ブラウン神父が活躍する4つの短編(古城の相続人・天の矢・猿神の呪い・どろぼう天国)が収録されています。
巻頭に4つの事件の不思議についてマンガ風に紹介されていて、工夫されています。ここら辺、挿絵にマンガ家の横山まさみちさんを起用した利点を生かしています。
ブラウン神父は見かけとその推理力とのギャップがすごいように描かれています。
その点、ホームズタイプのようないかにも名探偵というキャラとは違います。
多分私もホームズタイプではないので、目指すところはブラウン神父です。
確かに4つともトリックというか事件の構造は驚くべきもので、発想力を鍛えるのにいい物語だと思います。
しかし、その結論に至る過程について、人物の関係が分かりにくかったり、経緯に違和感があったりと、非常にいらついて読みにくかった。特に最後の「どろぼう天国」は、子ども達には意味が分かるのかいなと思いました。
これは訳が悪いのか、原作そのものが分かりにくく書かれているのか、それとも私の読解力がないのか、私と作品の文体との相性が悪いのか。
ともかく完訳版を読む意欲が湧かなかった。ブラウン神父もので他の児童向け翻訳があれば読んでみたい。
巻末の解説で訳者の各務三郎さんは書かれています。
「古典作品として多くの人たちに読まれてきたのは、ブラウン神父が魅力的な人物というだけではなく、推理小説のトリックにも独創性があるからです」
「むつかしい表現がたくさんあるので読みづらいのですが、近い将来にお読みくださるようお願いします」
確かにネットで書きこまれた感想文を拝読すると、読みにくいという感想が幾つか見られました。
●ブクログ
https://booklog.jp/item/1/4251081323
●読書メーター
https://bookmeter.com/books/238246
https://bookmeter.com/books/19085043
[wikipedia:ブラウン神父]
[wikipedia:G・K・チェスタトン]
[wikipedia:各務三郎]
[wikipedia:横山まさみち]
アガサーチ
僧服を身に纏った名探偵
UK J.ブラウン神父
https://www.aga-search.com/detective/father_brown/#google_vignette
圏外の日乗
G・K・チェスタトン『ブラウン神父の知恵』
https://ameblo.jp/oldstudent/entry-12148842794.html
たむ読書日記
『ブラウン神父の知恵』チェスタトン/中村保男訳(創元推理文庫) ★★★★☆
https://doshin.hatenablog.jp/entry/20051226/p1
前略草々 主観的解読『泥棒天国』
https://note.com/ramune_51/n/nbcf3fa0b4d0e
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