『歴史魂』<REKIDAMA>NEO講談大全集 其の壱 [戦国編1]
【織田信長 尾張のうつけ、天下を誓う】【語り:小野大輔】
一応節目で張り扇の音は聞こえるのですが、セリフは声優さんが話しています。
講談調という名目ですが、この章は完全にドラマ調でした。
少年時代の信長は人質の松平竹千代を冬に川で泳がせる嫌な奴でした。
聖徳寺の会見では一応斎藤義龍も道三に同行していたのですが、信長のけったいな恰好を見て怒って帰ったという設定になっています。
【血風! 桶狭間 織田信長】【語り:銀河万丈】
こちらは銀河万丈さんの一人語りになっていて、講談らしくなっています。
熱田神宮で参拝後、信長は兵士達にギレン・ザビを思わせる演説をします。
「今川勢に比べ尾張の兵は10分の1」
「わが父・信秀は死んだ!」
「立て!尾張の兵よ!」
……等等、ガンオタがビビッと来るようなフレーズが頻出します。
(ただ、50を前に討ち死にした信長にしては現在の銀河万丈さんの声は貫禄あり過ぎでいぶし銀過ぎます。もはやギレン・ザビというよりお父上のデギン・ザビ公の年代ではないでしょうか。)
桶狭間決戦での信長軍の勝因は、『麒麟がくる』ではなかなか理屈が通った説明がされていました。
本講談でも、突然の雨によって地面が泥田のようになって信長軍の背後の今川軍が動けなくなったという説明がされていて、納得いく説明です。本当のところは分かりませんが、後から色々と理屈がつくものですね。
なお、義元公は毛利新介の指を食いちぎる武闘派として描かれています。
“麒麟がくる 第21回「決戦!桶狭間」”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/kiringakuru21
【毛利元就 謀神降臨! 厳島】【語り:置鮎龍太郎】
厳島の戦いは日本三大奇襲の一つだとか。
三大奇襲といっても桶狭間の戦いは何度も映像化されているのに他の2つはほとんど映像化されていませんね。
河越城の戦いは名前すらマイナーだったので私は初めて聞きました。
毛利元就は大河ドラマになったことあって、私はリアルタイムで熱心に見ていましたが、なぜか厳島合戦は記憶から抜け落ちています。
尼子経久(緒形拳)が亡くなってから緊張感がなくなってあまり覚えていないように思います。
数年前も完全版DVDを上巻27話まで見直していましたが、厳島合戦は下巻に収録されています。
いずれ下巻28話以降も観たいと思っています。
毛利元就 過去ログ
このNEO講談版もなかなかよくできていて楽しく聞けました。
謀将・元就が策を巡らすシーンのBGMが怖い。
鈴の音が少しづつ大きくなっていくのがエンドレスに続いて、元就の恐ろしさを感じさせるものとなっています。
戦国時代の毛利・大内・尼子の勢力争いは日本版・三国志とでも言える面白いものです。
もっとメジャーになってもいいと思います。
wikipedia:厳島の戦い
wikipedia:日本三大奇襲
【上杉謙信 血戦!川中島】【語り:中井和哉】
上杉謙信主役の視点から語られています。
山本勘助が意地の悪い爺さん風で、武田信玄が悪のボス風に描かれています。
主役が変わると描き方も変わるのでしょうね。
wikipedia:川中島の戦い
『歴史魂』<REKIDAMA>NEO講談大全集其の壱[戦国編1]
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『歴史魂』
https://movie-tsutaya.tsite.jp/netdvd/cd/goodsDetail.do?pT=0&titleID=2160254253
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語り芸について書いたブログ記事
https://note.com/diletanto/n/n28a314b62ec0
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