- 作者:藤井 康男
- メディア: 単行本
帯の文句
東欧革命は「右脳革命」だった!!
日本の近代をつくった「合理主義」と
「管理社会」的発想――左脳偏重はもはや
時代遅れ。激動の90年代を生き抜くには、
ビジネスにも生活にも右脳パワーが必要!!
1990年3月発行の本。龍角散の文化人社長として高名だった著者が経営者を対象とした講演をまとめたものです。
時代的にはベルリンの壁が崩壊してソ連や東欧などの東側諸国が激変した頃。
西側諸国が東側諸国の共産圏に勝った!と言って浮かれ、バブル的景気に沸いていた頃の講演です。
だから内容も西側が勝った!めでたいめでたい!と浮かれ調子です。
でもそんなイケイケドンドンな空気も長くは続かなかったのですが。
講演の中で藤井さんは、日本の教育や社会は左脳優位だから今後は右脳を開発していかなければならない!と主張されています。
確かに当時のバブル景気時代は右脳教育に転換するチャンスだったのかもしれません。
しかし日本はその機会を逃し、未だに左脳優位です。
日本の一時期、藤井康男さんや品川嘉也さんらが右脳開発を啓発されていましたが、結局はその機運は失われてしまいました。
今の日本は右脳ならぬ右翼ならぬポチウヨが我が物顔にのさばっていますね。
右脳も忘れ去られ、藤井康男さんも忘れ去られたような感があります。
藤井さんの著書は今ではネット上の古本やオークションで二束三文で売られています。
でもそれだけ、出版されていて購入する人もいたということです。
書かれている内容は今でも重要なことだと思うので、忘れ去られるには惜しい方だと思います。
というか、今後はこれまで以上に右脳型情報人間が必要だと思います。
ところで、一つ面白いエピソードがあったので紹介しておきます。
著者の会社(龍角散?)で初めてコンピュータを入れた時、お祓いをしたというのです。
コンピュータ会社の方でお祓い一式がセットされていて、神主の社員がいてコンピュータの祝詞を唱えるのだとか。おかげでコンピュータに故障はないという。
一方、お祓いを拒否した外資系の会社はトラブルの連続だったそうです。
今ではコンピュータも身近になってわざわざお祓いなんかしませんが、出始めの頃はこんなエピソードがあったんですね。
創造型人間は音楽脳で考える (1979年) (プレジデントブックス)
- 作者:藤井 康男
- メディア: -
- 作者:藤井 康男
- メディア: 文庫
wikipedia:藤井康男
wikipedia:龍角散
●ブクログ https://booklog.jp/item/1/4478760497
●読書メーター https://bookmeter.com/books/1527337
“女にモテない人間(オトコ)に仕事ができるか?”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20180507/p1
“宇宙と遺伝子の音楽のこと”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20060622/p1
“右脳活性化より精神の健康が大事 右脳クラシック鑑賞法”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2021/01/04/204526
“「奥の細道」の知恵 品川嘉也”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20151102/p1
【アンケート実施中です!ご協力お願いします!】
ナンバ歩き・ナンバ走りを知っていますか?
https://blog.with2.net/vote/v/?id=221691戦国大名が現代に転生して会社を設立!誰の下で働きたい?
https://blog.with2.net/vote/v/?id=224629
↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m
↓また、ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
コメントやはてなスターもお待ちしております。m(_ _)m