関係者の名言・迷言・妄言から振り返る読売巨人軍の歴史と考察。六曜に分類して大安に始まり仏滅で終わる構成が洒落ています。
腰が引けてるどころかひいきの引き倒しのような六代目文枝師匠の本なんかよりよっぽど腰が据わっていて深く見識ある卓見だと思います。
例えば、
原辰徳はチャンスに弱い「お兄ちゃん」だから四番より六番打者が似合っている
クロマティや中畑清のようなトリックスターがいなくなって巨人は弱くなった!
クライド・ライトを使えこなせないところが巨人=ダサイズムの根本
等々々……。
あと、江川卓や元木大介や清原和博や西本聖や三原脩らについても詳しく分析されています。
執筆陣はアンチ巨人ということですが、なかなか鋭い分析だと思います。
本書には、1973年の巨人軍V9最後の年、巨人と優勝争いしていた阪神タイガースのエース・江夏豊が本社で「勝たなくても良い」と言われたことについても触れられています。
優勝したら色々なことで金がかかるし選手の年俸も上げなあかんので赤字になるから優勝せんでええ、ということのようです。
優勝するのも大変なんですね。これじゃある程度の資本力のある球団しか優勝できないということになります。巨人以外の球団が優勝しても連覇を続けるのは資本的に無理ということなのでしょう。だからどうしても読売巨人軍が数年に一度は優勝することになる。
ただ、本書は1992年1月の発行。もう30年も前のことですね。
書かれている人物も内容も歴史の彼方。現在はどうなっているのでしょうか。
wikipedia:畑田国男
wikipedia:模擬ドラフト
[wikipedia:アンチ巨人]
●ブクログ https://booklog.jp/item/1/4331005518
●読書メーター https://bookmeter.com/books/692512
“あなたは3日間で巨人軍と別れられません!むしろ巨人軍ファンになる本”
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2021/07/10/190602
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