OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

12社会

読売新聞とナベツネ そして清武英利と七つ森書館

メディアの破壊者読売新聞七つ森書館Amazon なぜ本書で読売新聞について論じているのかというと、二つの事件がきっかけとなったようです。 まず一つは、清武英利さんによるいわゆる「清武の乱」です。 もう一昔前の事件なので忘れたり知らない方も多いのでし…

【小さい国日本のほうが好き: 私小説的国家論】福沢英敏

小さい国日本のほうが好き: 私小説的国家論作者:福沢 英敏近代文藝社Amazon 本書が出た頃(1994年4月)、『小さくともキラリと光る国・日本』(1994年1月)という本が売れていたのです。小さくともキラリと光る国・日本作者:武村 正義光文社Amazon この『小…

アスベスト被害の警鐘を鳴らし続けた町医者 梶本政治

ニッポン国VS泉南石綿村 [DVD]コロムビアミュージックエンタテインメントAmazon 石綿の危険性、先触れの医師 泉南アスベスト訴訟10年、梶本さん紹介冊子 朝日新聞 2024年04月19日>泉南地域でかつて、石綿(アスベスト)紡織業が盛んだった時代から、その…

処分した本

初夏の頃、トランクルーム解約のために多くの本を処分した。 歴史改竄主義に対抗するため、その理論武装のため、或いは良識に立って書かれた本を買って応援するために買った本も手放すことになった。 今の状況ではこれらの本を読むことはかなり難しいと思わ…

「反軍演説」の斎藤隆夫

(ひと)岩間一樹さん 「反軍演説」の斎藤隆夫にほれ込んだ学芸員 https://www.asahi.com/articles/DA3S15284022.html >展示に向けて、斎藤の子孫や地元を訪ね歩いた。遺族から譲り受けた資料の中に、除名後に届いた約700通の手紙があった。激励が大半だ…

『あたらしい憲法のはなし』と浅井清

(天声人語)戦車を煮る https://www.asahi.com/articles/DA3S15284036.html >戦車や軍用機を大鍋に放り込み、グラグラと煮込む。溶かした兵器は真新しいビルや乗り物に生まれ変わる……。終戦の翌々年、中学1年生の教材として国が配った冊子『あたらしい憲…

ケーキの切れない面倒くさい政治家たち 日本亡国論

面倒くさい人のトリセツ: 職場の“ストレス源"に翻弄されない知恵 (KAWADE夢新書)作者:榎本博明河出書房新社Amazon 面倒くさい人をタイプ別に紹介しています。 私が子どもの頃は政治家も周囲にいる大人も今よりは随分マトモであって、私たち子どものよいお手…

オカニワダムスの大予言は当たったのか『亡国の予言』岡庭昇

亡国の予言―いいかげんに無知・無告の産業兵士(サラリーマン)なんかやめてしまえ!作者:岡庭 昇徳間書店Amazon 私が大学生の頃、岡庭昇さんはリベラルな論客だと認識していて、一時期、古本屋で著書を見かけた時に購入していたことがありました。 しかしその…

会社と争うのは無意味? 民主主義の守り方 松下政経塾のうさん臭さ

(悩みのるつぼ)会社と争うのは無意味? https://www.asahi.com/articles/DA3S15229572.html 会社と争議、残業代は得られたが…戦わない同僚にも支払われ空しい https://www.asahi.com/articles/ASQ3C4K7SQ33UCFI004.html ↑無意味な結果に終わった。さっさと…

絶滅寸前の日本のジャーナリズムの希望!実話BUNKA超タブー 2021年11月号

実話BUNKA超タブー 2021年11月号コアマガジンAmazon 衝撃!コンビニのエロ雑誌コーナーでまさかこんな見出しを発見するとは思わなかった! 〇自民公明立憲維新への投票は一票のムダ 総選挙の投票先は共産党一択だ〇政界のキングメーカーとカルト宗教団体の不…

いま講談がアツイ! いわば「K流」か バスに乗り遅れるな!

週刊金曜日 2021年7/23号 [雑誌]作者:神田伯山Amazon 週刊金曜日 7月23日(1338)号 特集:いま講談がアツイ! http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/003276.php 講談特集です。週刊金曜日が講談特集をやるとは面白い。 しかも、現在最も人気と勢いのある六代目神…

メアリー・ポピンズと「自由からの逃走」

メアリー=ポピンズ (高学年向学研小学生文庫 9)作者:パメラ=トラバース学研Amazon ↑曾野綾子・訳 赤坂三好・画 バンクス家に子守りとして雇われたちょっと不思議なメアリー・ポピンズ。 メアリーの行くところ、ちょっと不思議な出来事が巻き起こる。 バンク…

映画『新聞記者』観て応援!拡散して応援!今回が行動する最後のチャンスになるかもしれない

映画館の入りは、6~7割程度か。お年寄りがほとんどで、アラフィフの私が一番若いくらいか。夫婦で来られているお年寄りも多かった。 戦争時代を知っているお年寄りが軍国主義的な安倍独裁政治に危機感を持って来られていたのでしょうか。 映画のストーリ…

『主戦場』観てきました!民主主義を守るためにいい作品は見て応援・買って応援・拡散して応援!!

