OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

無知学(アグノトロジー)

「(無知学が)近年注目を集めているのは米国のトランプ氏の存在も大きいと思います。2016年の大統領選は『ポストトゥルース』という流行語を生みました。事実かどうかより、自分の感情や政治的信念のほうが優先され、真実が二の次になってしまう状況です。根も葉もない陰謀論フェイクニュースが拡散され、選挙の結果を左右した。うその情報によって、何が真実か分からなくするのは、まさに無知を作り出す技術そのものです」
   
「7月の参院選で、日本でもそうした状況がいよいよ可視化されてきたと感じています。事実に基づかない排外主義的な主張や、戦争を賛美するかのような歴史修正主義が候補者の口から語られ、SNSで拡散され、それによって一定数の人たちが動いたように見えました」
   
「政治的動機からにせよ、お金のためにせよ、デマを流す人は確実にいる。しかし、そうしたデマを増幅させているのは今日の情報環境である部分が大きい。実際、フェイクニュースは事実よりも速く遠くまで拡散することが研究で示されています。今後はAI(人工知能)が、現実とほとんど見分けがつかない『ディープフェイク』を半ば自動で生み出していく可能性もあります」
   
ポストトゥルースが進み、歴史修正主義によって過去の『記憶』があいまいになることで、いつの間にか戦争が美化され、つまりその残酷さを忘れ、再び歴史を繰り返すのではないかと危惧しています。『真実』があやふやになると、私たちは権力に対して脆弱(ぜいじゃく)になります。いまや抵抗したくても、その足場となるような、確固たる事実や共通了解のようなものが溶けてしまっている。このぬかるみの中で、時代の大きな流れに逆らって自らの足で立つことは、簡単ではないと思います」
     
「それでも、各自が『これだけは確実』と思えるものの上に、とりあえずの足場を見つけていくしかないのではないでしょうか。この不確実性の沼のなかで、どうすればよりよく判断し、生きていけるのか。私自身、まだ処方箋(せん)は見つかっていませんが、無知学の知見を踏まえながら考えていきたいと思っています」




>鶴田さんは陰謀論について「社会の出来事の本当の原因から人々の注意を逸(そ)らす」と指摘。陰謀論が信じられやすく利用されやすいのは、気候変動対策といった「本当に必要な行動」をとらないことを正当化してくれるからでもあるという。
   
>行動しないことは、陰謀論者や意図的に無知を作り出そうとする人々の思うつぼだ。論考は「不確実性(まだわからないことがあること)を理由に、行動を留保してはならない」と訴える。信念をもとに行動し、その結果得られる手応えによって、信念を修正していく「科学的な態度」をとるしかないという。
   
>しかし専門家ではない市民にとっては難しいことだ。鶴田さん自身は「確実だと思ったらもう一度疑い、あり得ないと思ったらしっかり調べてみる」ことを心がけているという。本やメディアを通じて、自らの目で信頼できる専門家を見つける力が問われている。
  
 
三丁目の書生 の日々の覚え書き
 陰謀論が破壊する日常・モラル・良識
  https://yorodzu.seesaa.net/article/502269073.html




   
[wikipedia:無知学]
  

  

●メルマガ始めました!
  20世紀少年少女読書倶楽部

  
      人気ブログランキング  人気ブログランキング
         ↑人気blogランキングにご協力お願いします。m(_ _)m     
      

 お読み頂きありがとうございます。
 ご意見ご感想・ブックマークなど頂けましたら励みになります。
 コメントやはてなスターもお待ちしております。m(_ _)m
(なお、当ブログはアフィリエイトを利用しています)