文豪のミステリー小説 (集英社文庫 や 39-2)
ミステリーという観点から編まれた短編小説のアンソロジー。
こんな試み、面白い。
(収録作品)
琴のそら音:夏目漱石
手首:大佛次郎
白髪鬼:岡本綺堂
出来ていた青:山本周五郎
真昼の歩行者:大岡昇平
あやしやな:幸田露伴
嫌疑:久米正雄
イエスの裔:柴田錬三郎
藪の中:芥川龍之介
(アマゾンカスタマーレビューより引用させて頂きました)
夏目漱石『琴のそら音』
夏目漱石がこんな短編を書いていたんですね。あまり知られていないのでは?
前半は、怪談。文豪が書いているだけあって、ゾクゾクくる怖さ。
そして後半は一転して落語的展開。
夏目漱石の知られざる意外な短編を知るのもいいのでは?
大岡昇平『真昼の歩行者』
記憶喪失した青年は、多額の偽札を持っていた!
精神分析の大家・瓜生博士が青年を入院させて事件の解明に乗り出す。
プロセスも結末も興味深く、一気に読ませる名作。
大岡昇平の他のミステリー作品も読んでみたくなりました。
久米正雄『嫌疑』
これはちょっと……。
一応、犯人が分かってこそのミステリーだと思うので。
これではまるっきり自然主義文学ではないですか。
解説で、久米正雄には、ルパンと思しき人物が登場する長編探偵小説『冷火』という作品がある、と書かれていました。これは読んでみたい。
芥川龍之介『藪の中』
パラレルワールドですね。
SFや超常現象の視点から解釈すると、どうなるのでしょうか。
『文豪の空想科学小説』『文豪のSF小説』といったアンソロジーも出してほしい。
文豪のミステリー小説 (集英社文庫 や 39-2)
wikipedia:琴のそら音
遊歩者 只野乙山 夏目漱石 「琴のそら音」
http://flaneur777.blog35.fc2.com/blog-entry-626.html
うちこのヨガ日記 ■[本の紹介]琴のそら音 夏目漱石 著
http://d.hatena.ne.jp/uchikoyoga/20150817
放心の硝子戸 「琴のそら音」 『倫敦塔・幻影の盾』から 新潮文庫
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/2247/kotono_sorane.html
桜色の雑記帳
『日本幻想文学集成『夏目漱石 琴のそら音』 富士川義之・編 国書刊行会
http://august22.exblog.jp/16904662/
wikipedia:藪の中
集英社新書 >WEBコラム>愛・賭け・遊び
芥川龍之介「藪の中」を読む 植島啓司
http://shinsho.shueisha.co.jp/column/aikake/080421/index.html
http://shinsho.shueisha.co.jp/column/aikake/080516/index.html
テンメイのRUN&BIKE 芥川龍之介『藪の中』の真相
http://tenmei.cocolog-nifty.com/matcha/2009/07/post-3aeb.html
芥川龍之介の短編小説「藪の中」
http://www.geocities.jp/todo_1091/short-story/097.htm
「藪の中」(芥川龍之介)のあらすじ[考察,解説,感想]
http://novelu.com/yabu_no_naka/
■[名作文学]文豪の探偵小説
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20161030
ブクログ http://booklog.jp/item/1/4087462714
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