「左脳速読」を標榜する川村式速読法は先行する他流派の速読教室を激しく批判し過激にデビューしました。その衝撃的な登場以来私も信奉・心酔して追いかけてきました。その間、大阪教室にも通い電子ブック教材もPCでの通信式教材も月額課金制のネット講座も受講してきましたが多額の費用をかけて熱心に練習する割には全く成果を得ることができませんでした。
私はいわば川村式速読の落ちこぼれ落第生です。
その川村式も色々な経緯の末、現在では息子の真矢さんと共著を出すまでになりました。
私は落ちこぼれましたが、実際に速読をマスターされる方々があったが故にここまで存続することができたのでしょう。
デビュー以来の古参の愛読者である私も最新版である本書を拝読したのでありますよ。
記述が見開き単位になっています。
レイアウトも練習方法も初期の頃より整理されて洗練されていて、さすがに歴史ある老舗だと思わされます。
ただ、内容に関する限り、初期からの内容とほとんど同じです。
その点、川村式速読はデビュー時から完成されていたとも言えるし、逆に言えばデビュー以来ほとんど進化がないとも言えるでしょう。
最後の第6章で記憶術(速憶術)について少しだけ記述があります。分量が少なくて駆け足なのであまり良く分かりません。
最後の4ページの
「エピローグ これからの能力開発の可能性」で唯一、現時点での進化形を見ることができます。
「現在、私も協力して進学塾でマルチ脳を使った勉強法を実践しています」
と、倍速再生やマルチ画面を使った勉強法について書かれています。
これ、初期の著書から書かれていた「立体多分野学習法」ですよね。
当時はまだツールが充実していなかったので不可能だったのですが、現在は色々と技術が発展してきたので、やろうと思えば可能になって来たのではないでしょうか。ようやく時代が追い付いた、といったところでしょうか。とはいえ速読すらマスターできない私には無理な技法なんですが。進学塾に通っている秀才の方々だと可能なんでしょうか。
このエピローグを書かれた「私」とは明宏さんなのか真矢さんなのか分かりませんが、この事例についてもっと詳しく説明して頂きたかった。
●ブクログ https://booklog.jp/item/1/4534052626
●読書メーター https://bookmeter.com/books/9295666
「立体多分野学習法」「速脳術」の発表はまだですか?
【時間を10倍にする速読トレーニング】
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2023/06/21/074201
仕事に使える速読術ラクラク講座
苫米地流ハイサイクルリーディングの補助線として
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2022/01/17/203003
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