OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

31古典文学

「大石東下り」「大高源吾と宝井其角」知ってますか?これぞ日本人の肚!継承していきましょう!

講談さわり集 ベスト キング・スーパー・ツイン・シリーズ 2020アーティスト:V.A.キングレコードAmazonさあお立合いお立合い。今回紹介するCDは講談さわり集だよ。色々な名人による有名な講談の聴き所を集めた総集編らしいですよ。 忠臣蔵には「義士銘々伝…

バスカービル家の魔犬 (コミック・名探偵ホームズ全集2) 旭丘光志

先日、「コミック名探偵ホームズ全集」(旭丘光志/講談社)について紹介しました。“「コミック名探偵ホームズ全集」(旭丘光志/講談社)” https://diletanto.hateblo.jp/entry/2021/07/13/202518 偶然私は第2巻『バスカービル家の魔犬』を入手できたので…

「コミック名探偵ホームズ全集」(旭丘光志/講談社)

バスカービル家の魔犬 (コミック・名探偵ホームズ全集)作者:旭丘光志講談社Amazon 先日、コナン・ドイルの『ロストワールド』を読みました。20世紀少年少女SFクラブ S・ホームズの良きライバルであるかの教授が大活躍!『失われた世界』 https://sfklubo.ne…

メアリー・ポピンズと「自由からの逃走」

メアリー=ポピンズ (高学年向学研小学生文庫 9)作者:パメラ=トラバース学研Amazon ↑曾野綾子・訳 赤坂三好・画 バンクス家に子守りとして雇われたちょっと不思議なメアリー・ポピンズ。 メアリーの行くところ、ちょっと不思議な出来事が巻き起こる。 バンク…

早口言葉とモブシーン 外郎売 (声にだすことばえほん)

外郎売 (声にだすことばえほん) 外郎売りの口上を1冊まるごと絵本に。 物売りの口上なのだから、ストーリーはあってないようなもの。 色々な早口言葉みたいなフレーズが次々と出てきます。 これをどう絵にするかと思えば、フレーズからイメージされる世界観…

まるで『キン肉マン』!格闘技講談 雷電為右衛門

講談えほん 雷電為右衛門 雷電の初土俵 (講談社の創作絵本) 物語も面白いけど何より絵が面白い。 表紙を見ても分かるけど、ダイナミックで構図が斬新。 絵本って、絵が面白いんですね。 実は私は絵本はあまり読まなかったのです。 私は物心がつかなくて字が…

荻生徂徠と豆腐屋のほんまにええ話 徂徠どうふ

徂徠どうふ 講談えほん (日本傑作絵本シリーズ) 無名時代の荻生徂徠を援助した豆腐屋とのええ話や。 苦学して学問が認められて出世したんですね。 今も昔も学問で身を立てるのは大変なことです。 今もオーバードクターが問題になっていますから。 しかしこん…

石原千秋 『学生と読む『三四郎』』

学生と読む『三四郎』 (新潮選書) 成城大学2年生が1年かけて『三四郎』を読解したゼミの実況レポート。 大学教育の裏話なんかも描かれています。 紹介されている大学生のレポートはすごい。 よく出来たレポートばかり掲載されているのでしょうが、それにし…

ホームズ贋作展覧会 解説に不満

河出文庫版と講談社文庫版の両方を古本屋で購入して所持していました。 中身は同じです。 ちなみに、 講談社文庫版の文字組は43字×20行 283ページ。 河出文庫版の文字組は43字×19行 293ページ。 解説は、巻末に各務三郎さんの4ページ程度。 その半分以上が…

柴田錬三郎翻案・ポンペイ最後の日(ネタバレ注意!)

