【今回のあらすじ】
前回、織田につくと決断した真田昌幸(草刈正雄)。信州・小県にある真田の郷へ戻り、真田信尹(栗原英雄)や矢沢頼綱(綾田俊樹)の同意を得てまずは一族の結束を固めます。次に昌幸は信濃の国衆たちを集め、皆で結束して織田に着こうと説得します。ところが昌幸に対抗意識を持つ室賀正武(西村雅彦)が反対して意見がまとまらないのであった!昌幸が考える次の手は何か!?
一方、信繁(堺雅人)は梅(黒木華)やきり(長澤まさみ)らと再会し、両手に花のひと時を楽しんでいました。そこに隣村の室賀領の農民が真田の山の薪を盗んでいるという急報が飛び込んできます。
現場に急行した信繁は兵法にかなった布陣を取り、敵を急襲!見事撃退に成功するのであった!勝利に湧く彼らの前に落ち武者が現れる!何とそれは信繁の義兄・小山田茂誠(高木渉)の変わり果てた姿でありました!
さて信繁の兄・信幸(大泉洋)は昌幸から重要な書状を託されます。命に代えても上杉景勝に届けなければならないという大切な書状であります。佐助(藤井隆)と共に越後に向かう信幸!しかしそれは室賀正武や出浦昌相(寺島進)の知るところとなり、書状は奪われ佐助は斬り殺されたのだった!信幸が昌幸に泣いて報告していますと、何と出浦昌相がやって来ます!これも皆室賀正武を騙すために昌幸が仕組んだ策略なのであった!
そして翌朝、昌幸の狙い通り、信長からの呼び出し命令が真田家に届きます。生きて帰れないかもしれない呼び出しに昌幸は信繁の同行を命じ、信幸に後を託します。果たして真田家の運命はどうなるのか!!!
今までは兄弟セットのシーンが多かったのですが、今回は兄弟別々に分かれてそれぞれ新たな経験を積みました。
信幸(大泉洋)は父から信頼されていないのではないかと悩んでいましたが、最後に信頼されていると知って安堵。
三谷幸喜さんの映画のような伏線回収のハッピーエンドでした。
(『清須会議』の多数派工作テイストに『THE 有頂天ホテル』の伏線回収の見事さを加えたような)
清須会議 二大陣営の駆け引きを描く政治劇
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20170225/p1
■[映画]THE 有頂天ホテル “怒りのツボ”にはまった
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20160227/p1
真田信尹(栗原英雄)。昌幸の弟で、昌幸を陰から色々と支えている。同じ弟の身として、信繁(堺雅人)が鑑とする人物らしい。当時は兄弟の役割分担は歴然とあったのですね。
一方、嫡男の信幸(大泉洋)は信幸で父から信頼されているのかという悩みがあるようです。武将の子は色々と大変ですね。
矢沢頼綱(綾田俊樹)「のるかそるかは当家の家風である!」
これはすごい家風だ。
家康(内野聖陽)から色々と命令されて現場監督に行く家老筆頭・石川数正(伊藤正之)。重臣・本多正信(近藤正臣)は家康の側に控えている。石川と正信の上下関係はどうなっているのだろうか。やっぱり家老筆頭の方が重臣より上なのだろうか。でもこのシーンを見ていれば正信の方が偉そう。年も上だし。
家康の陣に迷い込んだ小山田茂誠(高木渉)。しかしなぜ家康は取り調べもせずに放免したのでしょうか。
小県(ちいさがた)は地域に分かれ、それぞれが領主である国衆によって治められていた。真田昌幸もその国衆の一人に過ぎない。
何となく昌幸が代表者として認められているようですが、室賀正武(西村雅彦)のようにあくまでも認めたくない人もいるようです。
「黙れこわっぱあ!!」
あの有名なフレーズだ。ようやく見る(聞く)ことができました。
[wikipedia:室賀正武]
謀殺された室賀の人々、思いは複雑 「真田丸」で有名に
https://www.asahi.com/articles/ASJDD4592JDDUOOB00H.html
「やつらの上に回り込もう」とさすが兵法に詳しい武士の次男である。というか農民の争いに領主の武士が介入とは大人げないというか理想の領主というか。
当時の地侍(農民)は兵農分離の前だからやることが荒っぽい。
しかし室賀領の農民達は合戦で山を荒らされたので仕方なしに真田領に来たようです。
同じ旧武田領の農民同士、ここは話し合いで何とかならなかったか。
信幸達を襲って文書を奪った張本人と思っていた出浦昌相(寺島進)がやって来てびっくり。策士昌幸が仕組んだ策であった。しかし会議の席では「お主の勘とやらをどうして信じろというのだ」と言っていた出浦といつ話がついたのだろうか。
殺されたと思っていた佐助(藤井隆)は生きていた!口から血を流していたはずなのに!一体どんなトリックを使ったのか!?というか信幸さん、佐助の死体検分はしなかったのですか?死体をそのまま放置して戻って来たのでしょうか。
悩んでいる信幸に信繁がさらに難題を持って来る。色々なことが次々に起こり慌ただしいのが三谷劇の特徴です。
しかし私ならあのような心理状態の時にこのような問題を持ちかけられたら八つ当たり気味に厳しい判断を下しそう。
「今夜は疲れた。俺は俺で色々あったのだ。今夜はゆっくり寝て明日は昼頃起き父上に会うのはそれからにする」
と回りくどいこと言ってましたが、信繁はこれを「時間稼ぎするから逃げるように」という意味に取りました。
そうなんですか?ボケーと見ていた私はそこまで気が回りませんでした。
「ボーっと見てるんじゃねーよ!」とチコちゃんに叱られそう。
信繁の頭の回転が速いのは当然のこととして、杓子定規の長男という設定のはずの信幸も咄嗟にこのような発言ができるとはなかなかのもの。こういうドラマを見て勉強をしないといけませんね。
織田信長から真田昌幸に参上せよとの書状が届いたのは翌日のことである。
しかし交通機関も通信も未発達なのに進行がものすごく早い。夕方に室賀正武が偽の手紙を届けて翌朝のことですよね。
信長の行動の迅速を表現したものか、三谷幸喜脚本の進行(筆)の速さの表れか。
真田丸 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
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