劇画・怪盗ルパン (3) ルパン対ホームズ
最近、怪盗ルパンシリーズの面白さがようやく分かるようになってきました。
そのルパンがホームズと戦う初期の名作なのですが、完訳版で読むのはしんどいと思っていたところ、マンガ版があると知って読みました。
ナポレオンの机・青色ダイヤ・建築家デスタンジュを巡ってルパンとホームズが丁々発止の対決!!
本マンガは原作の前半をマンガ化したもので、原作の後半「ユダヤのランプ」は省略しているとのこと。
私は中学生の頃に原作を完訳で読んだことあります。その時はあまり理解できずに印象もほとんど残っていません。
しかし今回、マンガだからか非常に面白く感じました。
これなら原作の完訳ももう一度読んでみたいと。
私の経験から言うのですが、ルパンの原作の完訳は子どもには少々難しいのではないでしょうか。
そういった意味で、子ども向けの抄訳やマンガ化というのは素晴らしい試みだと思います。
永井豪のダイナミックプロが作画している本シリーズも、埋もれてしまうには惜しい企画ではないでしょうか。
最近、『アバンチュリエ』という作品が描かれたそうで、ルパン作品が読みやすい形で登場したのはいいことだと思います。
ところで、最初の事件・ナポレオンの机を巡る事件では、ジェルボア教授宅からルパンは机を強奪します。
ところがその机の中にはジェルボア教授が友人から購入した宝くじが入っており、100万フランが当選していたと判明!
何で盗まれた宝くじの番号が分かるのでしょうか。ジェルボア教授は宝くじの番号を暗記していたのでしょうか。メモしていたのでしょうか。
そこでルパンとジェルボア教授が宝くじを巡って争うわけですが、盗んだ宝くじの賞金を欲しがるルパンがみみっちい気がします。
「私は歴史的に貴重な文化財であるナポレオンの机が欲しかっただけだ。宝くじはお返しする」
と送り返せば立派だったのに。
劇画・怪盗ルパン (3) ルパン対ホームズ
wikipedia:ルパン対ホームズ
wikipedia:アルセーヌ・ルパン
☆ 漫画にみる怪盗ルパン
永井豪・安田達矢とダイナミックプロ
「劇画 怪盗ルパン」(全10巻)(小学館 1984)
http://www2s.biglobe.ne.jp/tetuya/lupin/manga/dinamic.html
THE WORLD OF GO NAGAI 永井豪の世界
劇画・怪盗ルパン
http://www.mazingerz.com/LUPIN/LUPIN.html
wikipedia:アバンチュリエ
ルパン対ホームズ(1981)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=235589
「ルパン対ホームズ」が初CD化、1981年にフジ系放送アニメのサントラ。
http://www.narinari.com/Nd/20150632282.html
Columbia Sound Treasure Series「ルパン対ホームズ オリジナル・サウンドトラック」
霧が晴れたら早歩き
また観たいと思い続けているアニメ『ルパン対ホームズ』
http://hayaarukinomarg.hatenablog.com/entry/2016/04/25/190000
■[名作文学]怪盗紳士ルパン ルパンシリーズの面白さがようやくわかって来た
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180118/p1
■[名作文学]813の謎 ルパン対オカルト魔人
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20171223/p1
■[名作文学]探偵小説アルセーヌ・ルパン
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20160621/p1
ブクログ http://booklog.jp/item/1/4092030037
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