一番すげぇーのはプロレスなんだよ〜!プロレスの地位向上と毎週1時間放送を目指す極私的地上波TV観戦記 であります。
何しろ私は幼い頃からのプロレスファンで、一時はプロレス専門誌紙を定期購読していたくらいであります。
現在は時間も金にも余裕がないので、地上波TVを観戦するしかプロレスに触れる手段がありません。新日もノアも週1回30分だけなので、流れがどうなってるか分かりづらいところもある。
そんなわけで、地上波TV放送から知り得る範囲のみから妄想を暴走させていることをあらかじめお断りしておきます。(⇒⇒)
9月26日(日)ワールドプロレスリング〜プロレスを汚す蝶野
新日がここまで堕ちてしまったとは、本当に驚いた。
蝶野VS天龍の一騎打ちで蝶野がチェーンを持参。急きょチェーンデスマッチとなる。
何でここでチェーンデスマッチになるのか。唐突すぎる。
そもそも新日本は、デスマッチを売り物にした団体ではなかったはずだ。
ランバージャックデスマッチは覚えているが、新日史上でチェーンデスマッチなど記憶にはない。
そして、チェーンデスマッチを主張した蝶野自身が試合開始直後にチェーンを外し、リング下と結びつけるという、ふざけた行為をした。これで、天龍の行動範囲が制限されることになった。
その上ビール瓶を割って反則攻撃に使うという、馬鹿馬鹿しい行為をした。ブッチャーやシークの時代に逆戻りか!?
この時点で反則を取るべきだった。こんな滅茶苦茶な試合、デスマッチを売り物としたインディー団体ならともかく、メジャープロレス団体である新日では続けてはいけない。
ようやく反蝶野陣営のセコンドにより、試合がランバージャックデスマッチ形式となり正常な形となったが、画面編集後、また蝶野がチェーンを持ち出し、反則攻撃を続けていた。
あれだけ汚い手を使ってようやく全日出身の一世代前のレスラーに勝っているようでは、新日のレベル低下を証明しているようなものである。
私も昔は猪木派の新日ファンで、新日レスラーは全日レスラーより強いと信じていたが、もはや現在、新日選手ががノア選手に勝てるとは思えなくなってきた。
かつて高山善廣が魔界倶楽部について
「奴らはプロレスを汚している」
と評していたが、今の蝶野やライガーこそ
「プロレスを汚している」
のである。
人気・知名度・実力ともに日本のプロレス界でトップ級の蝶野やライガーだからこそ、影響力が大きい。
その影響力が大きい蝶野やライガーがこのような試合をするのは、プロレスにとってマイナスでしかない。
一昔前のステレオタイプ化されたプロレスの悪いイメージそのものではないか。
プロレスを知らない人が蝶野やライガーの軍団の汚れた試合を見れば、
「やはりプロレスはこんなものか」
と思うだろう。
確かに本日の試合で、蝶野・ライガーらの軍団と、それに対抗する天龍&健介&新日正規軍という流れができた。
しかし、ノアであれば、こんな下らない茶番などやらずとも、試合のみで流れを作っている
(田上明が三沢光晴と時間切れ引き分けして小橋建太への挑戦権をつかむ、など)。
かつて全日本時代、超世代軍の田上明や川田利明が超世代軍と袂を分かって鶴田軍に入った時も、因縁なしに自然に移籍していた。試合のみで流れを作る理想の形である。
かつて大仁田厚のデスマッチを批判していたのは、蝶野やライガーではなかったか。
その蝶野やライガーが今や同じことをして、新日のプロレスをかつての大仁田プロレスのようにしている。
これは大仁田のFMWを批判しているのではない。あの頃のFMWも面白かったし、プロレスの知名度を上げることに貢献した。
しかしあれは、インディー団体だから許せることだったのである。
歴史もある日本最大のメジャー団体、日本のプロレス団体を代表する、と思われている新日本があんなふざけたプロレスをすることは許されない。
新日は、WWEのようなプロレスを目指しているのだろうか。しかしこれでは、崩壊前のWCWではないか。
プロレスを汚し、新日のレベルを低下させる蝶野やライガーなどは、即刻新日から出て行ってほしい。