夫殿(つくし)。 
 実はこの物語、実際に存在していた病院がモデルのようです。
 今の時代なら「ニセ医学だ!」と目くじら立てる人もいるのかな?
 放送設備を使っての「講話」やレコード鑑賞も。
 なかなか良さそうですが、以下の一点だけ駄目ですね。
  
「この道場では、本を読む事はもちろん、新聞を読む事さえ禁ぜられている。耽読は、からだに悪い事かも知れない。」
 
 読書療法も体にいいと思うのですが。

「やっとるか。」
「やっとるぞ。」
「がんばれよ。」
「よし来た。」
 
 この挨拶、いいですね。
 私は「お疲れ様です」という挨拶は嫌いなのです。

(鈴虫)
“健康道場”の看護師さんの紹介。
 マア坊、竹さん、キントト、ハイチャイ、孔雀、カクラン……。
 三浦正子のマア坊と竹中静子の竹さんについて、詳しく・魅力的に描かれています。
 果たして今後、どのようなドラマが展開していくのでしょうか。
「つくしにね、鈴虫が鳴いてるって言ってやって。」

(死生)
 二人の主要看護師・竹さん&マア坊と主人公・ひばりとの間に事件が発生し、物語が動き出します。
 ひばり、少々上から目線。
「たんと食べえよ。」
とは、竹さんのセリフ。
 大阪の生まれで関西訛があるという。
 そして、鳴沢イト子という若い女の患者が亡くなり、一同で見送る。
 亡くなった患者さんを入院患者全員で見送るとは新しい方式です。
 本作品には、男の入院患者と女の看護師とのやり取りが主に描かれていますが、若い女性患者もいたのですね。
 男女の患者同士でのやり取りもあったのでしょうか。

(マア坊)
 ひばりとマア坊との間に進展が!?
 しかし、太宰治が描く主人公だけあって、ひばりの女性に対する扱い方は慣れたものです。
 自分だけにおみやげをくれなかった場合、私ならショックで寝込んでしまうでしょうが、ひばり殿は平気で
「土産をくれないの?」
と声をかけます。
 相手と同じ様に口の形だけで「ア、ト、デ?」と聞き返したり、ジェスチャーで品物当てクイズをしたり、こんなこと私なら絶対にできない。
 ここでひばりとマア坊がやってるのは、エリック・バーンが提唱した「交流分析」によると、自由なチャイルドの自我状態同士の交流。
 私には自由なチャイルドが欠けていて、批判的なペアレントが非常に強い。
 だから相手から自由なチャイルドで来られても、ペアレントでしか返せないので矢印が交差してしまってうまくいかないのだ。 wikipedia:交流分析
 それはともかく、ひばり、なかなか上から目線。これくらい自信家で女を手荒く扱う方がもてるんでしょう。
 私なんか下手に出過ぎて却って馬鹿にされて駄目なんです。
 
 退所した西脇つくし殿に代わり、須川五郎(固パン)が隣の部屋から移って来た。
 病室内でも色々な対人関係が。

(衛生について)
 かっぽれと固パンの喧嘩、というより、かっぽれの独り相撲。
 ひばりが書いているように、実に妙な喧嘩。
 ここが結核病棟ではなくて、精神科病棟ならあり得そう。
 越後獅子の大月松右衛門殿が仲裁に入り、外で見ている他の患者に
「喧嘩ではないぞ! 単なる、単なる、ううむ、単なる、単なる、ううむ」
と唸ってひばりに助けを求めると、すかさずひばりが
「お芝居。」
と助け舟を出す。
 やはり太宰治の描く女扱いのうまい主人公だ。
 私ならこんな咄嗟に適切な言葉が浮かばない。
  
 ところで、固パンは、隣の部屋から移ってきたという設定になっています。
 以前からいて部屋を移っただけなら、余り影響力もないのでは?
 ここは新入りという設定にしといた方が、すっきりいかないですか?
 
 ひばりが手紙を書いている相手は、詩人ということだ。

(コスモス)
 塾生たちの文芸作品の発表会があるとかで、和歌、俳句、詩に自信のある人は事務所に作品を提出せよとの事。
 それに関して生ずる、ちょっとした事件。
 病院内の和気藹々とした雰囲気が感じられる、いいエピソードです。
 木下清七のかっぽれさんは少々頭が弱いのでしょうか?