私のHP『20世紀少年少女SFクラブ』http://sfclub.sakura.ne.jp/ はさくらサーバーを使っているのですが、一部のコンテンツは以前使っていたヤフージオシティーズに残っています。 3月末でジオシティーズが終了になるので、引っ越し作業をしています。 …

ミス・マープル、トミーとタペンス アガサ=クリスティ推理・探偵小説集〈2〉 (偕成社文庫)

アガサ=クリスティ推理・探偵小説集〈2〉 (偕成社文庫) 第1巻も併せて読めば、クリスティの色々なシリーズものを楽しめるという素晴らしい企画です。 各務三郎さんの解説も的確。 村上克己さんの表紙絵や挿絵もいい。切り絵なんでしょうか。 偕成社文庫は文…

ポワロ ハーレ・クィン パーカー・パイン アガサ=クリスティ推理・探偵小説集1 偕成社文庫

アガサ=クリスティ 推理・探偵小説集〈1〉 (偕成社文庫) クリスティといえば、エルキュール・ポワロやミス・マープルが有名です。 しかし他にもシリーズがあったんですね。 本書ではポワロもの3篇のほかに、ハーリ=クィンもの2編、 パーカー=パインものが…

冒険家クラブ/七つの時計 ミステリ・ベストセラーズ

鶴書房ミステリ・ベストセラーズに収録されたクリスティの巻の収録作品は『冒険家クラブ』『七つの時計』の二本立て。(以下、ネタバレ注意!) 『冒険家クラブ』はトミー&タペンスコンビシリーズの記念すべき第一作。 『七つの時計』はチムニーズ館シリー…

井上大助『蜘蛛』『オペラの怪人』 TOMOコミックス

↑表紙ではなく扉絵です。 ハンス・エーベルス『蜘蛛』 ギイ・ド・モーパッサン『呪いの手』 ウイリアム・ワイマーク・ジェイコブス『猿の手』 独仏英の異色怪奇三大傑作集! 冒頭の『蜘蛛』は不可解な事件の連続で、一体どんなトリックなんだと楽しみにして…

ノスタルジーだけじゃなくズッシリ重い短編集『ノスタルジー1972』

ノスタルジー1972 私が理想とする小説や映画は、『ナミヤ雑貨店の奇跡』や『三丁目の夕日』的な、レトロ風味でいい人ばかり出てきて残酷な描写がなくハッピーエンドで終わるというもの。 このパターンの物語を色々と探しているところです。 本書はタイトルか…

作詞・作曲家としての宮沢賢治作品集 メンタル・サウンド・スケッチ

宮沢賢治・メンタル・サウンド・スケッチ~星めぐりの歌 宮沢賢治は詩人・作家として高名です。 しかし作詞・作曲もされていたのでした。 本CDには知られざる宮沢賢治の作詞・作曲作品が収録されています。 詩人だから作詞の作品があるというのは分かるのです…

劇画・怪盗ルパン(1)奇岩城

劇画・怪盗ルパン(1)奇岩城 以前『奇巌城』を読んだ時、全然意味が分からなかった。『ルパン対ホームズ』も同じ感想だったので、アルセーヌ・ルパンシリーズは難解で面白くないというイメージを持ちました。 一方、シャーロック・ホームズのシリーズはよく分…

芥川症 久坂部羊

芥川症 (新潮文庫) 芥川龍之介の短編をモチーフとして医療系の短編で「芥川症」とはうまいアイディアですね。著者が医師だからこそのアイディア。 『極楽変』は、売れない芸術家と医師のパトロンの物語。 無産階級の読者としては、普通は売れない芸術家の視…

読書する女、というより朗読する女

読書する女 (新潮文庫) 「若い女性がお宅にて本をお読みします。文学書、詩集、ノンフィクション、その他何でも」 と新聞に広告を載せて本の朗読の仕事を始めたマリー・コンスタンス。 広告代理店の男にも忠告されるが、こんな広告に反応するのは少々クセの…

