少林寺拳法創始者の宗道臣は戦時中、中国大陸で軍の仕事に従事し、危険な修羅場を生き抜いた経験があります。
また、中国各地に残る拳法を学び、独自に再編していきました。
本書は宗道臣師の思うところや武道論をまとめたもの。
修羅場を生き抜いた武道の達人だけあって、深い文章です。腹(肚)で書いている文章です。
元・軍関係者の武道の人というと右翼的かというイメージがありますが、それとは全く正反対です。
軍隊でいうしごきだとか上官に絶対服従というカルト的な風潮を明確に否定されています。
むしろ日本国憲法でいう国民主権だとか人権尊重だとか平和主義と親和性ある思想だと思います。
思えば私も一時期少林寺拳法を習っていたことありました。
うつ状態なのは心身が弱いからだ、武道を習って心身を鍛えれば心も健康になるはずだ、と思って始めたのに思惑通りにいかなかった。
当時まさしくうつ状態が極限に至っていて心と身体がバラバラで、心の中も各方面に分裂していて支離滅裂な状態でした。
とても集中して武道に取り組める状態ではなかった。
まあ残念な結果に終わった黒歴史でした。
改めて本書を読み返して、やっぱり少林寺拳法はよくできていると思ったものです。
もし人生やり直せるなら社会に出る前に習っておきたいものだ。
wikipedia:少林寺拳法
wikipedia:宗道臣
wikipedia:少林寺拳法 (映画)
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