OLDIES 三丁目のブログ

森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

レトロおやじの童謡・唱歌 言い捨て御免!

 NHK-FMで毎週月曜16時からつのだ★ひろさんがDJをしてる80分の昭和歌謡番組がある。現実逃避・過去回帰・懐古趣味のわしには聞き逃せない番組で、トークマスターで録音しておる。
  
[rakuten:books-sanseido:10021779:detail]
 ↑わしのは旧タイプで1.3倍速までじゃが、最近のは1.5倍速までできる。赤いのなら3倍速再生まで可能にしてほしい。
  
 今年の4月ごろからか、この番組の次に童謡や唱歌を流す番組が始まり、これも聴き逃せなくなってこの番組まで録音するようになってしまった。

「にっぽんのうた 世界の歌」
 放送時間 :午後5:20〜午後6:00(40分)
  ジャンル :音楽>童謡・キッズ
  音楽>民族音楽ワールドミュージック

 流れるのは子どもを対象に作られた童謡・唱歌が主である。子ども向きとはいえ、大人が聴いても、いや大人になって初めて分かる深い味わいというものがある。
 ぜひ末永く続いてほしい番組である。
   
 2009年10月19日(月)放送
   http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=200&date=2009-10-19&ch=07&eid=294

 
「星の界」                  (森繁 久彌)
                       (3分13秒)
           <日本クラウン CRCN−40049>

♪文語体で格調高い歌じゃ。
 しかし、わしが中学生だった頃に音楽の授業で習ったのと歌詞が違っている。訳詞家によって違うバージョンが存在するようじゃ。
 わしが覚えているのは
「宇宙の広さを しみじみ思う」
「思えば不思議な 星の世界よ」
 音楽の教科書に載っていた挿し絵まで思い出せそうじゃ。
  
「汽車」              (西六郷少年少女合唱団)
                       (2分25秒)
          <日本コロムビア COCX−31555>

鉄道唱歌」            (西六郷少年少女合唱団)
                       (2分57秒)
    <日本コロムビア COCX−31553/31555>

「汽車ポッポ」        (川田正子、森の木児童合唱団)
                       (2分34秒)
♪やはり童謡・唱歌には汽車がよく似合うわい。新幹線も初登場の頃は童謡が作られたんじゃろうが、新幹線だとかリニアだとか、テーマとしては使いにくいんじゃろうか。窓も開かず、悪ければ外の景色も見えないんじゃ、歌にもしにくいのう。もはや日本文明は列車を童謡にする段階ではなくなってしまった。スピードに新鮮味が失われた、先進国病ともいえる。
 そういえば、チンチン電車路面電車)を歌った童謡・唱歌もあまり思い浮かばんのう。いいテーマだと思うんじゃが。
 環境や資源のことを考えて公共機関の利用を推進しノーマイカー運動を広めていく観点から、チンチン電車や路線バスをPRするような新しい歌を広く公募するような試みがあっていいんでは?
 
「田舎のバス」

  
 
「お山の杉の子」       (川田正子、森の木児童合唱団)
                       (2分43秒)

  
♪禿山に小さな杉が生えてきて、やがて見事な杉山になるまでを歌った立身出世・苦節100年の大河ドラマ。緑化活動やエコロジーの精神にも通じる深いい〜名曲である。
 この番組のアナウンサーの富沢美智恵さんが幼い頃、朝起きれずに寝坊すると、母親がこの歌を歌って活を入れられたそうじゃ。素晴らしい情操教育じゃな。孟母三遷の故事につながる立派な教育じゃ。かつて日本人が持っていたハングリー精神・苦学勉励の美徳を忘れてはならん。こういった名曲を次の世代に継承していくのは我々の世代の努めじゃ。さあ明日から子どもや孫達に「お山の杉の子」を歌ってやろう!
 
 wikipedia:お山の杉の子

   
 何と元々は戦意高揚の歌だったのか。由来を知ると“本当は悲しいにっぽんのうた 世界の歌”じゃ。歌そのものに罪はなく、いい歌は残しておきたいもんであるが、誤った歴史観による戦争肯定思想は断固拒否せねばならん。
  
「野菊」                (森の木児童合唱団)
                       (2分24秒)
          <日本コロムビア COCX−31553>

「森へ行きましょう」       (ポーランド少年大合唱団)
                       (2分28秒)
「歌うよカッコー」        (ポーランド少年大合唱団)
                       (2分13秒)
「小鳥の歌」           (ポーランド少年大合唱団)
                       (4分33秒
ポーランド少年大合唱団 が歌っていることからも分かるように、ポーランド語版じゃ。いわゆる洋楽じゃな。
 思えばビートルズマイケル・ジャクソンなど洋楽は日本語に訳さずに原語のまま聴くのが一般的じゃな。それなら童謡の洋楽も原語のまま聴いたり歌ったりするという楽しみ方もあるんではないか。知識の吸収のいい子ども時代に世界各国の古典歌謡を原語で楽しめるという教育効果もある。
 これは大人にもお勧めの語学学習法じゃ。名づけて超・レバレッジ洋楽学習法。趣味は洋楽鑑賞と外国語、これがステータスじゃ。
  
「おしゃべりあひる」           (杉並児童合唱団
                       (2分06秒)
♪日本語歌謡に戻ってきた。なるほどあひるはくちばしが平たくて大きくて、いかにもおしゃべりな感じのする生き物じゃ。ちょっと間の抜けた顔をしとる。あひるさんは悪い人ではないじゃろう。 
   
「踊ろう楽しいポ−レチケ」      (東京放送児童合唱団)
                       (2分26秒)
♪日本語に訳されとるが、一部外国語がそのまま残っとる。意味は分かるようで分からん。
  
「みかん畑で」            (東京放送児童合唱団)
                       (1分28秒)
          <日本コロムビア COCE−30588>
ポーランドにもみかん畑があったのか。
   
「シャボン玉」                (鮫島有美子
                       (1分40秒)
          <日本コロムビア COCX−31554>
♪よく知られていることじゃが、この歌も成立の背景に悲しい話がある。
 
  
トークマスターで語学講座も音楽番組も録音
  http://yorodzu.seesaa.net/article/40332017.html
  
新番組『にっぽんのうた 世界の歌』DJ富沢美智恵さんインタビュー!
  http://www.nhk.or.jp/fm-blog/200/17922.html

  


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