OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

「持つべきは敵」【リバティ・バランスを射った男】から「アンタッチャブル」の時代に退化

>大劇作家シェークスピアはさすがに人間に通じた人で、喜劇「十二夜」の道化役に「持つべきは敵」だと語らせている。そのセリフがふるっている。

〈だってさ、友だちはおれをほめあげてばかにするが、敵は正直にばかだと言ってくれるんでね〉

>〈つまり敵によっておのれを知り、友だちによっておのれを欺くってわけだ〉(小田島雄志訳)。周囲にイエスマンばかり集める危うさをひとひねりした、技ありのセリフだろう。

ホワイトハウスも王冠姿の大統領のイラストを投稿して「法の支配」を茶化(ちゃか)すかのよう。ふと胸に浮かんできたのは、銃と腕っぷしが支配した昔の米西部で「暴力のない秩序の世界」をめざす男を描いた異色の西部劇である。

>「リバティ・バランスを射った男」(1962年)は巨匠ジョン・フォード監督の映画のうち知名度では2列目かもしれないが、味わいは深い。

>映画から現実に立ちかえれば、昨今よく聞く「力による現状変更」も、腕力にモノを言わせて法律書を引き裂いて暴れる野蛮に似たものだろう。危うさは「裸の王様」たちの全能感の内に潜んで、出番をうかがっている。



文学や映画を引用しながら現代社会を風刺。
私には現代の国際社会は『アンタッチャブル』『ゴッドファーザー』の時代に退化しているようにしか思えない。
   
  
[wikipedia:リバティ・バランスを射った男]


【アンケート実施中です!ご協力お願いします!】

カレンダーに掲載が必要な情報はどれですか(複数選択可能)
  https://blog.with2.net/votes/item/248875

kindleの読み上げ機能 4倍速以上があればいいと思いますか
  https://blog.with2.net/vote/v/?id=243879

      人気ブログランキング  人気ブログランキング
         ↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m     
      

 お読み頂きありがとうございます。
 ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
 コメントやはてなスターもお待ちしております。m(_ _)m
(なお、当ブログはアフィリエイトを利用しています)