1986年2月発行の本。加古徳治さんの『奇跡のスーパー速読法』は1984年発行。
加古さんの本で速読ブームが起こり、類似書が何冊が出ましたがこれもその中の一冊。
私は発行直後に購入しましたが、例によって加古さんの本でも本書でもマスターできませんでした。
著者の高橋さんはNHK部長職を経てNHK中央研究所教授を経て現代能力開発研究所所長となり能力開発の研究をされていたという。能力開発系の著書を何冊も出していました。
今では中古市場で二束三文の価格になっているのが哀しいですが。
本書は速読ブームに乗って「私も1冊30分で読むことができる」と高橋流速読訓練法を開陳したもの。
別に流派を起こしたり速読教室を開いて生徒さんを教えているというんじゃなく、著者なりの訓練法を書き下ろしたもののようです。
高橋師は大森曹玄師から直々に禅の修行を受けられたようで、禅に関する見識が深い。つまり、人間ができているので書かれている内容は奥深く興味深いのです。禅や集中力についてなど、精神論の面からは非常に含蓄のある記述に満ちています。
禅の修行では素早く行動することで打てば響く心身を作っているなどと、苫米地英人師のいう「クロックサイクルの速め方」に通じるようなことも書かれています。
確かに精神論的には面白いのですが、肝心の速読訓練についてはキム式の亜流のようなもので、多分に右脳的方法です。
左脳的人間にとってはそれこそ禅の修行をするようなもんで、マスターしにくい。
新日本速読研究会(ジョイント式)が左脳速読の本を出すまでこのようなことが続きました。
左脳速読の登場は革命的でした(それでも結局マスターできなかったけど)。
[wikipedia:大森曹玄]
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