『そして誰もいなくなった』を読みました。
少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!)
そして誰もいなくなった ネタバレ感想
https://sfklubo.blog.jp/archives/12884372.html
旧訳の方が格調高いという意見もあるようですが、私はこれが初見なので旧訳に対しては思い入れがないのでこれでも別にいいかと。字も大き目で読みやすいし。
ただ、巻末に解説がないのは残念。赤川次郎さんのエッセイが掲載されていて、これはこれで興味深いので良い。但しこれはエッセイです。
解説が充実した文庫といえば旺文社文庫。旺文社文庫の巻末解説では、作者の人生や作品についての本格解説や年譜の他に著名人によるエッセイが掲載されていました。
だから赤川次郎さんのは解説に付属するエッセイなので、他に本作品についての本格的な解説があってしかるべきではと思うのです。
特に本作品は、早川書房が日本語版翻訳権を独占しています。本作品の紙の本はこの文庫でしか読むことができないのです。
確かに今はネット上に情報が氾濫しています。本作品についても検索すれば、数ページの解説には収まらない膨大な情報が得られるはずです。
しかし、それだからこそ、紙の本ならではの簡潔で適切な解説・標準的な解説をつけて頂きたいものです。それがあえて紙の本を選ぶ付加価値というものでしょう。
良質の解説は良質の読者を育てる、そう思いませんか?
【アンケート作成しました!】
文庫本の巻末の解説は充実している方がいいと思いますか?
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↑清水俊二訳の旧版
■[名作文学]二人の探偵が登場 赤毛のレドメイン家 フィルポッツ
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↑適切な解説の例
■[名作文学]『吾輩は猫である』殺人事件 (河出文庫版)
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↑同作品異文庫の解説を比べる
少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!)
『模倣の殺意』中町信 ネタバレ検討会
https://sfklubo.blog.jp/archives/12884356.html
↑濱中利信さんの簡にして要を得た的確な解説の例
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シムノン『男の首』ネタバレ検討会
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↑解説にこういった一文があるだけで大きく違うという例
OLDIES 三丁目のブログ
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↑阿Q正伝を読むなら旺文社文庫版で!
OLDIES 三丁目のブログ
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↑これだけ充実した解説がある本もあるのです!
海外クラシック・ミステリ探訪記
『そして誰もいなくなった』の叙述と翻訳――差別用語の難しさ
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ブクログ
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少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!)
そして誰もいなくなった ネタバレ感想
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そして誰もいなくなった(映画版) 迷探偵ブロア 最後の事件
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