NHKFMの日曜2時からの「FMシンフォニーコンサート」は私の大好きな番組で、本日はモーツァルトの『交響曲第41版』だった。
解説は吉松隆さん。
■[日々の冒険]クラシック入門番組「FMシンフォニーコンサート」
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20051010
でも書きましたが、この方の解説は面白い。本日も非常に面白いことを言っておられました。
こんな興味深いことは記録しておかねばならない、という使命感で記録しておきます。
もう一つのブログで
■ [考察]“汗庖自己伝染仮説”と“シンメトリー発症仮説”
http://healthy.g.hatena.ne.jp/nazegaku/20060708
を書きながら聞いていたので、一部あやふやな所があります。
さて、上に紹介したリンクでも書いているように、交響曲成立に関わったハイドン、モーツアルト、ベートーベンを信長・秀吉・家康に例えることがあるそうです。
しかし実際は、モーツアルトの39番、40番、41番という「三大交響曲」を聴いたハイドンが発奮してその後の交響曲を洗練させたとか、その話を聞いたベートーベンが影響を受けたとかいうことがあるらしい。
ということは、モーツアルトの「三大交響曲」が交響曲の始まりと考えることもできるらしい。
調べてみると、
ハイドン 1732年〜1809年。
モーツアルト 1756年〜1791年。
ベートーヴェン 1770年〜1827年。
ベートーヴェンが一番最後の世代だということは明らかですが、ハイドンはモーツアルトより10年以上も長く生きています。
また、私はモーツアルトの三大交響曲は晩年に作曲されたのだと勘違いしていましたが、1788年に作曲されたようです。
ということは、ハイドンがモーツアルトの三大交響曲を聴いてからも、交響曲を作曲する時間は残されているのです。
The Web KANZAKI ハイドンの交響曲 http://www.kanzaki.com/music/mw/sym/haydn
藤本理弘のホームページ クラシック音楽館 ハイドン
http://www.fsinet.or.jp/~mfujimot/music/Haydn/
ハイドンというと,古典派では最も古い部類の作曲家として知られている。しかし,たとえばよく知られている最後の12の交響曲群「ザロモン・セット」は,モーツァルトの没後に書かれている。それまでの曲からの飛躍も大きいところから,ここで影響を受けていると考えざるをえない。但し,ザロモン・セットがモーツァルトからじかに影響されたところがあるかというとそうでもなく,むしろ反作用的なものを感じさせる面もある。その意味では,ハイドンはモーツァルトよりも後の作曲家だというべきかもしれない。
そして本日演奏されたのはモーツアルトの「交響曲第41番」ですが、普通演奏されるバージョンより10分ほど長いバージョンで演奏されたものらしい。
普段省かれる繰り返しの部分が繰り返されている、とのことでした。
詳細は演奏が終わってから、と言って演奏が始まったので、続きの話を楽しみにしていましたが、演奏が終わってからはアンコール曲の放送が始まり、具体的にはどこが違っているのか分かりませんでした。
音楽(やモーツァルト)に関しては全くの素人なので、特に変わったところは感じられなかったのですが。
「交響曲第41番」には、長いバージョンと短いバージョンがあるものなんでしょうか?
それにしてもいつもながら、吉松隆さんの解説は面白い。
音楽に関するエッセイか何か書いていないかと思って検索したら、こんな本を書かれていました。
いつか読破しなくては。
ところで、ウィキペディアを検索していて知ったのですが、平原綾香より前に本田美奈子.がホルストの『木星』を歌にしているようです。
検索していると色々知らなかったことを知ることができますね〜。
「ジュピター」という題名の曲
グスターヴ・ホルストの惑星の第4曲。日本語では『木星』。
平原綾香の「Jupiter」。ホルストの曲が原曲。
本田美奈子.のアルバム「AVE MARIA」に収録されている曲。ホルストの曲が原曲。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC41%E7%95%AA_%28%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88%29
本田美奈子.さんはクラシックの曲に歌詞をつけていたんですね。
クラシックに歌詞を付けるといえば、シベリウスの『交響曲第2番』第4楽章にも日本語歌詞が当てられたことはあるのでしょうか。
この曲の第4楽章を聴くと、幼い頃にタイムスリップするような不思議な感覚を覚えます。
歌詞を付けたらどんな風になるんだろう、と気になります。
この第4楽章に日本語歌詞がある、ということをどこかで読んだような気がしますが、パラレルワールドの話でしょうか。情報お待ちしております。
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