「あの人たちには、作者なんて、てんで有り難がたくないんだ。」
「芸術と、民衆との関係は、元来そんなものだったのではなかろうか。」

……と、芸術に対する深い問題提起も。

 ところで、今回は俳句の鑑賞がテーマとなったわけですが、
「露の世は 露の世ながら さりながら」
という俳句が、主人公のひばりさんはすぐに一茶の俳句だと分かったようですが、私には分かりませんでした。
 さすが詩人の友人を持つだけあって、俳句に造詣深い。
 私なら、「いい句ですね〜」と言ってしまいそう。

 マア坊作らしい「乱れ咲く乙女心の野菊かな」については
「少しへんだが、それでも、けしからぬと怒るほどの下手さではないと思った」
という評価ですが、私はすごくいいと思うのですが。
 やはり私には俳句や和歌の素養が足らないようです。

一羊俳句道場 露の世は露の世ながらさりながら 小林一茶
  http://blogs.yahoo.co.jp/iti819/3081194.html


(妹)
 北海道の病院に転院した西脇つくしさんからマア坊に手紙が来る。
 その手紙を見せられた主人公・ひばりとマア坊の間に騒動が。
 つくしさんの手紙、すごすぎます。太宰治の創作でしょうか。
 手紙の最後に添えられた和歌は、万葉集に収録された相聞歌をすこし変えたもののようです。
 マア坊は分からなかったようですが、つくしさんもひばりさんも万葉集の知識があったのですね。
(当然、私も知らなかった)
 当時の知識階層の教養、というものでしょうか。

(試煉)
 またまた、ひばりと竹さん&マア坊との関係に進展が!
 さすがに小柴利助のひばりさんは太宰治が描く主人公だけあって、よくモテますし、女性扱いもうまいですね。
 ただ、結核闘病中の20歳というだけあって、『斜陽』『人間失格』『ヴィヨンの妻』などに登場するあの憎たらしい連中
と違って、ウブで罪がない。
「気のもめる子やな。足、お拭き。」
「竹さん、これからも、甘えさせてや。」
「お淋しいやろなあ。」
 竹さんとの関西訛りの会話が心地良い。

(固パン)
 嵐の夜の停電時のエピソード。
「いったいこの固パンという人物は、秘密主義というのか、もったい振っているというのか、僕たちをてんで相手にせず、いつまでも他人行儀で、はなはだ気づまりな存在」
 と書かれていますが、私にもそんなところがあります。私も他の人からそんな風に思われているのでしょうか?
 英語が得意と思われている固パンの意外な悩みとは!?
「君たちくらいの中学校から出たての年頃が一ばん英語を覚えているものです。僕たちはもう、忘れてしまいました。」
 固パンもひばりに一目置いているようです。

 同室の者四人が、越後獅子の蝋燭の火を中心にして集り、真面目な哲学話を始める。
 テーマは、「自由主義者について」
 トーマス・マンの『魔の山』を思わせる展開。
 しかし本作品の舞台は戦争が終わって70年は続く戦後民主主義が始まった頃だから、解放感と希望にあふれています。
(少なくとも、第一次世界大戦前のドイツや、戦後民主主義が終わろうとしている現在日本に比べて)
 固パンはフランスのリベルタンを持ち出し、鼻の大きいシラノもその仲間だと。
 するとかっぽれさんが
「それじゃあ、幡随院の長兵衛なんかも自由主義者だったわけですかねえ。」
 西洋かぶれだと、シラノ・ド・ベルジュラックなんて名を見ると知的なように思えますが、幡随院長兵衛と聞くと、なぜかおかしくて笑ってしまいます。しかしそれは知らない間に西洋至上主義に染まっているということで、いけないことですね。
 幡随院長兵衛については、みなもと太郎風雲児たち』で一瞬名前が出てきたので、名前だけはかろうじて知っていました。
 日本人の大衆文化も移り変わっていますが、古き良き大衆文化も忘れられていくのでしょうか。

 wikipedia:幡随院長兵衛
 wikipedia:シラノ・ド・ベルジュラック
 wikipedia:シラノ・ド・ベルジュラック (戯曲)
 wikipedia:風雲児たち
 wikipedia:魔の山


 固パンは自由主義を、鳩と空気の関係に例えます。
「つまりこの鳩が自由思想です。空気の抵抗があってはじめて鳩が飛び上る事が出来るのです。闘争の対象の無い自由思想は、まるでそれこそ真空管の中ではばたいている鳩のようなもので、全く飛翔が出来ません。」
 それに対して越後獅子
「似たような名前の男がいるじゃないか。」
と突っ込み、固パンはこう答えます。
「そんな意味で言ったのではありません。これは、カントの例証です。僕は、現代の日本の政治界の事はちっとも知らないのです。」
 この、「似たような名前の男」とは、一体誰なのか。
 最初私は、鳥類つながりで、この物語の主人公・ひばりかと思いました。
 しかし、
「僕は、現代の日本の政治界の事はちっとも知らないのです。」
と言っているので、当時の日本の政治界に関係するのではと思い直しました。
 どうやら、鳩山一郎のことを言っているようです。
 新聞小説だから、当時の話題の政治家が登場するのも自然ですね。
   wikipedia:鳩山一郎 wikipedia:滝川事件 wikipedia:ハトマンダー


(口紅)
 この物語中、一番起伏に富んだ事件。しかし、『斜陽』『人間失格』などの生々しさに比べると、純粋で愛すべき大事件であります。
 一つ間違えば殺伐としかねない事件ですが、越後獅子の大月松右衛門殿はひばりを指名し、ひばりはそれに十二分に答えて目出度く解決します。
 清々しいですね。こんな物語をもっと読みたい。

