麒麟がくる 完結編 (NHK大河ドラマ・ガイド)
第42回「離れゆく心」
https://www.nhk.or.jp/kirin/story/42.html
光秀が将軍義昭を訪ねると、太公望の故事にならったのだろうか、義昭は釣りをしていた。
そう言えば光秀が初めて織田信長(染谷将太)と会った時、信長は釣りをしていました。
青年信長は精悍に見えましたが、義昭公はしょぼくれたおじさんでした。
同じようなことをしても、受ける印象や結果は人それぞれです。
そしてオープニングのクレジットでは、「和竿釣り指導」という文字が。
釣りにも和式というのがあるのですね。
wikipedia:和竿
久々に会った義昭と光秀の面会はほのぼのとしたものだった。最近緊張感のある信長とは正反対です。
境遇によって人は変わります。
義昭も色々な人生経験を積み、余裕が出てきたのでしょう。
一方信長は、権力者という地位によって増長してきています。
そしていよいよ信長と光秀の見解の相違が明らかに。
思えば光秀は義昭や松永久秀等を説得する際、
「私が信長公を説得します」
という意味のようなことが口癖となっています。
光秀には「信長の行き過ぎを諫める」ことが当然という考えがあるようです。
つまり、ワンマンなトップの独裁が理想ではなく、家臣達の合議で政治を行うという合議政治が理想なのです。
一方、信長の理想は
「トップのわしに逆らわず黙って従っとれ」
という独裁制です。
光秀のように色々考えて合議で決めたいと考える家臣はついて行けなくなります。
それが松永久秀(吉田鋼太郎)や今回の荒木村重(松角洋平)でしょう。
一方、羽柴秀吉(佐々木蔵之介)のように何にも考えずに上の命令に黙って従う、という体育会系・軍隊系の人間もいます。
まあトップの立場からしてみれば光秀のようなタイプはうざったいし、秀吉のようなタイプがありがたいのでしょう。
まあ私なんかは明らかに嫌われるタイプです。
将軍も正親町天皇(坂東玉三郎)も家康(風間俊介)も信長を見限り、光秀を頼りにしています。
この流れだと光秀が決起してよくやったと歓迎され、光秀がトップになっておかしくない流れです。
ところが歴史では11日天下に終わっています。
まあ主人公補正で主人公として過大に美化されているところもあるのでしょうが。
ブラックで独裁体質の織田信長、独裁者に取り入る提灯持ちの豊臣秀吉、この二人は日本の歴史上の人物で人気があります。
しかし今回見たように、ブラック企業体質が色濃い人物でもあります。
日本の歴史ではなぜかブラック経営者・織田信長とそのおべっか使い・豊臣秀吉が美化され、人気がある傾向があります。
ブラック企業に異を唱えた明智光秀がこの二人と肩を並べるほど評価されるようにならないと、日本からブラック企業が消え民主主義が根付かないと思います。
その意味では今回の『麒麟がくる』の企画は素晴らしいものだったと思います。
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↑大河ドラマ『毛利元就』の最初の方でちょっと出てくる事件ですね。
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wikipedia:麒麟がくる
公式サイト https://www.nhk.or.jp/kirin/index.html
公式ツイッター https://twitter.com/nhk_kirin
#麒麟がくる #明智光秀
wikipedia:明智光秀〜神に愛されなかった男〜
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http://yorodzu.seesaa.net/article/473153140.html
“織田信長なんて古い・月並み・素人好みだ!これからは三好長慶の時代よ!”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20160702/p1
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