【あらすじ】
風雲急を告げる弱肉強食の国際情勢の中で台頭し着々と来たる戦争の準備に励む大日本帝国!その軍事機密を狙って世界各国からスパイが集まっていた!
その不穏な情勢の中、フジー東郷こと東郷富士夫少年が実業家のおじさんの紹介で警視庁外事課の助手として登用される!
大人顔負けの少年名探偵は玉村特高外事課長の片腕となってスパイ検挙に大活躍するのであった!
(謎の暗号)
大日本帝国海軍の秘密を守れ!
(電気水雷事件)
泡を立てぬ水雷艇の設計図を守れ!谷口博士の書生・山岸春男少年との出会い
(間謀?怪盗?)
日本空軍の秘密を守れ!犬山鬼警部と捜査対決!
(知恵の戦い)
スパイの総元締めジョン・クレイとの対決!
(消えた怪盗)
先の事件で登場した林正太郎少年が巻き込まれた怪事件!
国際スパイ戦争の渦中において少年探偵が大人顔負けの大活躍!
現実にはあり得ないことですが、少年少女向きの物語ではよくある主人公補正の展開です。
読みやすい文体と展開で一気に読ませます。
『新青年』編集長の名伯楽だけのことはあります。
他の作品も読みたくなりました。
本作品が執筆されたのは戦前で、日本は太平洋戦争に敗戦する前で、国際的に軍事大国として台頭していた時期です。
日本は軍事力を増強し、その秘密を狙って外国のスパイが大勢潜入しています。
私も子どもの頃はそういうことは戦前のことで、今後日本に軍国主義が台頭することはないと安心していました。
しかし現代の日本は右傾化が顕著となってスパイ防止法だとか色々きな臭いことが言われています。
時代の雰囲気が本書の内容を単なる軍国主義時代のレトロな物語として楽しめなくなってきているのが辛い。
私が読んだのは少年倶楽部文庫版。
1975年10月初版で、その12月には第6版が出ています。
発売当初はよく売れたようですね。
いつ頃まで発行されていたのでしょうか。
少年倶楽部文庫は本書も含め、高価ではないかと思って検索したら、ネット上ではかなり安価で販売されています。
それだけ売れたので数が多く出ているということなのでしょうか?
なかなかユニークな文庫シリーズだと思うのですが、ネット上で情報が少ない。
私の残る人生でどれだけ本が読めるかわかりませんが、全巻読破に挑戦したいシリーズです。
●読書メーター
https://bookmeter.com/books/7186485
https://bookmeter.com/books/6777279
探偵小説三昧
森下雨村『謎の暗号』(講談社少年倶楽部文庫)
http://chapcolo.blog97.fc2.com/blog-entry-397.html
絶版文庫書誌集成
「少年倶楽部文庫」 第1期20冊 (しょうねんくらぶぶんこ)
https://unasaka.sakura.ne.jp/koudansya/koudansya-syounenculbbunko-.html
すぺくり古本舎
少年倶楽部文庫
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少年倶楽部文庫 - CiNii 図書
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN09126590
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