(私が発行しているメルマガのバックナンバーです。
以前はまぐまぐでバックナンバーを掲載してくれたのですが、
最近はバックナンバー掲載はなくなっています。
そのため、ブログにバックナンバーを掲載することにします。)
【20世紀少年少女読書倶楽部】第12回
さ・え・ら書房 日本史の目 シリーズの巻
20世紀後半の小学校の図書室にタイムスリップ!
私が少年時代を送った20世紀後半の頃に小学校の図書室に入っていたような本を
発掘し紹介するメルマガです。
https://www.mag2.com/m/0001699270
久々の発行となりました。
当メルマガの発行が半年ほど滞ったため、
まぐまぐさんから半年発行がないという警告メールが来ました。
今月中に発行しないと再発行手続きが必要になるようなので急いで発行します。
前回メルマガを発行してから、【さ・え・ら書房 日本史の目】シリーズを読みました。
日本史をテーマにしたシリーズですが、なかなかマニアックな編集がされています。
文章や構成も凝っていて、大人が読んでも満足できる歴史小説になっていると思います。
読んだ感想を書いたブログ記事をリンクします。

【三陸のむしろ旗 三閉伊一揆(日本史の目17)】
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2026/05/09/195220
幕末のペリー来航などの時代に発生した東北地方(南部藩や仙台藩)を舞台とした
一揆についての物語です。
「弘化のおし立て」から「嘉永のおし立て」に至る過程で少年・太一の成長物語としても
読めるようになっており、その辺の構成がうまい。
作者の平野直は知らなかった名前ですが、作中で柳田國男に触れたり東北地方の絵判じの暦や
言葉遊びに触れたり、学識や教養溢れる格調高い記述が素晴らしかった。
また、時々作者自身が登場して蘊蓄を講釈する趣向も面白い。
非常に味わいのある文章なので、他の著書も読んでみたくなりました。

【天満に上がったのろし: 大塩平八郎 (日本史の目 18)】
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2026/04/13/204622
乱を起こすのはほとんど最後の方で、半分以上の大部分はそれに至る名与力時代の活躍や
与力引退後の学者時代の活躍の記述であります。
まるで遠山の金さんや大岡越前のような大衆娯楽時代劇のようです。
これらにミステリー的要素のエピソードを加えたら銭形平次捕物帳になります。
それで最後に乱を起こすのだから、ドラマ的要素がてんこ盛りです。
これは是非ともTVドラマ化してほしいものです。
……と思って大塩平八郎のドラマについて検索してみると、
本格的なドラマ化は今までないみたいです。

【追われても追われても 高野長英(日本史の目 19) 】
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2026/06/28/204903
高野長英の厳しかった人生を描いた本書は長英の修行中の厳しい時代が終わると
すぐに蛮社の獄となり、逃亡時代に入ります。
学問は何のためにするのか、学問の本道とは何なのか。
そのような問題意識を持つ時、江戸時代末期から明治維新にかけての蘭学者の活躍は
非常に面白く、また学ぶ意義はあると思います。
大河ドラマでも幕末や明治維新期はよくテーマになりますが、
学者中心に描かれたことはまだないように思います。

【いい話ほどあぶない: 消えた赤報隊 (日本史の目 25)】
https://diletanto.hateblo.jp/entry/2026/06/01/062419
赤報隊とは、明治維新の時、官軍の東征の先発隊となって出発した軍団で、
一番隊は相楽総三に率いられていました。
本作品は相楽総三中心に描かれています。
それと並行して、過酷な年貢の取り立てに苦しめられる諏訪の長百姓である五兵衛の一家や、
貧しさのために出奔して赤報隊に加わった太郎作少年の物語も描かれます。
赤報隊と地方農民の人生がクロスしていく構成がうまい。子ども向けながらよく練られた
構成です。
【編集後記】
今月中というタイムリミットにせかされて慌ただしい構成でした。
今後このメルマガをどのような形で発行していくか、検討してみることにします。
とりあえず発行はしぶとく続けさせて頂きますので、今後もよろしくお願いします。
【バックナンバーはこちらのページからリンクしています】
https://sfklubo.net/retletero_magazino/
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