星野仙一の成功哲学・目標達成法 - OLDIES 三丁目のブログ

「二年間、星野監督の選手管理術、球団とのかけ引き、ゲームでの采配、人間関係の処理の方法などをじっくり見させてもらったが、どれもこれもサラリーマンとして、また「いつかは重要なポストに就き、大きな仕事をしたい」と夢見ている我々にとって、参考になるものばかりだった。」
……ということで、星野番記者グループの方々が執筆した本。
　本当にすごいですよ。大きな成果を上げた人は始めから違うんですね。
　選手時代から引退後に監督になるイメージを描き、選手引退後には川上哲治に教えを請い、一方では長嶋茂雄とも友好関係を持ち、東京の財界人人脈に食い込み、ドジャースに食い込み……。
　スポーツ番記者が書いているだけあって書かれている内容はスポーツ界・ビジネス界の人事抗争的なスポーツ新聞的な内容ですが、それだけに俗社会にも当てはまる普遍的な内容です。
　私も本書を読んで人間関係についてもっと勉強しておくべきでした。私には決定的に欠けていることばかりです。もう手遅れですが、今からでも読んでおけば無駄にならない知識です。
　同時期に監督をしていた王貞治氏が悪い見本としてよく引き合いに出されているのは気の毒ですが、良い例・悪い例を比較するとよく分かります。
（ただ、何で突然阪神タイガースの監督になったのか、その後中日ドラゴンズとの関係はどうなったのかよく分かりません）
　
第１章　新しいポストを与えられた時、何をすべきか
第２章　部下たちをどう管理するか
第３章　企業戦争にどう勝ち抜くか
第４章　人間的魅力をいかにして身につけるか
第５章　激しく、したたかな采配を検証する
　
　　[wikipedia:星野仙一]