劇画・怪盗ルパン (3) ルパン対ホームズ

劇画・怪盗ルパン (3) ルパン対ホームズ 最近、怪盗ルパンシリーズの面白さがようやく分かるようになってきました。 そのルパンがホームズと戦う初期の名作なのですが、完訳版で読むのはしんどいと思っていたところ、マンガ版があると知って読みました。 ナ…

怪盗紳士ルパン ルパンシリーズの面白さがようやくわかって来た

西村京太郎の「名探偵シリーズ」を読むにあたり、第2作にはアルセーヌ・ルパンが登場するということで、図書館の児童書コーナーで『813』に続いて借りて読んでみました。 ルパンが初登場した最初の短編集ということで、一番最初に読むルパンものとしては本…

クリスティー文庫に解説がほしい 文庫本と解説

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 『そして誰もいなくなった』を読みました。2010年の新訳版。 少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!) そして誰もいなくなった ネタバレ感想 http://sfclub.sblo.jp/article/182094959.html …

813の謎 ルパン対オカルト魔人

膨大な財産が関わるとされるケッセルバッハ氏殺人事件の謎を巡って、ルパンと謎の人物『LM』が死闘を繰り広げる! 2冊に分かれていますが、各々独立した本編と続編というより一連の物語なので、「上」「下」とした方が分かりやすいと思います。 西村京太郎…

ネタバレなんか怖くない!パロディ作品の楽しみ方『名探偵なんか怖くない』

新版 名探偵なんか怖くない (講談社文庫) 私が子供の頃好きだったマンガ『名探偵カゲマン』で、世界の名探偵が集まる回がありました。 登場するのは、ジキール探偵、ダンテス探偵、コジャック探偵。金田一探偵もいたかのう? 元ネタは知らないながら、よく分…

マギル卿さいごの旅 チェーンの秘密

マギル卿さいごの旅・チェーンの秘密 (少年少女世界推理文学全集) 【マギル卿さいごの旅】 時刻表を見て実際に鉄道に乗りながらアリバイトリックを暴くフレンチ警部! あっちに行ったりこっちに行ったりすごく綿密で複雑なトリック。どんぶり勘定の私には付…

武蔵野・牛肉と馬鈴薯 国木田独歩を極めよう!

武蔵野・牛肉と馬鈴薯 (1965年) (旺文社文庫) 旺文社文庫。国木田独歩の6編の短編が収録されています。 わずか194ページばかりの薄い文庫本なのですが、驚くべきは解説です。 129ページ以降は解説となっています。 つまり、この薄い文庫本の本文は65%ほどで…

彼女の心を読むのに役立つ小説@男のルールブック

男のルールブック―食事から旅行まで彼女の扱い方百科 (1982年) (ゴマポケット) ずっと昔古本屋で買ってそのままになっていた。 自分には今まで必要なかったし今後も必要でないだろう知識集。 ただ、「彼女の心を読むのに役立つ小説」という3ページばかりの…

子どもとおとなのための偕成社文庫について

先日、ジュール・ヴェルヌの『神秘の島』を完訳版で読みました。 偕成社文庫で3分冊になった版です。 私が中学生時代に読めずに放り出した版は福音館書店古典童話シリーズ版で、これは箱入りで大きくて分厚くて読むのに気合いが必要な感じでした。(今はも…

マルタの鷹  少年少女世界推理文学全集

★X線カメラのなぞ・マルタの鷹 (少年少女世界推理文学全集) (感想) ハンフリー・ボガート主演の映画版を見たことあるので、映画版の記憶と補完しながら読むことができた。 各キャラの心理状態や心理的暗闘を想像しながら読むと面白い。 しかし本作品は大人…

X線カメラのなぞ レスター・リースシリーズ

★X線カメラのなぞ・マルタの鷹 (少年少女世界推理文学全集) (あらすじ) 女優エバ・ミッチェルが開いた仮装パーティーでダイヤの首飾りが盗まれた!容疑者は4人! 新聞で事件を知った義賊レスター・リースは真相を推理し、ダイヤの横取りを画策する! (感…