ナポレオン・ソロはアメリカ版ルパン三世だった

　楽しいエンタメ作品。アメリカ版『ルパン三世』といった感じ。
　敵の悪役組織スラッシュの連中はナポレオン・ソロ（ロバート・ヴォーン）を殺そうと思えば殺せるような状況でも少し怪我させるだけで引き揚げます。スラッシュの皆様も実はソロが大好きで仲良く喧嘩しているといったところでしょうか。
　TVシリーズ終了15年後に放送された特別編ということで、内容も15年後ということになっています。ソロはアンクルを辞めていて改めて召喚されます。そこでソロはイリヤもアンクルを辞めていたと知ってイリヤを迎えに行きます。ソロとイリヤは名コンビだったというのに、その後15年間交流がなかったのでしょうか。これが日本なら毎年年賀状のやり取りをやってそうですが。クリスマスカードの交換もやってなかった？さすが秘密組織のメンバーは私的な付き合いをしないハードボイルドだ。

　物語最初の方でソロがロシアのダンサーを乗せてカーチェイスするシーンでなぜかジェームズ・ボンドがソロを助けるシーンがあります。
「それじゃ一つ手を貸そう　同業のよしみでね」
「困った時はお互い様」
　なかなか楽しいエピソードです。

　特別出演！

　私が子どもの頃、新聞のTV欄で「0011ナポレオン・ソロ」の文字を見て面白そうだと思いましたが、子どもが見ちゃいけない大人が見る番組だと思って自粛していました。夜9時から放送されている映画番組は大抵そう思っていました。そこら辺、映画が好きで良く見ていて私に内容を教えてくれた当時の一番の友人との行動力の格差は大きい。思えば私はそんな風にずっと自己自粛して人生を楽しむ機会を逃してきたような気がします。
　そんなことを思い出して加入している某ネットレンタルで「0011ナポレオン・ソロ」を検索したところ、この作品だけ出てきたのでレンタルしたわけです。今見ても面白いけど子ども時代に見ていればもっと人生楽しくなっていたかも？
　もっと見たいのですがナポレオン・ソロシリーズは他にDVDは出ていないのでしょうか？

　泡沫

　　タフな化け物

　　　意外な力持ち。補聴器が弱点。

　　　　　能あるタカは爪を隠す悪役。おおっとイリヤピーンチ！
　　
　　　　　ラスボス。ソロにとどめを刺さずに退却した。

コードネームU.N.C.L.E.(吹替版)

ヘンリー・カビル

Amazon

●ブクログ　 https://booklog.jp/item/1/B00DQO1222

　　[wikipedia:0011ナポレオン・ソロ]
　　[wikipedia:0022アンクルの女]
　　[wikipedia:コードネーム U.N.C.L.E.]

　　[wikipedia:ほえよ!0011]
　　　↑
　　　夕方の再放送枠で見たような気がする

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