麒麟がくる 完結編 (NHK大河ドラマ・ガイド)
麒麟がくる
第33回「比叡山に棲（す）む魔物」
https://www.nhk.or.jp/kirin/story/33.html
今回、木下藤吉郎（佐々木蔵之介）は軍議に参加していないし登場もなかったけど、どこにいる設定なんでしょうか。
本作品は秀吉がやたら目立つ時もあるけど全く出てこない時もあります。
とりあえず今回の比叡山焼き討ちは藤吉郎はノータッチということでしょうか。
ついに光秀（長谷川博己）と朝倉義景（ユースケ・サンタマリア）＆山崎吉家（榎木孝明）が再会！
色々と感慨深いでしょうなあ。朝倉方にしてみれば不愉快だろうけど。
光秀が「越前は雪のシーズンに入るから」とか言っていました。
雪国には独特のハンディがあります。
光秀、覚恕（春風亭小朝）とも対面。
一応比叡山延暦寺のトップなのだからもっともらしいことを言うのかと思えば、かなり下世話な言動で幻滅。絵に描いたような分かりやすい悪人です。
あまりにも分かりやすすぎて小物感を感じさせます。体面を取り繕って裏表のあるキャラの方がボスキャラ風で手強い感じがします。（演技をけなしているのではない）
これでは比叡山が焼き討ちされても仕方ないという描き方です。
障子に目あり床下に耳あり。
菊丸（岡村隆史）が久々の登場。相変わらず優れた忍びの術を使っています。
しかし、家康（風間俊介）は帰国して武田との合戦に備えているというのに、何でまだ京都周辺にいるのでしょうか。家康は都の情勢を重視しているということなのでしょうか。
しかしドラマの時代設定では初登場時から数十年が経過しています。現代人ならそろそろ身体を動かすのが億劫になる年代ではないでしょうか。
それでも模範的忍びである菊丸は健康に気を配ってまだまだ老いを感じさせない身体能力を保っているのでした。
筒井順慶（駿河太郎）がやり手なため面目をつぶされた松永久秀（吉田鋼太郎）がキレて脱落。
しかしこの行為、大きい目で見ると損ではないですか。
時には怒りを飲み込んで面従腹背することも必要です。
これは私自身が自戒することでもあるのですが。
摂津晴門（片岡鶴太郎）は将軍義昭（滝藤賢一）に対してものらりくらりですが、三淵藤英（谷原章介）はどうしたのでしょうか。
そもそも光秀も幕臣ということなので摂津や三淵の同僚というか部下なのですが、いつの間にか信長の軍師として出向扱いです。
光秀は摂津晴門の背信を知ったのだから、三淵と組んで摂津の粛清を断行しても良かったのではないでしょうか。
まあ史実は変えられないということでしょうか。
帝（坂東玉三郎）の仲介により和睦は成ったが、それを早々に信長が破った！？
これ、帝の体面も潰す行為ではないでしょうか。
帝はどう思ったのでしょうか。
それはともかく、和睦がこんなに簡単に破られるのでは信頼も何もあったもんじゃない。
麒麟がくる世はまだでしょうか。
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