日本のとんち・イギリスのユーモア・フランスのエスプリと、お笑いを通して国民性を比較研究する……と、なかなか興味深いテーマ。講談社現代新書に入っていてもおかしくはないテーマです。昔はノン・ブックからもこんなアカデミックな内容の本が出ていたのですね。
イギリスのユーモアやフランスのエスプリの例も少し載っています。どうやら著者は日本の頓智とフランスのエスプリには共通点が多いと感じているようです。
著者のメインの問題意識は日本人の国民性にあるようで、一休禅師や歴史や講談などのエピソードを紹介しながら日本人の国民性を論じている部分がメインとなっています。
著者の伊東さんはテレビの脚本家なので知識が豊富なので色々なエピソードが紹介されています(巻末の「資料・参考文献」リストがすごい!)。
とはいえ、明治時代のお笑い芸人のエピソードなど、今では時代遅れとなってひんしゅくを買うようなエピソードも多い。お笑いも世につれ人につれで移り変わっていくものです。
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