「薩長連合しか方法がない!」
と、龍馬以上に熱く薩長連合を語る中岡慎太郎(増沢望)。
薩長連合は龍馬のオリジナルではなかったのか、中岡も考えていたのだろうか。突然現れた龍馬以上に熱い男。一体彼はどんな人物だ!?(⇒⇒)
天満宮で龍馬と密談する中岡。私は中岡が九州に龍馬を呼んだのかと思って見ていたが、後でNHKの公式サイトを見ると、これは京都の天満宮のことらしい。天満宮というと大宰府を連想してしまう。幕末事情にも京都の地理にも疎いのだが、かえってこれで先入観なく今回の大河ドラマを楽しむことができる。
今回、新選組は2年間いた八木家を離れ、西本願寺へと屯所を移す。
八木家を離れる近藤勇(香取慎吾)の回想シーンの中に、懐かしい久ばあさん(正司歌江)、山南敬助(堺雅人)、それに平山五郎(坂田聡)、平間重助(剛州)の姿が……。
桂小五郎(石黒賢)といるところを発見され、追い詰められた滝本捨助(中村獅童)。
やけくそで反撃すると意外と強く、武田観柳斎(八嶋智人)を苦戦さす。
「で、できる!」
と目を丸くする斎藤一(オダギリジョー)。
というか、観柳斎の剣の力はどれくらいなのだろうか。
西本願寺内で、引っ越し準備を見て回る近藤。
河合耆三郎(大倉孝二)が、近所に配る引っ越し挨拶のタオルをどちらにするか、と聞きに来る。この時の近藤の様子が変だった。
今までは、一般の隊士にも分け隔てなく接してきた近藤だが、この時は、ムスッとしたいかめしい顔つきでうなづくだけ。一般の隊士に壁を作っているような雰囲気だった。
新選組の寄宿を喜ばない西本願寺の僧達だが、伊東甲子太郎(谷原章介)が西本願寺と信長や秀吉との由緒に話題を持っていき、喜ばせる。
早速、いやな顔をする土方。自分以外の者が目立つのが嫌なようだ。
このエピソード、壬生狂言鑑賞の席で会津候や会津藩士の前で芹沢らと繰り広げた文化論争を思い出す。
>松原は、斎藤(オダギリ ジョー)の忠告を聞かずに自分が殺めた男の妻女に金を届けに行く。/
公式HPにこんな記述があったが、斎藤が忠告するシーンはなかったが。この事件が後に大きくなりそうだが。
岩倉友山(具視)(中村有志)の家にいた西郷吉之助(隆盛)(宇梶剛士)。
なぜ薩摩の西郷が岩倉の家にいるのか!?
番組導入部や番組中の龍馬のセリフでもちらっと説明されていたが、薩摩の西郷が色々動き出すようだ。
「亡羊としているが意外と権謀術数に長けた男」
と西郷を見る龍馬。
一方、松平容保(筒井道隆)は、今回のドラマでも、損得考えずに思い立ったら一筋に……というタイプである。
会津と薩摩の運命が別れていく。