もだんミステリーワールド 第12巻 泡坂妻夫集 (大きな活字で読みやすい本)
【狐の香典】
犯人分類パターンでは「犯人は〇〇」
こんな人やケースもあるのか
【ダイヤル7】
塚谷さんから紹介された久能祐介さん(退職した警察官)が聴衆にある犯罪捜査の体験を語り、犯人を推理してもらうという趣向。
この集まりとは何か、塚谷さんとは誰か、という謎も最後に明かされます。
【びいどろの筆】
江戸時代を舞台とした時代物。
古風ながら風流という気風も持つ夢裡庵先生が奇妙な死体を捜査中、以前先生に出会い色々珍しい趣味の話を伺い、ついでに事件も解決してもらう。
古風で時代遅れと言われながら一方で科学的とも思える南蛮渡来のグッズを収集したり中国の古い技術書に知悉していたり。夢裡庵先生と以前先生の趣味の話がメインのようになって事件の話はつけたしのようになっていますが、これはこれで良い。
夢裡庵先生捕物帳シリーズの最初の作品のようです。
【くれまどう】
これはミステリーというより純文学作品みたい。
トリッキーで仕掛けのある作品を描くということで、私としては泡坂妻夫さんと辻真先さんは似たところがあると思います。
もっとも、読みたいという意欲の割には全く読書量が追い付かない私が思うことだから、間違っているかもしれません。私が勝手に思っているだけで、当人同士や読者の方々は何とも思っていないかもしれないのですが。
今回、最寄りの図書館に揃っているリブリオ出版の大活字ミステリーシリーズを読むにあたって、『辻真先集』『泡坂妻夫集』を真っ先に読んでみました。
これ一冊読んだだけでは何とも言えません。他の作品も読んでみたいと思いました。
●ブクログ https://booklog.jp/item/1/4897846846
●読書メーター https://bookmeter.com/books/3263251
読めば必ず騙される、名品『煙の殺意』に匹敵する短編集!
泡坂妻夫『ダイヤル7をまわす時』
https://www.webmysteries.jp/archives/31637206.html
名手・泡坂妻夫の色褪せない魅力を感じる「ダイヤル7をまわす時」
村上貴史が薦める新刊文庫3点
https://book.asahi.com/article/14854538
しあわせの書 読者に挑戦!の本(ネタばらし注意!)
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20140110/p1
生者と死者 ページ数や厚み以上の価値がある本
https://diletanto.hateblo.jp/entry/20140420/p1
少年少女・ネタバレSALONO(ネタバレ注意!)
げんだいミステリーワールド 第11巻 辻真先集 ネタバレ感想
https://sfklubo.blog.jp/archives/28242245.html

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