世界一上達が速い「英語耳」勉強法
再生速度を速くした英語音声を毎日聴くことで「英語耳」を作ることができる、という単純な理屈。
別に斉藤先生に独自な理屈ではなく、七田先生を始め、あの悪名高い“速聴”の田中何とかも含む多くの方が提唱している方法。
確かにこの方法は素晴らしい。
私が中学高校時代は早送り再生をするツールはなかったのでこんなことは不可能だった。
大学時代にあの悪名高い“速聴”の田中何とかが速聴機を発明し、悪徳商法で売り出して私も引っかかったものです。
ところがそれはカセットテープを使う方式だったので使い勝手が悪く、今では時代遅れの代物に。
現在はデジタル音声を速聴きできる安価なソフトやアプリが普及して、いい時代になったものです。
それはそうと、本書には英語教材の例として『星の王子さま』の冒頭から途中まで、23ページの分量が収録されています。
原文はフランス語のはずだから、英語に翻訳されたものでしょう。
誰の訳によるのか記述は一切ありません。
斉藤先生も“医学博士”を名乗るくらいなのだから、翻訳された方のクレジットくらい入れてほしいものです。まさか斉藤先生自身が訳されたのでしょうか。
しかし本書の『星の王子さま』は、学習教材としては、日本語翻訳が一切ないので難しい。
英語がある程度分かる中級者以上向けでしょう。
少しやってみた感想は、地の文より会話文の方が分かりやすいということです。
地の文は語り手が心の中で思う抽象的な概念が多いので必然、単語や構文が難しくなります。
一方、会話は具体的な内容だし構文も分かりやすい。
『星の王子さま』は特にこの傾向が極端だと思います。
語り手は理屈家というか皮肉なので地の文ではひねくれたモノローグが延々と続きます。
日本語訳がないので、何か参考になるのはないかとキンドルを探すと、一番安いのがこれでした。
星の王子さま: リトルプリンス
訳者が誰なのかクレジットはありません。
本書の翻訳の流れが、英語耳に収録されているテキストとぴったり同じなのです。
ということは、英語版は、日本でいうと青空文庫のような、メジャーな英文フリーテキストということなのでしょうか。
で、その英語版のフリーテキストを誰かが日本語に翻訳してキンドル化したということなんでしょうか。
それはともかく、本書に収録された英文テキストとCDは、私に合った英語学習だと最初は思ったのですが、やっているうちに、やはり合っていないと思い直しました。
ちょっと地の文の理屈っぽくて抽象的概念の単語が多すぎるとか皮肉な視点に反発を感じます。
構文も同じようにひねくれていて難しい。
英語初級者には難し過ぎます。
次は普通の人が話す普通の会話文で勉強しようと思いました。
世界一上達が速い「英語耳」勉強法
ブクログ https://booklog.jp/item/1/4837923992
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