『主戦場』見てきました。 19時半開始にもかかわらず、かなり多くの方々が見に来られていて、小さな会場はかなり埋まっていました。 ほぼ10年ぶりに映画館で映画を見ようと思ったのは、櫻井よしこらが上映差し止めを要求しているからです。 民主主義や三…

JRダイヤ改悪で考える【改正詐欺】

3月17日にJRのダイヤ改悪があったようです。 たまに休日の朝に最寄りの新家駅から堺市駅まで向かう私にも少し悪影響がありました。 まず、発着時刻が1分早くなった。しかも到着時刻が変わらない。 車両の更新も進んでいるようです。 今までは新家駅発の普通…

“安倍機関紙”読売新聞 名指しでボイコット運動が必要

週刊金曜日 2017年 6/30 号 [雑誌] 週刊金曜日6月30日(1142)号 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002343.php ナベツネ(渡辺恒雄)がトップになってから、黒田清さんはじめリベラルな方々が追い出されていったという。 もはや読売新聞は自民党の広報誌です…

週刊金曜日創刊24周年 憲法特集号

週刊金曜日 2017年 11/3 号 [雑誌] 週刊金曜日11月3日(1159)号 http://www.kinyobi.co.jp/tokushu/002427.php 創刊24周年 憲法特集号。 『世界』『DAYS JAPAN』『週刊金曜日』編集長座談会 憲法が危機なら私たちが誌面を通して憲法をとりもどします 清宮美稚…

さらば、ヘイト本! 嫌韓反中本ブームの裏側

さらば、ヘイト本! 嫌韓反中本ブームの裏側 本書の成立過程について、巻末に掲載されている おわりに エピタフ、そしてマニフェストへ に述べられています。本書編集者の木瀬貴吉さんが「宝島とガロで育った」と告白し、その宝島社と青林堂が「ヘイト化」し…

右傾化する日本

AERA (アエラ) 2017年 5/1-5/8合併号【表紙:木村拓哉】 [雑誌] 半年前の雑誌を今頃読んだ。時代はあの頃より遥かに悪化しているように思う。 民主主義が機能していれば何度も総辞職しているはずの安倍政権を引きずり下ろすことができないばかりか、総選挙で…

ウソを重ねる産経新聞 名指しでボイコット運動が必要

週刊金曜日 2017年 2/17 号 [雑誌] 本当に産経新聞の論調は悪質です。 名指しで批判することが必要です。 憲法改悪・軍国主義独裁を目指す安倍政権に対して批判的な論調の朝日新聞と同調的な産経という図式があります。 安倍政権やらネトウヨやらネトサポは…

パーソナル・プラットフォーム戦略 最凶最悪の使い手は何と言っても……

パーソナル・プラットフォーム戦略 (ディスカヴァー携書) 「パーソナル・プラットフォーム」なんて新しい概念かと思ったら、ぶっちゃけて言うと昔ながらの「人脈術」ということでした。 内容自体は面白いし勉強になります。 ビジネスの事例を色々と知ること…

「憲法改悪」に反対の方は「改正反対」ではなく「改悪反対」と言いましょう!

kojitakenの日記 安倍晋三に騙されるな! 奴は中曽根康弘の「死んだふり解散」(1986年)の再現を狙っているぞ!! http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160420/1461106635 の結びの言葉を引用。 「安倍晋三は本気だ。「憲法改正」に命を懸けている。その「人…

八法亭みややっこの憲法噺

八法亭みややっこの憲法噺 著者の飯田美弥子さんは弁護士ですが、高校時代は落研に所属していたために落語の知識があり、その他にも茶道や書道の素養もあるとか。 “芸は身を助く”ですね。 「安倍様、些少でございますが、どうぞこれを。」 「おお、東電屋。…

「安倍政治」のメディア支配 週刊金曜日12月25日(1069)号

週刊金曜日 2016年 1/1 号 [雑誌] 安倍政権の言論弾圧が激しくなり、TVからは安倍政権に批判的なコメンテーターは追放されつつあります。 2015年末も、気骨あるジャーナリストが安倍政権による圧力で立て続けに降板させられました。 「NEWS23」アンカー・…

神田昌典の名著をあえて“キャリアポルノ批判”という観点から批判してみる

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書) 先日、「2022―これから10年、活躍できる人の条件」の第1章について、歴史に学ぶことと未来予測という観点から検討してみました。 ■[日々の哲学]「歴史に学んで未来を予測する」ということとは? h…

易経で考える日本の平和と民主主義の今後

ビジネスパーソンのための易経入門 (朝日新書) 先日、岡本吏郎師の『ビジネスパーソンのための易経入門』の感想を書かせて頂きました。 ■[日々の哲学]ビジネスパーソンのための易経入門 https://diletanto.hateblo.jp/entry/20150829/p1 師は、易の考え方を…

お笑い公明党 トンデモ創価学会

お笑い公明党 トンデモ創価学会 「はじめに」では、自民党と組んで“戦争法”(安保法制)成立に血眼になっている公明党を批判し、大西英男や百田尚樹らの暴言も取り上げられ、2015年7月現在の状況が描写されています。 第1章 公明党・創価学会は、戦争へまっ…

安倍晋三を嗤う 笑いを制する者が言論戦を制す!

安倍政権を笑い倒す (角川新書) オビ画像 オビ画像(裏) タイトルを見ると、最初から最後まで安倍政権をテーマにして安倍政権を笑い倒しているような印象を受けますが、それは第1章のみで、それ以降は、もっと大きな視点から笑いについて語り合いながら、…

戦犯の末裔よりも戦争に反対して弾圧された者の末裔を特集してほしい

週刊現代 2015年 8/22 号 [雑誌]講談社Amazon 新聞に、週刊現代の広告が載っていた。その中で目を引いた記事がある。 戦後70年、夏の特別企画 戦争の有名人 その子孫たちは「いま」 第1部 東條英機、松岡洋右、廣田弘毅……「戦犯の家族」と呼ばれて 過酷な差…

安倍政治の行き着く先 オーウェル『1984年』の世界

1984年 (まんがで読破 MD100) オーウェルによる1984年を舞台にした文学作品については、1984年が来る前から知っていましたが、1984年になっても、それから30年以上経過しても、読むことはありませんでした。 日本が戦争に参加するための法律を「平和のため」…