フリーク・ハウス [DVD]
お祭りで暴れて興業主の怒りを買った若者達が見世物小屋の人達に千倍返しのひどい目に遭わされる話。
これは怖い。こんな映画を見れば見世物小屋の人達が怖くなります。
この映画に登場するフリークス達は、
『五色の舟』(近藤ようこ)に登場するような心の綺麗な方々では当然ありません。
現実の見世物小屋の方々に取材したドキュメント映画『見世物小屋〜旅の芸人・人間ポンプ一座』とは似ても似つかぬ連中です。
『少女椿』(丸尾末広)の連中は確かにひどい連中ですが、それを遥かに凌駕する恐ろしさです。
本作品に登場するフリークス達は、自分たちを馬鹿にする健常人に怒りを向け制裁するというはっきりした敵意を持っています。
見世物がほとんどなくなった時代だからこそ作れた映画かもしれません。
私は見世物や大道芸や啖呵売などに興味があって調べたりしているので、見てみました。
こういった見世物は今では実際に見ることは不可能なのですが、映像資料としてでも残しておくべきでしょう。
そういう意味では本作品は、アメリカの見世物の様子がしのばれる貴重な映像資料です。
まあアメリカの見世物も日本の見世物と似たようなもんですね。
ネット上のレビューでは、B級だとか散々な書かれようですが、私がレンタルした版は、日本語吹き替え音声も入っているという、なかなか手間のかかったものでした。
フリーク・ハウス [DVD]
[wikipedia:見世物小屋]
ブクログ https://booklog.jp/item/1/B00005J4A8
ツタヤ
「・・・な映画紹介」 フリーク・ハウス
http://hang-about.sakura.ne.jp/freak.htm
みんなのシネマレビュー
https://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?TITLE_NO=19968
■[日々の冒険]五色の舟 近藤ようこ 太平洋戦争末期、件が誘うパラレルワールド
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170125/p1
■[日々の冒険]少女椿 丸尾末広
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20161227/p1
■[学問]見世物小屋の文化誌
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20161105/p1
■[映画]フリークス 1932年 トッド・ブラウニング
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170305/p1
■[映画]ガマの油 役所広司監督
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20180610/p1
見世物小屋 今は亡き夏の祭りの風物詩
https://matome.naver.jp/odai/2136058351061867201
【アンケート実施中です!ご協力お願いします!】
(2018年8月調査)昨年より今年の方が暑いと思いますか?
http://blog.with2.net/vote/v/?id=196456
↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m
↓また、ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
コメントやリンク付きTBもお待ちしております。m(_ _)m