 それにしてもひばり、トラブル解決の手際は鮮やかです。なかなかやるなあ。
 芸術家で女にモテるが実生活はてんでダメという他の太宰作品の主人公達とは違ったタイプです。
 そんな見識が認められた結果か、看護師さん達からも受けがいいし、越後獅子の大月松右衛門殿や固パンの須川五郎殿からも一目置かれています。
 ただ、健康道場第一等の美男のつもりであるかっぽれさんはひばりよりも固パンをライバル視してるようです。
「白鳥の間」騒動では「ひばりには荷が重すぎますぜ」とか言ってるし。
 まあこんなキャラがいるからこそ、物語が面白くなるというものです。

 ところで、ひばりのいる「桜の間」は4人部屋で、問題の隣室・「白鳥の間」は8人部屋という。
 人数に違いがあるのはなぜでしょうか?
 8人もむさ苦しいオッサンが詰め込まれてるんじゃ、そりゃあ殺伐とするでしょうなあ。

(花宵先生)
 ひばりが手紙をやりとりしている友人が見舞いにやって来る。
 この友人、“君”と呼ばれていますが、姓名は記されていません。
 詩人で感じがいい人のようです。
 竹さんの曰く「ひばりとは、いい取組みや。」
 ひばりとこの友人のコンビは、不健全でサイコなキャラが多い太宰治の小説中、最も健全なコンビではないでしょうか。
 
 この詩人の友人、竹さんとマア坊に「赤い小さな英語の辞典」を持って来ます。
 しかし、この贈り物はどうでしょうか。特に英語の勉強をしていない限り、あまり使わないような。
 どうせなら詩集・小説・マンガ・画集の類いの方が良くありませんか?

 大月花宵とは架空の人物でしょうか。
 太宰治の作品には、不健全な詩人や作家が色々と登場しますが、この花宵先生は、結核こそ病んでいますが、健全な心を持って同室者を感化させる人格者です。
 なお、高畠華宵という画家はいらっしゃいます。 wikipedia:高畠華宵


 http://tamutamu2011.kuronowish.com/TAKABATAKE.html


「君、あたらしい時代は、たしかに来ている。それは羽衣のように軽くて、しかも白砂の上を浅くさらさら走り流れる小川のように清冽なものだ。芭蕉がその晩年に「かるみ」というものを称えて、それを「わび」「さび」「しおり」などのはるか上位に置いたとか」
「この「かるみ」は、断じて軽薄と違うのである。慾と命を捨てなければ、この心境はわからない。くるしく努力して汗を出し切った後に来る一陣のその風だ。世界の大混乱の末の窮迫の空気から生れ出た、翼のすきとおるほどの身軽な鳥だ。これがわからぬ人は、永遠に歴史の流れから除外され、取残されてしまうだろう。ああ、あれも、これも、どんどん古くなって行く。君、理窟も何も無いのだ。すべてを失い、すべてを捨てた者の平安こそ、その「かるみ」だ。」

 暗い独裁と戦争の時代が終わり、新しい時代が始まった。
 病気と戦争で倒れた若者も、健康を取り戻し、新しい時代の新しい文化を切り開いていく。 
(確かに戦争は文化ではありません。)
 日本が一番希望と可能性に満ちていた時代の健全な若者の心が描かれているのです。
 だから私は太宰治の作品でこの作品が一番好きなのです。

(竹さん)
 まだまだ続いてほしかったこの物語も、竹さんの結婚をもって終わり。
 ひばりは竹さんが好きだったようですが、結婚という現実的なことを考えると、
入院患者のひばりと、病院側としてひばりを受け入れている側の場長や看護師とは住む世界が違います。
 まして、ひばりは未だ社会に出る前の未成年ですから、竹さんへの関係は、あこがれとでもしておく方がいいでしょう。
……と、現実的なことを考えてしまいました。
  
「僕の周囲は、もう、僕と同じくらいに明るくなっている。
 全くこれまで、僕たちの現れるところ、つねに、ひとりでに明るく華やかになって行ったじゃないか。
 あとはもう何も言わず、早くもなく、おそくもなく、極めてあたりまえの歩調でまっすぐに歩いて行こう。」
  
 こんなことを言える登場人物、太宰作品では貴重です……と他の太宰作品を批判しようと思いましたが、実は私自身も批判しないといけません。
 上の引用部分を読んで、実は、私自身がその反対の心境に陥りがちになりやすいと気付きました。
(僕の周囲は僕と同じくらいに暗くなっている、というような)
 これではいけない。
 私は今後、この引用部から結びにかけての部分をアファメーションとして用いないといけません。
 
「この道は、どこへつづいているのか。
 それは、伸びて行く植物の蔓つるに聞いたほうがよい。
 蔓は答えるだろう。
「私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽ひが当るようです。」」 

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太宰治パンドラの匣 - ITmedia 名作文庫
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 wikipedia:パンドラの匣 (小説) wikipedia:太宰治 wikipedia:木村庄助
 wikipedia:木村重信 wikipedia:浅田高明


 木村庄助日誌―太宰治『パンドラの匣』の底本 
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■[速読読書]芥川龍之介『秋』 男女三人家庭人の物語
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